はじめまして!オレンチと申します。
まずはこちらのツイートをご覧ください。
「フェイス/オフ」続編にニコラス・ケイジ&ジョン・トラヴォルタも出演?という質問に対してアダム・ウィンガード監督が回答。“それに答えるのはまだ早いかな。でも言えることは、この映画は誰かの顔をすげ替える手術の話じゃなく、ショーン・アーチャーとキャスター・トロイの物語だってことだ”。 pic.twitter.com/6sI767utyr
— 映画情報 オスカーノユクエ (@oscarnoyukue) March 24, 2021
ジョン・ウー監督が手がけた90年代の代表作『フェイス/オフ』 の続編がまさかの決定。
『ゴジラVSコング』のメガホンをぶん回すことになったアダム・ウィンガードに『フェイス/オフ』続編の監督が決まりした。
そしてウィンガード監督が激アツな回答を発信してくれたんです!
正直このツイートを見た時、「わかってるぅぅぅ!!」と叫びたくなりました。
というわけで今回は、『フェイス/オフ』続編の公開を記念して、ショーン・アーチャーとキャスター・トロイの関係に似たような因縁のライバル映画を特集していきます!
目次
因縁のライバル映画特集
あらすじ・概要
1996年。凶悪犯フェニックスを捕らえるものの、数十人の人質を死なせたために彼と共に70年の冷凍刑を下された刑事スパルタン。だが2032年、解凍されたフェニックスが逃亡してしまう。凶行を繰り返す彼を倒すべく、警察はスパルタンも解凍して追跡させるが。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
ジョン・スパルタン VS サイモン・フェニックス
「『フェイス/オフ』っぽい映画といえば?」という需要が蟻の巣の入り口くらいニッチな質問に、即答したいのがこの映画。
『ジャッジ・ドレッド』や『クリフハンガー』など、スタローンがハリウッドを引っ掻き回してた頃の代表的な作品の一つです。
とにかくスタローンとスナイプスのキャラ立ちがえげつなく、場所と時代を変えながら10ラウンドくらいまで二人のぶつかり合いを堪能できます。
暴力が淘汰された近未来で、脳筋二人がぶっ壊しまくるのもポイント高。
デモリションマンの由来は《(スタローンが)物をよく壊すから》という90年代脳筋アクションの遺産のような設定が最高に心を揺さぶります。
詳細情報
- 原題:Demolition Man
- 監督:マルコ・ブランビラ
- 撮影:アレックス・トムソン
- 脚本:ピーター・M・レンコブ、ロバート・レノウ
- 音楽:エリオット・ゴールデンサール
- 出演:シルヴェスター・スタローン、ウェズリー・スナイプス
あらすじ・概要
フィラデルフィアに住むしがない4回戦ボクサーのロッキーは、ある時、世界チャンピオン・アポロから対戦相手の指名を受ける。自分がただの三流ボクサーではないことを証明するため、愛する女性・エイドリアンのため、彼は勝つ見込みのない試合に挑む。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
ロッキー・バルボア VS アポロ・クリード
スタローンはいつも誰かと戦っている。
とりわけロッキー・バルボアに関しては、クラバー・ラング(ミスターT)やイワン・ドラゴ(ドルフ・ラングレン)など因縁のライバルと呼べる対戦相手に恵まれ囲まれています。
しかしやはり他のライバルを置き去りにして、ロッキーの立つリングに上がって欲しい永遠のライバルはアポロ・クリード以外にいないと思います。
もっと突っ込んでいえば、ロッキーは常に自分と戦ってるんですけどね。
詳細情報
- 原題:Rocky
- 監督:ジョン・G・アビルドセン
- 出演:シルベスター・スタローン、カール・ウェザース
あらすじ・概要
エリートパイロット養成機関「トップガン」入りを果たしたマーベリック。女性教官・チャーリーとの恋、相棒・グースの死などを経て成長を遂げた彼は、緊急出撃命令を受けてF-14に乗り込み、ライバルのアイスマンらとともにインド洋上へ向かう…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
マーヴェリック VS アイスマン
まだトム・クルーズが飛行機の内側にいた頃に撮られた名作。
まさかここから30年近く後に、飛行機に馬乗りになって空を飛ぶことになるとは本人も予想だにしなかったでしょうね。
ふと脳裏に降りてきたんですが、『ミッション:インポッシンブル/ローグ・ネイション』のあのシーンって『博士の異常な愛情』の名シーンを体を張ってやったに近しいですよね。
話はそれましたが、マーヴェリックとアイスマンのプライドをかけた戦いは最高ですよ。
詳細情報
- 原題:Top Gun
- 監督:トニー・スコット
- 出演:トム・クルーズ、ヴァル・キルマー
『魔神ドラキュラ』
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解説・おすすめポイント
ドラキュラ伯爵 VS ヴァン・ヘルシング教授
元祖因縁のライバル映画と言っても過言ではないでしょう。
もはや二人の関係はアイコン化されており、時空を超えて戦い続けています。
ドラキュラ伯爵や、ヴァン・ヘルシング教授を演じた俳優は数多にいますし、今後も増え続けることでしょう。
今回は最初期のユニバーサルモンスターズに所属する『魔神ドラキュラ』をチョイス。
ベラ・ルゴシの顔芸映画とも言える紛う方なきドラキュラ像は必見です。
詳細情報
- 原題:Dracula
- 監督:トッド・ブラウニング
- 出演:ベラ・ルゴシ、ヘレン・チャンドラー
あらすじ・概要
大都会ゴッサム・シティで起こる犯罪に対し、ゴードン警部補とバットマンは取締まりを強化するが、口の裂けたピエロ顔の犯罪者ジョーカーが勢力を拡大。新任検事のハービーも正義感に燃え捜査を開始するが、ジョーカーに捕らわれ大火傷を負ってしまい…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
バットマン VS ジョーカー
「アメコミ映画のライバルといえば?」でアンケートを取ったら、ぶっちぎりで1位を獲得しそうなのが「バットマンとジョーカー」ですよね。
こちらも過去感度か映画化されていますが、二人のライバル的・表裏一体感をピッカピカに迸らせたのは『ダークナイト』が一番でしょう。
詳細情報
- 原題:The Dark Knight
- 監督:クリストファー・ノーラン
- 撮影:ウォーリー・フィスター
- 脚本:クリストファー・ノーラン、ジョナサン・ノーラン
- 音楽:ハンス・ジマー
- 出演:クリスチャン・ベイル、ヒース・レジャー
あらすじ・概要
2029年、人間軍と戦う機械軍は、人間界の指導者となるジョン・コナーを抹殺するべく最新型ターミネーター「T-1000」を1994年のL.A.へ送る。人間軍もジョンを守るため、旧式のターミネーターを同じ場所へ送り、2体のターミネーターの壮絶な戦いが始まる。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
T-800 VS T-1000
ハリウッドを代表する映画シリーズで、通算6作制作されていますが、今だに『ターミネーター2』の屍を越えられないシリーズでもあります。
その理由はT-1000という完全無欠なヴィランが原因。
T-1000の性能もさることながら、ロバート・パトリックの名演技も一役買っていますよね。
詳細情報
- 原題:Terminator 2: Judgment Day
- 監督:ジェームズ・キャメロン
- 出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、ロバート・パトリック
あらすじ・概要
199X年。アメリカでは凶悪なテロ事件が横行していた。そんな凶悪犯罪を超人的な力によって解決する特殊部隊“ユニバーサル・ソルジャー”。彼らの正体は20数年前にベトナム戦争で戦死し、極秘裏に無感情な人間戦闘マシーンに改造された歴戦の兵士たちだった。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
リュック・デュブロー VS アンドリュー・スコット
(ジャン=クロード・ヴァンダム VS ドルフ・ラングレン)
ジャン=クロード・ヴァンダムとドルフ・ラングレンの代表作的とも言えるライバル映画で、実は『インデペンデンス・デイ』のローランド・エメリッヒのハリウッドデビュー作でもあります。
気づいたら4作続いているシリーズで、その全てにヴァンダムが出演しています。
2作目は黒歴史になっている模様。
詳細情報
- 原題:Universal Soldier
- 監督:ローランド・エメリッヒ
- 出演:ジャン=クロード・ヴァンダム、ドルフ・ラングレン
あらすじ・概要
アカデミー賞3冠。主演:レオナルド・ディカプリオ×音楽:坂本龍一×監督:A・G・イニャリトゥのドリームチームで放つ、映画史上に残る強烈で壮大なサバイバルドラマが誕生した。過酷な自然の中で生き延びたハンター、ヒュー・グラスの実話を映画化。復讐の先に何かあるのか―。レオナルド・ディカプリオが悲願のオスカーを手にした迫真の演技で魅せる壮大なサバイバル・アドベンチャー。
(amazonより)
解説・おすすめポイント
ヒュー・グラス VS ジョン・フィッツジェラルド
(レオナルド・ディカプリオ VS トム・ハーディ)
熊パニック映画としても一級品で、ネイチャーサバイバル映画としも見ることができますが、『レヴェナント』はライバル映画であり、復讐映画でもあります
ちなみに原作の『蘇った亡霊:ある復讐の物語』は本作以前に『荒野に生きる』というタイトルで映画化されています。
詳細情報
- 原題:The Revenant
- 監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
- 出演:レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ
あらすじ・概要
緻密な計算に基づくレース展開で勝利を手にしてきた頭脳派ニキ・ラウダと、アグレッシブなテクニックを身上とする天才肌のジェームズ・ハント。F3時代からしのぎを削ってきた2人のライバルは1976年、世界一の座を賭けて世界最高峰の舞台F1で対決する…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
ジェームズ・ハント VS ニキ・ラウダ
(クリス・ヘムズワース VS ダニエル・ブリュール)
実在した二人の天才F1レーサーを追った、友情とプライドがぶつかり合う傑作です。
野生的なジェームズ・ハントと、計算で勝負するニキ・ラウダという対極的な二つの才能が同じ土俵で勝負する感じが良いっすね。
ジェームズ・ハントを演じたクリス・ヘムズワースはご存知どおり雷神ソーですが、ニキ・ラウダを演じたダニエル・ブリュールは、シビル・ウォーの仕掛け人ヘルムート・ジモを演じたその人です。
シビル・ウォーであいまみえなかったと思ったらこんなところで対決していたんですね。
詳細情報
- 原題:Rush
- 監督:ロン・ハワード
- 出演:クリス・ヘムズワース、ダニエル・ブリュール
あらすじ・概要
ジョセフ・コンラッドの短編小説を「エイリアン」以前のリドリー・スコットが映画化した異色のドラマ。19世紀のヨーロッパを舞台に、決闘に取り憑かれた男(ハーヴェイ・カイテル)と彼に決闘を挑み続けられる男(キース・キャラダイン)の奇妙な関係を、美しい時代描写と風景描写を交えながら描き上げる。
(amazonより)
解説・おすすめポイント
アルモン・デュベール VS ガブリエル・フェロー
(キース・キャラダイン VS ハーヴェイ・カイテル)
あまり知られていないリドリー・スコットのデビュー作で、カンヌ国際映画祭新人監督賞を受賞した隠れた傑作。
逆恨みから時代を超えて決闘を申し込み続ける男と、それを受ける男の生涯を描いた作品です。
もはやこの決闘は愛に等しく、本作はラブ・ストーリーに近しいと言えるでしょう。
原作は『地獄の黙示録』の『闇の奥』で知られるジョセフ・コンラッド。
詳細情報
- 原題:The Duellists
- 監督:リドリー・スコット
- 出演:キース・キャラダイン、ハーヴェイ・カイテル
あらすじ・概要
全米女子テニスチャンピオンのビリー・ジーン・キングのもとへ、かつての世界王者のボビー・リッグスから電話が入る。「対決だ! 男性至上主義のブタ対フェミニスト!」と一方的に試合を申し込まれる。ビリー・ジーンがボビーの挑戦を受けたその瞬間から、世界中の男女を巻き込む、途方もない戦いが始まった─!
(amazonより)
解説・おすすめポイント
ビリー・ジーン VS ボビー・リッグス
(エマ・ストーン VS スティーブ・カレル)
ビリー・ジーンという女性テニス選手と、ボビー・リッグスという男性テニス選手の実際に行われた男女対抗戦をテーマにした作品です。
ビリー・ジーン vs ボビー・リッグスという枠を超え、女子テニス vs 男子テニスという世界を飛び出し、女 vs 男という「性別間の戦い」まで舞台を挙げた世紀の一戦です。
物語のテーマが今風であることはさておき、エマ・ストーンの完コピ感にスタンディングオベーションな映画でした。
詳細情報
- 原題:Battle of the Sexes
- 監督:ジョナサン・デイトン
- 出演:エマ・ストーン、スティーブ・カレル
あらすじ・概要
大恐慌時代のアメリカ。ギャングのジョン・デリンジャーは、悪辣な銀行を襲い、逮捕されても華麗に脱獄を果たして民衆から英雄視される存在に。さらにビリーという美女と恋に落ちて華麗な日々を送るが、メルヴィン率いるFBI特捜班の追撃に苦しめられていく。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
ジョン・デリンジャー VS メルヴィン・パーヴィス捜査官
(ジョニー・デップ VS クリスチャン・ベール)
逃げるデップと追うベール。
実在したギャング、ジョン・デリンジャーをジョニー・デップがスクリーンの中に蘇らせた作品で、監督は『ヒート』のマイケル・マンです。
マイケル・マン監督映画らしく、銃声が轟く映画でした。
詳細情報
- 原題:Public Enemies
- 監督:マイケル・マン
- 出演:ジョニー・デップ、クリスチャン・ベール
あらすじ・概要
仕事に疲れて一般的な家庭生活が送れない刑事ヴィンセント。冷徹無比の犯罪組織のボス、ニール。追う者と追われる者、虚々実々の駆け引きとせめぎ合い。やがて二人はそれぞれの抱える孤独のうちに、奇妙な共感を覚える。だが彼らには避けては通れない運命の直接対決が待ち受けていた。
(amazonより)
解説・おすすめポイント
ヴィンセント・ハナ VS ニール・マッコーリー
(アル・パチーノ VS ロバート・デ・ニーロ)
ハードボイルド系ライバル映画の決定版。
これを超えるハードボイルド系ライバル映画はこの先現れないだろうし、パチーノとデニーロを超えるゲキ渋ライバルも現れないだろうなと思います。
そのくらい決定版。
いうまでも無いですが、白昼の銃撃戦は必見すぎて常識に近いです。
詳細情報
- 原題:Heat
- 監督:マイケル・マン
- 出演:アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ
あらすじ・概要
ある時、ロシア・マフィアの一員がFBIの手入れで死亡。激怒したボスは、正体不明の殺し屋・ジャッカルを雇い米国要人の暗殺を依頼する。一方、その動きを察知したFBI副長官は、ジャッカルを詳しく知る元IRAの囚人・デクランに協力を要請するが…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
ジャッカル VS デクラン・マルクィーン
(ブルース・ウィリス VS リチャード・ギア)
珍しく悪役に扮したブルース・ウィリスと、珍しくアクション映画に出演したリチャード・ギアという、珍しさと珍しさがお見合いしたような映画。
ブルース・ウィリスの殺し屋ジャッカルがなかなかキレているし、リチャード・ギアもなかなか渋みがあって予想外に良作です。
派手に消し飛ぶ若かりしジャック・ブラックにも注目。
詳細情報
- 原題:The Jackal
- 監督:マイケル・ケイトン=ジョーンズ
- 出演:ブルース・ウィリス、リチャード・ギア
あらすじ・概要
FBI捜査官・アーチャーは大捕物の末、凶悪なテロリスト・キャスターを逮捕したが、彼は街に強大な爆弾を仕掛けていた。キャスターは植物人間となってしまったため、アーチャーは整形手術でキャスターに成り済まし、彼の弟に爆弾の所在を聞きだそうとする。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
ショーン・アーチャー VS キャスター・トロイ
(ジョン・トラヴォルタ VS ニコラス・ケイジ)
最後は一応特集の華、『フェイス/オフ』も扱っておきます。
どう見てもトラヴォルタの方がガッチリしているのに、「体格が似ているから」と憎んでいる凶悪犯の顔を移植されたショーン・アーチャーの悲運な戦いを描いた傑作です。
ジョン・ウーの顔からは想像ができない趣味がダンスということで、アクションシーンにはダンス敵アイディアが盛り込まれているため、驚くほど華麗な銃撃戦になっています。
90年代の映画的と言い換えれるほど時代を代表するアクション映画かなと思いますね。
お互いの顔が入れ替わっているということで、鏡に映しあったような構図が多く作り込まれていることにも注目してみてください。
詳細情報
- 原題:Face/Off
- 監督:ジョン・ウー
- 出演:ニコラス・ケイジ、ジョン・トラヴォルタ
終わりに
ここまでお読みいただきありがとうございました!
こちらの記事をよろしく!
この2つの記事をセットにすることで僕の名刺がわりになります。
さらに「この映画見たよー」「こんな映画もおすすめだよー!」という方、下のコメント欄からどしどしコメントをいただければと思います!
オレンチ
コメントは必ず返して、教えていただいた映画の考察や紹介などもさせていただきたいです!
今回ご紹介した映画を一つでも気になったものがあれば、ぜひぜひご鑑賞ください!