映画だらけのオレンチ 
| オススメ度 | (4/5) |
| 公開日 | 2020年 |
| 制作国 | アメリカ |
| 上映時間 | 120分 |
| ジャンル | ドラマ |
1960年代、アンソニー・マッキーとサミュエル・L・ジャクソン演じる２人の起業家が、不動産売買での人種差別に立ち向かおうと巧妙なビジネスプランを考え出す。黒人もアメリカンドリームをつかむ権利を手にできるようにと奮闘する二人の、実話に基づいた物語。
AppleTV+より引用
- アメリカ合衆国初の黒人銀行オーナー！
- MCUでおなじみアンソニー・マッキー＆サミュエル・L・ジャクソン！
『ザ・バンカー』はアンソニー・マッキー＆サミュエル・L・ジャクソン主演で贈る、AppleTV+オリジナルの伝記映画。
1960年代のアメリカを舞台に、黒人男性二人が人種差別に抵抗しながら不動産業で成り上がっていく、実話を元にした物語です。
タイトルのバンカーとは銀行所有者のことを指し、（おそらく）アメリカ合衆国で初の黒人銀行オーナーということになります。
銀行・不動産ということで専門用語は登場しますが、骨太な政治経済映画とは異なり人種差別にテーマの比重を寄せ、展開にはスピード感があるので単純にサクセスストーリーとしても面白く・興味深い作品かなと思います。
展開にスピード感を感じることができる１つの要因は、シーンの切り替えが早いことですかね。シーンの切り替えが早いとロケーション（背景など）に動きが生まれるので飽きにくいんですよね。
現代の日本に住んでいると黒人が銀行のオーナーになることの難しさについて想像しずらいかもしれませんが、当時のアメリカ合衆国において、いかに難しかったかが本作を観るとよく分かります。
差別の強い地域では、黒人というだけで融資を受けることができず、事業を成長させたくても差別という壁がそうさせてくれなかったこともよく分かります。
ではどのようにして本作の主人公は銀行を所有することができたのか。映画の内容について詳しいことは避けますが、銀行版の『ブラック・クランズマン』といったところ。
それにしても本作のような作品には、白人と言う特権＋政治家という権力を振りかざし、全力で黒人を潰そうとする最悪最低な奴がよく登場しますが、そういった歴史上の人物を悪者として描くことには大きな意義がある気がしてなりません。
特権＋権力を振りかざしてた頃はほんのひと時ですが、映画の中で悪者として一生残るのですから。
そんな『ザ・バンカー』。是非ご鑑賞ください。
配信状況は上記の通り。『ザ・バンカー』はAppleTV+が独占配信している作品なので、AppleTV+でのみ鑑賞することが可能です。全話見放題で配信しているので、お試し期間中に解約すれば無料で全話見ることも可能です。
AppleTV+は全てオリジナル作品を展開している配信サービス。見渡す限りオリジナル作品で、配信オリジナルが好きな人にとって金脈のような配信サービスです。
どのドラマや映画もハリウッドで一度は見たことがある俳優が出演しており、スティーブン・スピルバーグなどの有名監督も参加しています。ここでしか見れないような掘り出し物を探している人にとって非常にお勧めな動画配信サービスとなっています。
結論『ザ・バンカー』を観たい人はAppleTV+一択です！
配信状況は2023年4月27日時点のものです。
