オススメ度 |
公開日 | 2022年 |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 126分 |
ジャンル | 戦争 コメディ |
- 嘘みたいな本当の話
- ジャンルを越えた作劇
- ベトナム戦争を体感する物語
『史上最高のカンパイ!戦地にビールを届けた男』はザック・エフロン主演で『グリーンブック』や『メリーに首ったけ』などのピーター・ファレリがメガホンを取った戦争×コメディの作品。
ベトナム戦争へ従軍した地元の仲間たちを励ますため、ビールをボストンバックいっぱいに詰め込んで現地へ向かったチッキーの物語を描いています。
まるでハリウッドのコメディ作家が考えついたような話ですが、驚くことに実話なんです。どの程度、脚色されているかはわかりませんが、少なくとも激戦区で撮影した集合写真は本物で、本編の最後に実際の写真が登場します。
死と隣り合わせの緊迫した現地のテンションと、細かいことは考えず現地に訪れたのーてんきとも言えるチッキーのテンションとのギャップがコメディを生み出しています。
ただチッキーはバカというわけではなく、ただ無知なだけで一応考えて行動しているという点がある意味チッキーの魅力でしょうか。
ただし完全にコメディというわけではなく、ベトナム戦争の現実を体感させるような作りになっていることにも是非注目していただきたいです。
国の嘘によって世界を守っている戦争だと信じていた男が、実際にベトナム戦争を体験することで真実に気づいていく流れとなっており、当時実際にアメリカ国内の人々が体験したようなことを再現しています。
当時のアメリカでは戦場カメラマンが数多く現地入りをし、メディアを通じて現実を伝えました。現実を知った国民たちは国を信じることができなくなり、ヒッピー文化を生むことになるんですね。同様に映画史にはアメリカン・ニューシネマというジャンルを生み出しました。
そう思うとチッキーの心の変化を物語に沿って目の当たりにする僕たち鑑賞者も、当時のアメリカの心の変化を追体験するような作品と言えるのかもしれません。
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どのドラマや映画もハリウッドで一度は見たことがある俳優が出演しており、スティーブン・スピルバーグなどの有名監督も参加しています。ここでしか見れないような掘り出し物を探している人にとって非常にお勧めな動画配信サービスとなっています。
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