映画だらけのオレンチ 
| オススメ度 | (4/5) |
| 公開日 | 2020年 |
| 制作国 | アメリカ |
| 上映時間 | 120分 |
| ジャンル | ドラマ |
アーネスト・クラウス艦長が数千の兵士と救援物資を届けるために37隻の船団を率いて大西洋を横断する危険な任務に挑む。トム・ハンクス主演・脚本、史実を基に描く戦争ドラマ。
AppleTV+より引用
- ノンストップ戦艦バトル！
- 正真正銘、手に汗握る度迫力アクション！
- トム・ハンクスの研ぎ澄まされた一人演技！
『グレイハウンド』はトム・ハンクス主演で贈るAppleTV+オリジナルの戦争映画で、大西洋を舞台に軍艦 vs Uボート（潜水艦）にスポットライトを当てた作品です。
この手の作品には珍しく90分と尺が短めなので、手を出しやすいのが嬉しいですね。尺が短い理由はノンストップアクションだからで、およそ開始10分〜終了の10分前までほぼ戦闘シーンで埋め尽くされています。
本作がノンストップアクションであることは、本作の”性格”のようなもの表現するために非常に重要なことで、本作の”性格”とは「如何に緊迫した状況が長時間続いたのか」ということだと思います。
そいういう意味でノンストップアクションとして舵を切った判断は大成功だったと思います。安っぽい言葉になってしまいますが、とにかく手に汗握る作品ですね。
舞台となるのはグレイハウンドという戦艦の中のみで、登場人物もほとんどグレイハウンドの乗組員のみ。巨大な戦艦で戦うということが、どれだけ多くの人が一体とならなければならないかが、強く伝わってきます。
全員の感覚を研ぎ澄まし、たった一撃に全てをかける海の男たち。対Uボートということで相手の見えない戦いがどれほど難しいかが分かり、撃沈した時の喜びにも共感を覚えます。
ただ艦長も乗組員の名前を覚えられなかったり、伝令が大事な局面でくしゃみをしてしまったりと、戦艦を動かす歯車たちが完璧でないところをあえて描き、人間臭さも表現していたのかもしれません。
こういった人間臭さを演じさせたらトム・ハンクスの右に出るものはいないですね。
またUボートをまるで生きているモンスターのように描いた点もバトルものとして面白さに一役買っています。
それだけでなく本作には非常に多くのUボートが出てきますが、それぞれ異なるシンボルをペイントし、各Uボートをキャラクター化したところも良かったです。まるでRPGのボスたちを倒していくような面白さがありました。
そんな『グレイハウンド』。是非ご鑑賞ください。
配信状況は上記の通り。『グレイハウンド』はAppleTV+が独占配信している作品なので、AppleTV+でのみ鑑賞することが可能です。全話見放題で配信しているので、お試し期間中に解約すれば無料で全話見ることも可能です。
AppleTV+は全てオリジナル作品を展開している配信サービス。見渡す限りオリジナル作品で、配信オリジナルが好きな人にとって金脈のような配信サービスです。
どのドラマや映画もハリウッドで一度は見たことがある俳優が出演しており、スティーブン・スピルバーグなどの有名監督も参加しています。ここでしか見れないような掘り出し物を探している人にとって非常にお勧めな動画配信サービスとなっています。
結論『グレイハウンド』を観たい人はAppleTV+一択です！
配信状況は2023年4月27日時点のものです。
