
オススメ度 |
公開日 | 2022年 |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 132分 |
ジャンル | ドラマ |
- 奴隷解放テーマで初めて観た”やられたらやり返す”!
- 特徴的な色彩が美しい。
『自由への道』はウィル・スミス主演、『イコライザー』や『マグニフィセント・セブン』のアントワーン・フークア監督の奴隷解放をテーマにした作品で実話が元になっています。
戦地へと強制的に連行された黒人奴隷のピーター(ウィル・スミス)はリンカーン大統領の奴隷解放宣言によって逃亡奴隷が集まっている北軍の基地の噂を聞いたことから、自分も自由を願い北軍の基地へ向かい脱走することに。
奴隷解放をテーマにした映画としては『それでも夜は明ける』が有名ですが、本作はそんな『それでも夜は明ける』をアントワーン・フークアが映画化したといった感じ。
どういうことかというと、アントワーン・フークアのフィルモグラフィーを並べて観るとよくわかるのですが前述したように『イコライザー』や『マグニフィセント・セブン』の監督なんですよね。
アントワーン・フークアの真骨頂といえば”やられたらやり返す”。とくに『イコライザー』ではそんな展開がとても顕著で本作『自由への道』にもそんな展開が随所に見て取れます。
奴隷解放がテーマの映画は問題の範囲が広すぎて、差別主義者に罰が下らないなど、どうしても胸糞が悪いまま残ってしまうことが往々にしてあります。
しかし本作では、少なくともピーターに関わった差別主義者たちはキッチリと制裁を受けるようになっています。
この展開がまさにアントワーン・フークア節で、”やられたらやり返す”的な展開が好きな人には満を辞しておすすめできる作品かなと思います。やっぱり”やられたらやり返す”展開は観ていて気持ちがいいですよね。
フィルムの色彩もかなり特徴的で、色がついているのはほぼ緑のみといったカラーリングになっています。
このカラーグレーディングが意図することの全ては読み取れていませんが、白人も黒人も灰色で映し出すことで肌の色の違いを視覚情報から消しているのかなと感じました。
本作における緑は自然。自然が象徴するものは自由といったところでしょうか。
そんな『自由への道』。是非ご鑑賞ください。
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