はじめまして!オレンチと申します。
今回はアクション映画における大きな見せ場の一つであるカーチェイス──。そんなカーチェイスがとにかく凄い映画を厳選してご紹介いたします。
それでは早速、以下目次からどうぞ!
目次
カーチェイスがすごいオススメ映画
1.『ワイルドスピード6』
1997年/アメリカ
上映時間:138分
あらすじ・概要
ブラジルの犯罪王からの大金強奪に成功したドミニク。その前に米国防総省国防保安部のホブスが現れ、元軍人ショウが率いる犯罪組織の壊滅を依頼される。組織に死んだはずの恋人レティがいるのを知らされたドミニクは、彼女の生死を確かめるためにも動き出す。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
カーチェイス映画を紹介するなら、好きでも嫌いでもこのシリーズは紹介しておかなければならないでしょう!
1作目では小さな町のトラック強盗団に過ぎなかったヴィン・ディーゼル率いる車大好き犯罪集団ですが──、回を増すごとにスケールは大きくなっていき、いつの間にか世界をまたにかける超大物犯罪集団に!
今回紹介しているのは6作目で、なんとスポーツカーやアメ車が戦車とカーチェイスを繰り広げます。
“昨日の敵は今日の友”的な展開もあって、前作の登場人物を使うのが上手いです。
もちろん1作目から見て欲しいですし、この後7作目、8作目、スピンオフと続き現状9作もの大御所シリーズになっています。
暇つぶしには最高なのでぜひどうぞ!
オレンチ
ちなみに10作目(ナンバリングタイトルとしては9)は2021年公開予定!
詳細情報
- 原題:Fast & Furious 6
- 公開年:2013年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:130分
- 監督:ジャスティン・リン
- 撮影:スティーヴン・F・ウィンドン
- 脚本:クリス・モーガン
- 音楽:ルーカス・ビダル
- 出演:ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー
2.『デス・プルーフ in グラインドハウス』
1997年/アメリカ
上映時間:138分
あらすじ・概要
チューンナップした車を駆って、美女を惨殺する殺人鬼スタントマン・マイク。ある映画の撮影に関わっている女性たちを新たな獲物として定めたマイクは、彼女らの運転する車に追突していく。しかし、思いもよらぬ反撃を受けてマイクは狩る側から狩られる側に。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
最近『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でも大きな話題を呼んだクエンティン・タランティーノが70〜80年代のカーチェイスアクション映画へ復刻させようと作った作品で、タランティーノ作品の中でも非常に評価の高い作品です。
何が凄いってスタントがとにかくすごいです。
爆走する白いダッチ・チャレンジャーのボンネットに生身でしがみ付くゾーイ・ベルにはスタンディングオベーションを贈りたいほど。
CGや合成で好きなだけカーチェイスシーンが偽造できるようになった2000年代にカウンターパンチを食らわせ、ガチアクションの凄みを知らしめた価値のある一作!
2部構成になっており、前半と後半で男性と女性の立場が逆転する構図にも注目。とにかくスカッとできるラストにガッツポーズで終われる最高の作品です。
詳細情報
- 原題:Death Proof
- 公開年:2007年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:113分
- 監督:クエンティン・タランティーノ
- 撮影:サリー・メンケ
- 脚本:クエンティン・タランティーノ
- 出演:カート・ラッセル、ゾーイ・ベル
3.『RONIN/ローニン』
1997年/アメリカ
上映時間:138分
あらすじ・概要
5人の元諜報員が、謎の雇い主によって、あるブリーフケースを盗み出すという任務のためにパリに集められた。大胆なやり口で標的の一団からケースの強奪に成功したチームだが、グレゴーが裏切ってケースを持ち去る。チームはグレゴーを追い詰めるのだが…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
『ローニン』というタイトルから日本人が想起するのは、「浪人」ですよね。
その感覚間違っていないです!
元諜報員は日本の「浪人」がモチーフになっているため、このタイトルがつけられているのです。
この映画の中に、道路を逆走するカーチェイスがあるのですがスピード感はあまり感じられないものの、”危なさ”は天下一品。CGでは見れない生の怖さがほとばしっていますね。
映像を見ているだけで、こんなに緊張できるカーチェイスもなかなかありません。
詳細情報
- 原題:Ronin
- 公開年:1998年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:121分
- 監督:ジョン・フランケンハイマー
- 撮影:ロバート・フラッセ
- 脚本:J・D・ザイク/リチャード・ウェイズ
- 音楽:エリア・クミアル
- 出演:ロバート・デ・ニーロ、ジャン・レノ
4.『ザ・レイド GOKUDO』
2014年/インドネシア
上映時間:146分
あらすじ・概要
高層マンションでの死闘を生き延びたラマは、地元マフィアへの潜入捜査を命じられる。マフィアのボスの息子・ウチョに近づき、ラマは組織に迎え入れられた。だが彼は、街の支配をめぐる日本ヤクザとの対立に巻き込まれ、絶体絶命の窮地に立たされる。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
“シラット”と呼ばれるインドネシア産の格闘技を駆使して魅せるカンフー映画もといシラット映画なのですが、久しぶりに「激しいカーチェイスを見たな」という感覚でした。
というのはカーチェイスの中で次から次へと悪漢が死んでゆきます。
殺り方もバリエーションに富んでいて、まるで数多な格闘技の技で葬られているかのようなのです。
つまり本作のカーチェイスは格闘シーンの延長線上でしかなく、カーチェイスであり格闘シーンなんですよ。格闘するカーチェイスはまじで必見!
ちなみに本作は2作目で、『ザ・レイド』という1作目が存在します。直結した始まり方をするので、1作目をみてから本作を見た方が絶対に良いですよ!
詳細情報
- 原題:The Raid 2: Berandal
- 公開年:2014年
- 制作国:インドネシア
- 上映時間:146分
- 監督:ギャレス・エヴァンス
- 撮影:マット・フラネリー
- 脚本:ギャレス・エヴァンス
- 音楽:ファイー・ユスケマル、アリア・プラコギ、ジョセフ、トラパニーズ
- 出演:イコ・ウワイス、松田龍平
5.『フレンチ・コネクション』
1971年/アメリカ
上映時間:104分
あらすじ・概要
ニューヨーク、麻薬密売ルートを探るポパイことドイルと相棒のラソー両刑事は、マルセイユからやってきたシャルニエの尾行を開始。強引な捜査を行なうドイルは逆に命を狙われることになり……。
(映画.comより)
解説・おすすめポイント
言わずと知れた名作『フレンチコネクション』。
『クリムゾン・タイド』や『許されざる者』のジーン・ハックマンを一躍スターダムにのし上げた作品です。
フランスから密輸されている麻薬を刑事が追った作品で、実話に基づいています。
実話に基づいているため、モデルとなっている刑事が存在し、なんと彼らが制作に関わっているのです。名前をエドワード・イーガンとサルヴァトーレ・グロッソというのですが、彼らは本作の舞台ニューヨークのスター刑事だったため、かなり無茶なカーチェイスシーンも許可されました。
厳密にはカーチェイスではなく、ニューヨークの電車を追う車なのですが、撮影のための封鎖が甘く、周りを走っている車は一般車なのだとか。
今じゃ絶対に許可されないだろう貴重な映像ですね。
詳細情報
- 原題:The French Connection
- 公開年:1971年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:104分
- 監督:ウィリアム・フリードキン
- 撮影:オーウェン・ロイズマン
- 脚本:アーネスト・タイディマン
- 音楽:ドン・エリス
- 出演:ジーン・ハックマン、ロイ・シャイダー
6.『マッドマックス 怒りのデスロード』
2015年/アメリカ
上映時間:120分
あらすじ・概要
資源が枯渇し、法も秩序も崩壊した世界。愛する者を奪われ、荒野をさまようマックスは、砂漠を支配する凶悪なイモータン・ジョーの軍団に捕らえられる。そこへジョー配下の女戦士フュリオサらが現れ、マックスはジョーへの反乱を計画する彼らと力をあわせ、自由への逃走を開始する。
(映画.comより)
解説・おすすめポイント
爆音上映など、公開されてから繰り返し劇場でかけられてる超人気作です。
2016年度の第88回アカデミー賞では、最多受賞の6部門を受賞しました。
文明が滅び、荒廃した世界を舞台になんとな生き延びていく人々を描いたいわゆる”ポストアポカリプス”ものですが、マッドマックスとカーチェイスは密な関係を築いています。
ひたすら大量の改造車を走らせて撮影された生の映像は超必見。改造車ごとに乗っているキャラクターの性格や立場などモチーフによって象られていることにも注目です。
1979年公開の第1作『マッドマックス』のカーチェイスもおすすめです!
詳細情報
- 原題:Mad Max: Fury Road
- 公開年:2015年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:120分
- 監督:ジョージ・ミラー
- 撮影:ジョン・シール
- 脚本:ジョージ・ミラー、ブレンダ・マッカーシー
- 音楽:ジャンキーXL
- 出演:トム・ハーディ、シャーリーズ・セロン
7.『激突!』
1971年/アメリカ
上映時間:90分
あらすじ・概要
商談に向かうため、車を走らせるセールスマン。彼は前をゆっくりと走る大きなトラックを追い越すが、そのトラックは怒ったように彼の車を抜き返す。しかし、トラックが「先に行け」という合図を送ってきたのを見て、男は再びトラックを追い越すが…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
世界中に知らない人は絶対にいない、世紀の名監督スティーヴン・スピルバーグ監督の初商業映画が本作『激突!』です。
ボロボロに錆びたトラックに、理不尽に追いかけられるというシンプルな内容ですが、ただのトラックを恐ろしいモンスターのように見せた監督の手腕はすでに才能を垣間見せています。
かなり初歩的なミスですが、ガラスに映り込んでしまった若かりし頃のスティーヴン・スピルバーグの姿にも注目してみてください。
詳細情報
- 原題:Duel
- 公開年:1971年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:90分
- 監督:スティーヴン・スピルバーグ
- 脚本:リチャード・マシスン
- 音楽:ビリー・ゴールデンバーグ
- 出演:デニス・ウィーバー
8.『バニシングポイント』
1971年公開
上映時間:106分
あらすじ・概要
デンバー=カリフォルニア間を車で、平均時速200 キロという狂ったスピードでつっ走ろうとする男と、これを捕えんとする警察車、そしてファナティックなディスク・ジョッカーに現代アメリカの深い苦悩を投影してスリリングな場面が展開する。(映画.comより)
解説・おすすめポイント
延々とひたすら荒野を走る白いダッチ・チャレンジャーがとにかく渋い作品です。
ただの反抗から警察を振り切ったことをきっかけに、自体は徐々に大ごとへ。それでも権力に屈しない主人公コワルスキーのアンチ・ヒーロー味に惚れてしまいます。
CGなどで小細工ができない時代、スタントマンの技一本で生み出される生のカーチェイスはどんなに時代がながれようが必見なことに変わりありません。
白いダッチ・チャンレンジャーの渋さはクエンティン・タランティーノ監督にも強い影響を与え、彼の監督作『デスプルーフ in グラインドハウス』で全く同じダッチ・チャレンジャーを登場させました。
本作はアメリカン・ニューシネマにも数えられており、わかる人にはそれだけでラストが予測できる作品です。
詳細情報
- 原題:Vanishing Point
- 公開年:1971年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:106分
- 監督:リチャード・C・サラフィアン
- 撮影:ジョン・A・アロンゾ
- 脚本:ギレルモ・ケイン
- 出演:バリー・ニューマン
9.『トランスポーター2』
2005年/フランス
上映時間:88分
あらすじ・概要
フランクは、運び屋稼業から足を洗い、裕福なビリングス家の一人息子・ジャックの送り迎えの仕事をしていた。そんな中、突然ジャックが狙われ始め、フランクの奔走も空しく、ジャックは空気感染する強力な殺人ウイルスを投与されてしまう。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
ジェイソン・ステイサムをアクションスターとして花開かせたのが本シリーズの1作目『トランスポーター』です。
1作目よりも、2作目の方がかなり大衆向けに作られており、骨子が「生物兵器に侵されてしまった少年を救うために車を走らせる」なので物語全体に疾走感を感じられる構図になっています。
全編通してステイサムはアウディを走らせており、CGをフルに使ったありえないカーアクションがなんとも楽しい作品です。
詳細情報
- 原題:Transporter2
- 公開年:2005年
- 制作国:フランス
- 上映時間:88分
- 監督:ルイ・レテリエ
- 撮影:ミッチェル・アムンドセン
- 脚本:リュック・ベッソン、ロバート・マーク・ケイメン
- 音楽:アレクサンドル・アザリア
- 出演:ジェイソン・ステイサム
10.『TAXi2』
2000年/フランス
上映時間:88分
あらすじ・概要
スピード狂のタクシー運転者・ダニエルは、恋人の父・ベルティーノ将軍に気に入られ、日仏サミットのためにやってきた日本の防衛庁長官を移送することに。しかし、護送車に長官を乗せて走行していると、謎のテロリスト集団に襲われ長官を誘拐されてしまう。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
「普段は普通のタクシーだけど、ボタン一つでスーパーカーに早変わり」というギミックが大いに受けた作品で、今回紹介しているのはタイトル通り2作目にあたります。
『トランスポーター』と似ている流れなのですが、1作目よりもちょうどいい感じにグレードアップされており、アクションも改造車もクオリティがアップしています。(予算の関係もある)
とりわけこの手の作品は続編が作られるたびに改造車のグレードがアップしていきますが、どんどん出オチ感が強くなっていくため、2作目くらいがちょうどいいんですよね。
ローラーブレードのアクションや、パルクールも取り入れられているので、全体的にスピード感が高い作品です。
詳細情報
- 原題:TAXI2
- 公開年:2000年
- 制作国:フランス
- 上映時間:88分
- 監督:ジェラール・クラヴヴジック
- 撮影:ジェラール・ステラン
- 脚本:リュック・ベッソン
- 音楽:アル・ケミア
- 出演:サミー・ナセリ、フレデリック・ディーファンタル、マリオン・コティヤール
11.『ベイビー・ドライバー』
2017年/アメリカ
上映時間:113分
あらすじ・概要
天才的なドライビングテクニックを買われ、犯罪組織の逃がし屋として活躍する若きドライバー「ベイビー」。子供の頃の事故の後遺症で耳鳴りが激しいベイビーだが、iPodのイヤホンを装着するとスゴ腕のドライバーに変貌するのだった。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
大人の事情で『アントマン』の監督を降板したエドガー・ライト監督が本気で作ったカーアクション映画が本作『ベイビー・ドライバー』です。
洋楽とカーアクションのシンクロ率が高く、まるでPVを見ているかのような映像体験が最高の1作です。
エドガー・ライト監督はオタク監督として定評があり、同じくオタク監督として最強の名を馳せるクエンティン・タランティーノと唯一、一晩語り合えた人物なのだとか。
音楽にもかなり知見が高く、「フジロック」にも参加していたことがあります。
詳細情報
- 原題:Baby Driver
- 公開年:2017年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:113分
- 監督:エドガー・ライト
- 撮影:ビル・ポープ
- 脚本:エドガー・ライト
- 音楽:スティーヴン・プライス
- 出演:アンセル・エルゴート、リリー・ジェームズ、ケヴィン・スペイシー、ジョン・ハム
12.『バットボーイズ2バッド』
2003年/アメリカ
上映時間:146分
あらすじ・概要
マイアミ市警は、米国内への麻薬密輸の取り締まりを強化するため、特捜チームを編成。敏腕刑事コンビのマーカス・バーネットとマイク・ローリーもチームに加わり、巨大シンジケートの壊滅に乗り出す。しかし、彼らは互いにある秘密を抱えていて…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
“ハリウッドの壊し屋”の異名をもつマイケル・ベイ監督を出世させたシリーズが『バッドボーイズ』です。
本作はシリーズ2作目の作品で、こちらもカーチェイスがすごいです。
ほとんどCGを駆使した映像なのですが、「そんなアイディアあんのか!」といった絶体絶命感を切り抜けていくCGでしかできないカーチェイスにもやはり大いに価値はあります。
死体を運ぶ車とカーチェイスをした時の、ザ・不謹慎な展開も楽しいポイント。
詳細情報
- 原題:Bad Boys 2
- 公開年:2003年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:147分
- 監督:マイケル・ベイ
- 撮影:アミール・モクリ
- 脚本:ロン・シェルトン
- 音楽:トレヴァー・ラビン
- 出演:ウィル・スミス、マーティン・ローレンス
終わりに
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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