- ジョニー・キャッシュが少年期に抱えたトラウマとジューン・カーターとのロマンス!
- アルコールとドラックに溺れ一度は落ちぶれたロックスターのカムバックと生き様!
オススメ度 |
公開日 | 2005年 |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 136分 |
ジャンル | 伝記 ラブストーリー |
『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』は2005年に公開されたジェームズ・マンゴールド監督による伝説のロックスター、ジョニー・キャッシュの若かりし頃を描いた伝記映画。
彼の少年時代から60年代くらいまでジョニー・キャッシュを描いており、制作にはジョニー・キャッシュやジューン・カーターなどの本人も協力しております。
伝記映画において、本人が存命で制作に参加・協力しているような作品はなかなか貴重です。もちろん劇映画なので、盛り上がりを与えるため多少は脚色されているかと思いますが、伝記の元となる人物の信念だったり、心の変化のようなものの真実味がとても強くなります。
パッと思いつくもので本作の他に『ロケットマン』や『ザ・ファイター』などがあるのでこちらも興味があったらぜひご覧ください。
ジョニー・キャッシュといえば、敬虔なクリスチャンのイメージがとても強いですが、そのイメージが根付いたのは70年代以降。そのため本作のジョニー・キャッシュが多くの人が持つイメージと違う可能性があることを配慮して鑑賞できるといいのかなと思います。
物語としては大きく分けて二つの軸があり、ジョニー・キャッシュが少年期に抱えたトラウマとジューン・カーターとのロマンスを描いています。
個人的に激アツだと感じたのが、アルコールとドラックに溺れ一度は落ちぶれたロックスター、ジョニー・キャッシュが刑務所ライブでカムバックするという話。反社会的な彼の歌詞を象徴するようなエピソードであり、なんだかスターになることが決まっていたかのようなエピソードですよね。
本作でも上記のエピソードは重要なターニングポイントとして捉えているようで、ここを起点に物語が進行します。
刑務所ライブのシーンと、初めてジョニー・キャッシュが収録スタジオで歌うシーンを比較するとまるで別人のようで、刑務所ライブのシーンでは実力と自信に満ちていることがよくわかります。ホアキン・フェニックスの演技力と役作りの賜物ですね。
その他エルヴィス・プレスリーなど、同じ時代を生きていたロックスターたちが登場しますが、ロックミュージックの黎明期ということで、いずれも”後のスター”なのでかなり主張は控えめ。一緒にツアーを巡業している人物の中に、どんなスターが隠れているのか見つける楽しみもあるかもしれません。
そんなわけで『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』、気になる方は是非ご鑑賞ください。
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『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』はDVDのフォーマットでのみ販売されています。特典にはジェームズ・マンゴールド監督の音声解説が収録。
特別編は2枚組で、メイキングや当時のジョニー・キャッシュを知る人物(バンド仲間や妹など)の語りも収録されているので、より深く『ウォーク・ザ・ライン』さらにはジョニー・キャッシュのことを理解したい人にはオススメです。