映画だらけのオレンチ 
- 仲間・団結・家族・友情・誇り・親子・チーム・勝利・高み・etc.このあたりのテーマにグッとくる人は必見中の必見！！！
- 心が熱くなるようなサクセスストーリーだが、ブラック・ライヴズ・マターについて真正面から語ったドラマでもある
- 試合シーンのスピード感と躍動感がすごい！派手なアクション映画に相当する爽快感！
| オススメ度 |
| 公開日 | 2021年 |
| 制作国 | アメリカ |
| エピソード数 | 14話(2シーズン) ※現在進行中 |
| 1話平均 | 50分 |
| ジャンル | ドラマ スポーツ |
ＮＢＡのスター選手ケビン・デュラントと映画監督レジー・ロック・バイスウッドと「プライド 栄光への絆」のスタッフが贈る。バスケットボールの天才が逆境に打ち勝ち、真の自信〈スワッガー〉を備えた人間になるには、プレッシャーだらけの迷路を通り抜けなければならない。
（AppleTV+より引用）
『スワッガー』は将来有望な14歳の黒人バスケ選手が、コーチや仲間と共にバスケを通じて団結することの大切さを育んていくサクセスストーリー。
仲間・団結・家族・友情・誇り・親子・チーム・勝利・高み・etc.このあたりのテーマにグッとくる人はまず観て損はしない珠玉の一作です。
上記の通り、友情や団結などをテーマにした心が熱くなるようなサクセスストーリーなのですが、ブラック・ライヴズ・マターについて真正面から語ったドラマでもあります。
ブラック・ライヴズ・マターとは黒人に対する暴力や構造的な人種差別の撤廃を訴える運動のこと。「黒人は生まれてすぐに逆境と戦っている」というセリフがとても印象的でした。
というのもデラルド・ウィン・スー著『日常生活に埋め込まれたマイクロアグレッション』という書籍のなかで紹介されていた「白人の特権について」であったり、「無意識のレイシズム」についてなど、まるで本作の制作者がスーの書籍を読んでから作ったのかと思っても不思議じゃないくらい、書籍の中で語られていたレイシズムの事例と本作の様々なエピソードやセリフが一致していたんです。
当ブログでは何度も同書籍を紹介していますが、昨今の映画やドラマの中に込められたメッセージを読み解くにはぜひ一度読んで欲しい一冊です。
また2021年に配信されたAppleTV+のドラマに共通して見える点ですが、本作にはパンデミックが物語に反映されていて役者がマスクをしていたり、オンラインミーティングをしているシーンがとても目立ちます。
映画やドラマはその時代を表すものですが、まさに大変な時代を表現したもので、役者の商売道具と言える顔にマスクをしているのですから、勇気ある決断だったと思います。
ここまで本作の社会性についてを語ってきましたが、そもそもバスケものとしても申し分なく、バスケに興味もなければルールもよくわからない僕でも、「バスケめっちゃカッケェ！！」と思えるほど試合シーンが面白く作られています。
そう感じる理由の一つとして、コートの中にカメラが入っている点が言えるかなと思います。
というのは、縦軸で選手の動きをカメラが追うのでとてつもないスピード感による躍動感が演出されているから。言わば派手なアクションシーンに相当する爽快感が本作の試合シーンにはあります。
というわけで『スワッガー』、気になる方は是非ご鑑賞ください。
配信状況は上記の通り。『スワッガー』はAppleTV+が独占配信している作品なので、AppleTV+でのみ鑑賞することが可能です。全話見放題で配信しているので、お試し期間中に解約すれば無料で全話見ることも可能です。
AppleTV+は全てオリジナル作品を展開している配信サービス。見渡す限りオリジナル作品で、配信オリジナルが好きな人にとって金脈のような配信サービスです。
どのドラマや映画もハリウッドで一度は見たことがある俳優が出演しており、スティーブン・スピルバーグなどの有名監督も参加しています。ここでしか見れないような掘り出し物を探している人にとって非常にお勧めな動画配信サービスとなっています。
結論『スワッガー』を観たい人はAppleTV+一択です！
配信状況は2023年7月10日時点のものです。
