目次
- もはやスタッフ&キャストの自伝となった感慨深いシリーズの最終章!
- 歌詞や曲に秘められたメッセージが映画のシーンとリンク!秀逸なプレイリストムービー!
- グロテスクと少しの悪ふざけが絵的にも面白い作品!
オススメ度 | (5/5) |
公開日 | 2023年 |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 150分 |
ジャンル | SF アメコミ MCU |
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』は2023年に公開された『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ第三弾にして最終章。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)としては実に32作目という、肩書きが非常に多い作品です。
監督はもちろんシリーズを通してどっぷりと関わっているジェームズ・ガン。ガンなくしてこのシリーズは完結しなかったでしょう。
本作を含め『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズは繰り返し”家族”をテーマに描いてきました。シリーズ3作を大きく1つの作品として俯瞰して観てみると、このシリーズはジェームズ・ガンやその仲間たちであるキャストやスタッフの「自伝」であるように思えてなりません。
というのも『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』では<出会い>を、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2』では<壊れることのない友情>を、そして『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』では<巣立ち>を描いているように感じるからです。
当然ですが、本シリーズに携わったことで出会い、本作で終幕を宣言していることから現実世界での関係ともリンクしていると思います。
さらに『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズが提示するのはただの家族ではなく、血の繋がっていない言ってみればただの他人で、家族の絆に血は関係ないということを信念にしていますよね。
さらに本シリーズがジェームズ・ガンたちの自伝だ──、ということを裏付けるエピソードが『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2』の音声解説に収録されているので、興味のある方はぜひ聴いてみてください。
ネタバレ感想の方では音声解説のエピソードについて細かく解説しているのでこちらもよろしくお願いします。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』解説ネタバレ感想・伏線・考察【評価】音声解説のエピソードを要約すると、さまざまな誘惑や悪意が渦巻く業界の中で「しっかり地に足をつけて友情を最優先し、誠実に生きていこう。」と誓い合ったそうです。
途中ジェームズ・ガンの解雇騒動がありましたが、その結果は友情を最優先した大きな証明となりました。
自伝はそれだけで心が揺さぶられます。本作の制作の旅路とガーディアンズの旅路を重ねて観ると何億倍も本作が楽しくなるかもしれませんね。
さてジェームズ・ガンといえば選曲のセンスが光りますが、本作もそのセンスは健在。シリーズを通して歌詞や曲に秘められたメッセージが、映画のシーンとリンクしているので是非、歌詞や秘められたメッセージにも注目してみてください。
つまりガンの選曲はアーティストのアルバムにストーリーがあるのと同じように、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』というストーリーを語るプレイリストのように機能しているんです。
まさにガーディアンズのためのアルバム。だからこそVol.2とVol.3というナンバリングがされているんですね。
こういう映画を”プレイリストムービー”なんて言ったりしますが、歌詞の内容を知ってから見るとその面白さは何万倍も上がると思います。
また『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』を経たことで、より自分らしさを出すことが許されたのか、シリーズの中で最もジェームズ・ガンらしさあふれる作品にもなっています。それというのがトロマ映画感で、グロテスクと少しの悪ふざけが絵的にとても面白い作品です。
そんなわけで『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』、気になる方は是非ご鑑賞ください。
配信状況は上記の通り。現在『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』を配信している動画配信サービスはDisney+のみ。
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というわけで『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を観るなら、今のところDisney+がオススメです!
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