オレンチ
こんにちは!オレンチと申します。
この記事ではDisney+のオリジナルドラマ『ワンダヴィジョン』についてのあらすじ・感想・解説などを書いています。
今回は、
シーズン1 – 題5話「問題エピソード」
について、ネタバレ込みでまだ本エピソードを鑑賞していない人は、さきに本編をご鑑賞してから当ブログにお越しいただくと幸いです。
先に断っておくと、第5話で『ワンダヴィジョン』だけでなく今後のMCUを揺るがす大事件が起きています。
もちろん当記事でその件について触れているので、くれぐれも鑑賞前にこの記事を見ないようにしてください。
目次
すぐわかる『ワンダヴィジョン』第5話のあらすじ
前回のあらすじ(第4話)
サノスの指パッチンから復活したモニカ・ランボーは「S.W.O.R.D.」に復帰する。ニュージャージー州、ウエストサイドビューの集団失踪事件を調べていたモニカは町の中に吸い込まれてしまい・・・。
今回のあらすじ
- ワンダはヴィジョンとの間に授かった双子の世話に追われる。
- ヴィジョンは何かの異変に気づき始める。
- ウエストサイドビューの外へ飛ばされたモニカは、再びウエストサイドビューに戻る方法を探る
よくわかる『ワンダヴィジョン』第5話の解説と考察
『フルハウス』オープニングオマージュ
第5話の『ワンダヴィジョン』は1980年代後半まで時代背景が進んでおり、オープニングは80年代後半に人気を博したシットコム『フルハウス』のオマージュだ。
こちらが『フルハウス』のオープニング▼
ちなみに『フルハウス』とワンダ・マキシモフを演じているエリザベス・オルセンとは縁がある。
というのは第1話のネタバレでも開設した通り、彼女の姉たちが『フルハウス』の末っ子娘ミシェルとして出演しているから。
そもそも『フルハウス』とエリザベス・オルセンのコネクションがあったからこそ、『ワンダヴィジョン』がシットコムテイストのドラマになったと想像することもできる。
「はじまりがわからない」
前エピソードあたりから次第に物語の全容が見え出し、本エピソードではワンダの能力によってウエストサイドヴューの住民が操られていることがわかった。
ことの発端は全てワンダであるように見えていたが、「これがどう始まったのかも分からない」とワンダが非常に気になる一言を発している。
今現在シットコムを模倣して、仮初の幸せを作り出しているのはワンダであることに間違いないが、ことの発端は何か別の力が働いているということが考察できると思う。
まだ推測の域を脱することはできないが、「A.I.M.」がワンダの能力を悪用しているのではないかと個人的には考えている。(「A.I.M.」については前エピソードの解説を参照。)
別のピエトロ!!!!
このエピソードのラストで、ワンダの力の影響を受けていない「別のピエトロ」と呼ばれる銀髪の人物が登場する。
何を隠そうこの人物は、『X-MEN』シリーズに登場していた人気キャラクター「クイックシルバー」なのだ。
- 『X-MEN:フューチャー&パスト』
- 『X-MEN:アポカリプス』
- 『X-MEN:ダークフェニックス』
彼の『ワンダヴィジョン』への登場は”大事件”と言っても言い過ぎではなく、むしろ控えめな表現かもしれない。
というのも今回登場したクイックシルバーが登場する『X-MEN』シリーズは「20世紀フォックス」が映画化の権利をもっており、『ワンダヴィジョン』──、つまりMCUは「ディズニー・スタジオ」が映画化の権利をもっている。
そのため両シリーズが相まみえることは、今まではあり得なかった。
現にエリザベス・オルセンが演じるワンダ・マキシモフ(スカーレットウィッチ)も、アーロン・テイラー=ジョンソンが演じたピエトロ・マキシモフ(クイックシルバー)も原作では『X-MEN』のメンバーでありミュータントなのだが、『X-MEN』の権利は「20世紀フォックス」にあるため「ミュータント」という表現g大人の事情でMCUでは使えなかったのだ。
このような背景があるなかで、今回『X-MEN』側に登場していたクイックシルバーの登場が何を意味するのかというと、
すべての『X-MEN』キャラクターがMCUに参加できる・する可能性が出てきたのだ。
これを大事件と言わずなんというべきか。
たとえば、
- デットプール
- プロフェッサーX
- ウルヴァリン
- マグニートー
- ミスティーク
- ストーム
などなどのMCUへの参戦が現実味を帯びてきたのだ。
つまり、
- ジェニファー・ローレンス
- ソフィー・ターナー
- ジェームズ・マカヴォイ
- マイケル・ファスベンダー
- ライアン・レイノルズ
などなどがMCUの面々と顔を合わせることが実現するかもしれない。
ひょっとしたらウルヴァリン役を引退したヒュー・ジャックマンの復帰も夢ではない。
さらにはコロナ禍の犠牲となってしまったともいえる『X-MEN』の新シリーズ、『ニュー・ミュータント』に救済の手が差し伸べられるかもしれない。
いわばこのエピソードは「開国」。
いわばピエトロ・マキシモフもといクイックシルバーはペリーだ。
今回のようなことが実現できた背景には、「ディズニースタジオ」による「20世紀フォックス」の買収が大きく関係していることは言うまでもないだろう。
そもそも以前から『X-MEN』のMCU参戦は噂されていたし、同じく「20世紀フォックス」が権利をもっていた『ファンタスティック・フォー』もMCUへの参戦が公式に発表されてはいたが、まさかこんなに早く、しかもサプライズ的に具現化されるとは夢にも思わなかった。
ぶっちゃけ鳥肌を通り越して汗が止まらない。
過去にも『スパイダーマン』のMCU参戦で衝撃を受けたが、今回はそれ以上の衝撃かもしれない。
とかく、今後のMCUの展開に大いに期待したい。