映画裏話

どうやって撮影したの!?『マッドマックス』の超マッドな撮影裏話!

1978年に公開された『マッドマックス』と言えば、当時見る人を驚かせたカーチェイスの数々ではないでしょうか。

あまりにも生々しいクラッシュシーンがひっきりなしに画面に現れるので、公開当時「スタントマンが大勢死んだ映画」と噂が流れたほどだとか。

実際のところスタントマンが亡くなった事実はありませんが、その撮影風景はどうだったのでしょうか?

今回はその撮影風景に迫ってみようと思います。

撮影初日は大渋滞!

まず驚いたのが、あれだけスタントシーンを多数撮っているのにもかかわらず、ほとんどの撮影がゲリラ撮影だったということです。とりわけ関係者が声をそろえて語るのが、撮影初日の事件です。

件のシーンは、「ジョニー・ボーイが橋の上で鉄のチェーンを切る」という終盤のシーンなんですが、撮影は朝早くゲリラで行われました。

道路を封鎖して撮影に挑んだのですが、丁度出勤の時間に当たってしまい、あっという間に大渋滞に。

しかも前代未聞の大渋滞だったようで、ラジオでニュースとして扱われる事態に・・・。

これが『マッドマックス』の撮影初日だったそうです。

カメラマンを”取り付けた”はバイクとインターセプター

爆走するバイクのタコメーターを見降ろしたアップショットや、まるでインターセプターの目線のような低位置のショットなど、スピード感にあふれるショットばかりでスリルあふれる本作ですが、どうやって撮影したか気になったことはありませんか?

その方法は非常にアナログでして、カメラマンをバイクやインターセプターに”取り付けている”んです。

どうやって取り付けているかと言えば、なんとテープで固定しているだけ!

にわかには信じがたい状況ですが、バイクの場合はスタントマンが運転する後ろにまたがり、スタントマンとカメラマンを固定しています。

要するにタコメーターの見降ろしアップショットは、実際にバカでかいカメラを持って300Km/hに近いスピードのバイク上で撮影していたんです。

インターセプターの場合は、ヘッドライトのあたりに足場を作り、そこにカメラマンが座るよう固定されて撮影しています。

まるで『マッドマックス2』や『マッドマックス 怒りのデスロード』で見せしめに括りつけられている人間のように・・・。

掘れば掘るほど、よくまぁ死人が出なかったなと思う裏話ですよね。

ちなみに括りつける手法は『マッドマックス』を制作するなかで常套化していたようで、照明器具を取り付ける機材が壊れた際は、照明さんが実際にトラックに括りつけられて撮影したそうです。

ロケットの暴走で急死に一生

『マッドマックス』最初の見せ場となる、暴走族ナイトライダーが自爆するシーン。

S時のように道端で大破していたトラックを避けてその先にある残骸に激突することで大爆発を起こすシーンですが、当初このシーンは大破したトラックに激突する予定でした。

そもそもこのシーンでナイトライダーが運転する車の後方にはロケットが取り付けられており、ほぼロケット弾に近い状態になっていたです。

むろんロケットに着火し、トラックに突っ込ませることで大爆破シーンを撮影する算段でした。

しかし車はきれいにトラックを避け、そのまま直進してしまいます。

不運なことに正面から激突シーンを捉えようとしていた撮影隊のほうに一直線へと向かっていきギリギリのところで横にそれ、その場にいたスタッフは一命を取り留めました。

この失敗にジョージ・ミラーは激怒したそうですが、後日撮影された映像をみて大満足。追加で先の瓦礫に突っ込むシーンを撮影して本編に使われているシーンが完成したというわけでした。

マッドな撮影隊とラストショットの爆発

『マッドマックス』のラストショットを覚えていますでしょうか?

そうです。インターセプターに乗るマックスを正面からとらえ、背後で大爆発が起こるショットで本作の幕は下ります。

このシーンも予算の関係で一発勝負だった。─という話まではよくある話なのですが、面白いのはこのシーンでさえゲリラ撮影だったということです。

なんでも爆破シーンのすぐそばには一般人の方が経営している牧場があったそうで、牧場主がスタッフにこう話しかけたそうです。

「数日前にどこかの撮影隊がとんでもない爆破シーンをとっていて牧場に被害があったんだ。」

数日前の撮影隊はまぎれもなく『マッドマックス』の撮影隊で、その時スタッフは

「それは大変でしたね。でも僕らは大丈夫」

と答えたそうです。

しかし次の瞬間、件のシーンの大爆発が起こり、牧場主は急いで爆破現場まで走って行ったそうですよ。

その場にいたスタッフはそそくさと逃げて行ったそうです。

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