- 初めてゴジラと戦う怪獣・アンギラスが登場!
- 社会風刺が強めな前作から一変!大怪獣のバトルを描いたエンターテイメント作品へ!
- 大阪城を目の前にゴジラとアンギラスがバトルを繰り広げるシーンは見応えが十分!
オススメ度 |
公開日 | 1955年 |
制作国 | 日本 |
上映時間 | 81分 |
ジャンル | 特撮 アクション モンスター |
『ゴジラの逆襲』は1955年に公開された特撮映画で、ゴジラシリーズの第2作目に当たる作品。
本作最大の特徴はシリーズで初めてゴジラと戦う怪獣・アンギラスが登場することですね。本作からほとんどのゴジラ作品は【ゴジラvs○○】という形をとっており、ゴジラ映画=プロレスというスタイルの最大のヒントになった作品と言えるでしょう。
ゴジラ映画=プロレスを確立したのは、おそらく自作の『キングコングvsゴジラ』ですかね!
さらにすごいことに前作『ゴジラ』の大ヒットを受け、なんと本作は5か月の制作期間で封切りとなります。いい意味でも悪い意味でもおおらかな昭和を感じますね。
前作から引き続き続投するのは、志村喬演じる山根博士のみで残りのキャストは一新。舞台を東京から大阪へと移しています。
前作は核戦争の恐怖や第五福竜丸事件などをモチーフに社会風刺が強めな作品でしたが、本作は大怪獣のバトルを描いたエンターテイメント作品に大きくシフトチェンジ。
大阪城を目の前にゴジラとアンギラスがバトルを繰り広げるシーンは見応えが十分にあり、とりわけ大阪城が崩れるシーンは圧巻です。大阪城が崩れるシーンはなんと3テイクほど行われており、崩すたびにジオラマを作り直したらしいですよ。
まだ戦後10年ほどの作品で、この辺りの作品は復興をイメージさせる作品がとても多く、映画を通じて励まし合い、鼓舞していたことがよくわかりますね。本作も例外ではありません。
復興をイメージさせるには破壊された街を作り出す必要があって、ゴジラとアンギラスのバトルでメチャクチャになってしまった町のセットも素晴らしかったです。撮影助手の有川貞昌(ありかわ さだまさ)と富岡素敬(とみおか もとよし)が「破壊された町はそう見えるように飾り付けしなくてはならない」と語っていたのがとても印象的でした。
Blu-rayの特典に収録されている音声解説が中々貴重なもので、前述した撮影助手の有川貞昌(ありかわ さだまさ)と富岡素敬(とみおか もとよし)が、当時の撮影と円谷英二についてを語り合った内容なので、特撮ファンの方には是非とも聴いていただきたい内容です。
特にお二人が円谷英二のことを「親父」と呼ぶことに血の通った師弟関係が伝わってきます。
同時期に公開されていた『七人の侍』をライバル視していた。なんてことも語っていましたねwその証拠に志村喬や千秋実など、『七人の侍』のキャストも何名かゴジラサイドに呼び込みをしています。
ただ、ドラマ面が面白いかと言われるとお世辞にもそうとは言えないのが現状で、いわゆるご都合主義の権化みたいなストーリーの展開でした。流石に5か月の制作期間ではこれが限界という感じもしますね。
何より五か月でこれほどの特撮作品を仕上げたことに職人魂を感じる作品です。ちなみに本作から円谷英二の名前が特技監督としてクレジットされるようになるようです。
そんなわけで『ゴジラの逆襲』、気になる方は是非ご鑑賞ください。
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