- ミッション:インポッシブルシリーズの記念すべき第1作!
- スパイサスペンスに徹した、サスペンス味あふれる作品!
- ある段階で物語の見え方が180度変わるちゃぶ台返し的な流れ!
オススメ度 |
公開日 | 1996年 |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 110分 |
ジャンル | アクション スパイ |
『ミッション:インポッシブル』は1996年に公開されブライアン・デ・パルマ監督によるスパイアクション映画。
『ミッション:インポッシブル』シリーズは人気テレビドラマ『スパイ大作戦』が生んだ超人気スパイ映画の記念すべき第1作。監督は『アンタッチャブル』や『カリートの道』などのブライアン・デ・パルマです。
トム・クルーズは本作からプロデューサーとしても映画作りに参画するようになり、本シリーズへの思い入れの強さが伺えます。
『トップガン』の特典などでも語られていましたが、トムクルーズは1俳優としてだけでなく、映画制作に対しかなりストイックに学ぶ姿勢を見せていたようで、生粋の映画人と言えるでしょう。だから僕はトム・クルーズが大好きです。
『M:I-4』あたりから目立つようになる過激なノースタントはまだ薄味で、本作はミステリ要素の強いサスペンスに徹している作品のように感じます。
デ・パルマの作風はあまり理解できていないので、特筆したことは言えませんが、本作に限っていうとかなり攻めたカメラアングルでさまざまなショットと撮っています。とりわけミステリ味・サスペンス味を醸し出すため、ダッチアングルショットが多用されています。
ダッチアングルショットとはカメラを斜めに傾けて撮影されたショットのことで、被写体の不安感などを表します。
同じスパイ映画の代名詞として『007』シリーズがありますが、007のジェームズ・ボンドは一匹狼なのに対し、こちらのシリーズの見どころはチームワークで不可能なミッションに挑むところですね。
故にイーサン・ハント(トム・クルーズ)以外にも魅力的なキャラクターが複数登場し、本作で登場したキャラクターの中では長い付き合いになる人物も含まれています。
今後、いくつかの作品で反復されることとなる宙吊りのスタントは前半のミッション:インポッシブルシリーズの代名詞となりました。(反復自体は媚びた演出であまり好きではありませんがw)
前半はミステリ要素が強く、ある段階で物語の見え方が180度変わるちゃぶ台返し的な作劇の流れになっています。
ちゃぶ台返し的な作品の良いところは、誰が犯人なのかクライマックスの前(第二幕のターニングポイントあたり)で示されるので、張り巡らされた罠に犯人をはめていくピタゴラスイッチ的な面白さがある点かなと思います。
ちなみにイーサン・ハントのモデルはイスラエルの諜報機関”モサド”を育て上げたイサー・ハレルなる人物だそうです。
そんなわけで『ミッション:インポッシブル』、気になる方は是非ご鑑賞ください。
配信状況は上記の通り。現在『ミッション:インポッシブル』を配信している動画配信サービスはU-NEXTとHulu、Amazonプライムビデオです。
Amazonプライムビデオ以外のサービスでは見放題配信されていますが、U-NEXTの場合、初めての登録なら600円分のポイントがもらえるのでオススメです。
というわけで『ミッション:インポッシブル』を観るなら、今のところU-NEXTがオススメです!
簡単登録!
31日間無料
『ミッション:インポッシブル』はDVDとブルーレイ、そして4KUHDのフォーマットで販売されています。特典のメイキング映像はおよそ60分ほどの尺で、それなりの見応えはあります。
残念ながら音声解説は収録されていませんが、より深く『ミッション:インポッシブル』のことを知りたい人は購入も検討してみてください。