『エターナルズ』について優しく詳しく解説するよ!
MCUのフェーズ4に当たる最新作『エターナルズ』。
まだまだ謎が多き作品ですが、アンジェリーナ・ジョリーの出演によってその名を知った人も多いのではないでしょうか?
今回はそんな『エターナルズ』について徹底的に解説し、見る前に知っておくとより本編が面白くなる知識を提供します。
当然まだ未公開なのでネタバレもクソもありませんので、安心してぜひぜひ最後まで御覧ください。
この記事を読み終わる頃には『エターナルズ』をより楽しむ知識はすべて備わっているはずです。
目次
『エターナルズ』とは
映画『エターナルズ』とはジャック・カービー原作、マーベル・コミックスの同名コミックを映画化した作品で、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のその後を描く、MCUのフェーズ4に当たります。
物語の骨子としては、原作コミックから予想するに、不老不死の宇宙種族「エターナルズ」と、宿敵の種族「ディヴィアンツ」の戦いを描いた作品になるとみて間違いないでしょう!
かなり地球の歴史に迫る物語になると思われるため、個人的にはフェーズ4以降のターニングポイント的作品なるんじゃないかな~?と睨んでいます。
また「インフィニティ・サーガ」(フェーズ1~フェーズ3)に登場したサノスやインフィニティストーンの起源にもある程度解き明かしてくれるでしょう。
公開予定日は2021年11月!今から待ち遠しいですね。
エターナルズを見る前に知っておきたいこと
ざっと『エターナルズ』の概要について解説したところで本編をより楽しむために知っておきたい知識を解説していきます。
エターナルズの起源
エターナルズの起源は500万年前まで遡ります。
地球へ訪れた巨人種族セレスティアルズが、地球の類人猿を集め遺伝子学的実験を行います。
その結果誕生したのが、「エターナルズ」「ディヴィアンツ」そして「人類」の3つの種族でした。
つまりマーベルの歴史的にみると、人類の起源はセレスティアルズにあり、「エターナルズ」と「人類」は兄弟的な存在だったわけです!
オレンチ
「人類の起源が、人類超越した種族の科学実験にだった」という点が『プロメテウス』にそっくりですね。
またこのときセレスティアルズは「人類」に突然変異の遺伝子を組み込み、行っての確率で誕生するようになったのが、『X-MEN』シリーズに登場するミュータントです。
エターナルズの能力
エターナルズは超人的な能力を身に着けた不老不死の種族。
キャプテン・マーベルの能力を、種族全員が基礎能力として持っていると考えて良いと思います。
さらに「心の読み取り」「物質変化」「テレポーテーション」などの特殊能力も備えています。
まるでソーが霞むくらいオールマイティーな神々ヒーローって感じですね。
ディヴィアンツとは
先程から何度か登場している「ディヴィアンツ」は、「エターナルズ」と同時期に生み出された種族。
エターナルズとは、表と裏、光と闇、陽と陰的な関係性があります。サイドはもちろん影側ですね。
かつて人類を奴隷として扱い、地球上で反映していたディヴィアンツでしたが、セレスティアルズによって彼らの帝国は滅ぼされ、地下で生活することを余儀なくされました。
以来、地上への復活の機会を狙っています。
神々しく美しい姿のエターナルズとは対象的に醜い姿が特徴的で、生まれてくる子供は全く違うビジュアルで誕生します。
そのため見た目に統一感はないですが、いずれもエイリアンっぽいビジュアルではあります。
セレスティアルズとは
セレスティアルズとは、マーベル・コミックスに登場する不老不死の巨人種族です。
その力は強大で、コズミックビーイングに数えられる種族です。
コズミックビーイングとは、宇宙の法則を司るほど強大な力を持った存在で、MCUにはウォッチャーという種族とセレスティアルズが登場しています。
またコズミックビーイングにギャラクタスという星食いの魔神がいて、フェーズ4からはじまる新たなサーガの大ボス(サノス的な存在)になるのではないかと噂されています。
すでにMCUに登場したセレスティアルズ
初めて聞いたかのように思えるセレスティアルズですが、実は過去のMCU作品にも少しながら登場しているんです。
その登場シーンと作品は以下の通り。
ノーウェア:『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
一番最初にMCUに登場したセレスティアルズは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に登場する惑星「ノーウェア」です。
「え。星じゃん」と思いますよね。
そのとおり星なんですけど、ノーウェアって巨人の頭蓋骨に人々が住居した星なんですよね。
なんかクジラの死骸に住む小魚みたいですね。
セレスティアルズらしき過去映像:『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
続いて登場したのが同じく『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で、コレクター(ベニチオ・デル・トロ)がインフィニティストーンについて説明している回想で登場しています。
彼らがセレティアルズという言及はされないものの、コミックに登場するセレスティアルズと酷似しているので、まず間違いないでしょう。
エゴ:『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー vol.2』
最後に登場したのが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー vol.2』のメインヴィラン、エゴです。
もはや『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズにしか登場していませんね。
エゴは自らをセレスティアルズ人と劇中で名乗っていました。
ちなみに原作ではセレスティアルズ人ではないらしいです。
サノスはエターナルズでありディヴィアンツだった!
フェーズ1~3までアベンジャーズを苦しめたサノスですが、実はエターナルズだったと知っていましたか?と、同時にディヴィアンツでもあるんです。
サノスの両親は、アスーラとスイサンという惑星タイタンへ移住したエターナルズ。
当然息子のサノスもエターナルズなのですが、突然変異でディヴィアンツの遺伝子を持って生まれてしまったのがサノスなのです。
というわけで、紫色の肌とキン◯マみたいなアゴをもっているんですね。
タイタン人が全員キン◯マジョー(顎)なわけでないです。
エターナルズの主なメンバー
セナ
MCUにおける「エターナルズ」のリーダー。演者はアンジェリーナ・ジョリーが務めます。
実はサノスのいとこ。
イカリス
マーベルヒーローによるプロレス団体、UCWFのメンバー。セナとは仲が悪い。
エイジャック
セレティアルズと唯一会話ができるエターナルズ。スーパーヒーローの時もあれば、スーパーヴィランの時もありました。
ファストス
キンゴ
マッカリ
スプライト
ギルガメッシュ
セルシ
ドルイグ
イカリスのいとこで、おそらく本作のヴィラン。
ディヴィアンツの主なメンバー
クロ
ガウル
エニグモ
カルカス
ドナルド
デボラ・リッター
マエストロム
ブラザー・トード
セレスティアルズのメンバー
ハーゲン・ザ・メジャラー
テフラル・ザ・サーベイヤー
ネザール・ザ・カルキュレーター
ガメノン・ザ・ギャザラー
エリシェム・ざ・ジャッジ
ジェマイア・ザ・アナライザー
エソン・ザ・サーチャー
オネグ・ザ・プロバー
ジラン・ザ・テスター
『エターナルズ』の出演俳優
アンジェリーナ・ジョリー:セナ役
『トゥームレイダー』や『マレフィセント』でハリウッドの第一線に立つアンジェリーナ・ジョリーがセナ役に起用!
そもそもMCUにアンジーが参戦したことで大きな話題となりました。
本作より前のアクション映画は10年前のスパイ映画『ソルト』ですので、アクション映画への復帰は約10年ぶり。
どのようなアクションを披露してくれるのか、今から楽しみです。
リチャード・マッデン:イカリス役
エターナルズの最もヒーロー的な存在イカリス約には、『ゲーム・オブ・スローンズ』のリチャード・マッデンが起用!
個人的にはついにマッデンの時代が来た!!ッと言った感じ。
『シンデレラ』や『ロケットマン』でも確かな配役を受けていましたが、いまいち話題にならずトップスターとは言い難い存在でしたが、本作を気にスターダムにのし上がるのではないかと大きな期待を寄せています。
エターナルズは種族全員で一つの大きな主人公と言って過言ではないですが、中でも絞るならアンジーのセナとリチャード・マッデンのイカリスでしょう。
サルマ・ハエック:アジャク役
メキシコ系の美女、サルマ・ハエックもついにMCUに参戦!
2002年には自身がプロデュースしたメキシコの伝説的画家フリーダ・カーロの伝記を描いた『フリーダ』で、フリーダ・カーロを演じアカデミー主演女優賞にノミネートされています。
同作でサルマ・ハエックは悪名高いハーベイ・ワインスタインのセクハラ被害にあっており、枕営業を拒否したサルマは「セックスシンボルしかなく、演技の才能はない。こんな映画は誰も見ないから制作を中止したほうがよい」とまで言われてしまいます。
しかし蓋を開けてみれば、アカデミー主演女優賞ノミネートというわけで、クソザマァ!ワインスタイン!って感じですね。
ちなみに若かりしサルマ・ハエックのおけつが見たければ、『ワイルド・ワイルド・ウエスト』をどうぞ。
キット・ハリントン:デーン・ウィットマン役
『ゲーム・オブ・スローンズ』からはもうひとり、キット・ハリントンも参戦!
ゲースロファンにとって、リチャード・マッデン X キット・ハリントンは超歓喜の共演です。
なんつったって、ゲースロ内では固い信頼で結ばれた兄弟ですからね!
そんなキット・ハリントンが扮するのは、エターナルズ・・・ではなく、ブラックナイトという剣術と馬術に長けたマーベルヒーロー!
ゲースロから剣と馬を引っさげてマーベルに参戦です!
マ・ドンソク:ギルガメッシュ役
韓国の無敵超人マ・ドンソクがギルガメッシュ役でMCUに電撃参戦!『新感染エクスプレス』でゾンビたちの行く手を阻んだ姿が記憶に新しいですね。
クメイル・ナンジアニ:キンゴ役
パキスタン系アメリカ人でコメディ俳優のクメイル・ナンジアニはこれまで『SEXテープ』や『セントラル・インテリジェンス』などのコメディ映画に多数出演。
本作では日本を拠点に活躍していたエターナルズ、キンゴ役に抜擢され真面目な演技が同評価されるのか俳優としてのターニングポイントに立たされている気がします!
ローレン・リドロフ:マッカリ役
ブライアン・タイリー・ヘンリー:ファストス役
リア・マクヒュー:スプライト役
バリー・コーガン:ドレイク役
ジェンマ・チャン:セルシ役
『エターナルズ』の監督はクロエ・ジャオ
監督は中国のクロエ・ジャオ。
またしてもハリウッドでは無名の監督が起用され、マーベル・スタジオの人選には驚かされるばかりですね。
出来不出来はおいといて、アジア人の女性監督ということもあり、多様性に向けた大きな一歩となる作品であることはまちがいないでしょう。
『エターナルズ』のあらすじ
あらすじに関してはまたほとんど何もわかっていません!ごめんなさい。
詳しいことが分かり次第ネタバレに配慮し、本記事で更新していきます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
『エターナルズ』の公開がたのしみになりました?ここまで読んだあなたは他のMCUファンに大きな差が付いたに間違いありません!
ぜひ本記事で得た知識を周りの人に広めてあげてください!
というわけで今回は以上です。