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ネタバレ「ウォルト・ディズニーの約束」作り手の思いとは?(感想・解説)

「引き続き頼むよ。」
──ウォルト・ディズニー。

ブルーレイって本編始まる前に予告があるじゃないっすか。

「メリー・ポピンズ」を見る直前に本作の予告が現れまして、

「あ~確かにウォルトディズニーの映画もあったな~」

なんて思ってたんですけれども、なんかすげ~知ってる曲が流れるじゃありませんか。

そう、知らなかったんですよ。「メリー・ポピンズ」の誕生秘話だって。。。

まんまとやられたのか、ありがたいのかは置いといて、なけなしの金をはたいてソッコーポチりましたよ。

というわけで特典映像を含め、あますことなく鑑賞して参りました!!

この記事はブルーレイの特典を参考にしています。

作品情報

ウォルト・ディズニーの約束

原題  :Saving Mr. Banks
上映時間:126分

スタッフ

監督:ジョン・リー・ハンコック
撮影:ジョン・シュワルツマン
音楽:トーマス・ニューマン

ジョン・リー・ハンコックの監督作って不勉強ながらほとんど見たこと無いです。「アラモ」は見たけど、なんだかなぁな作品だった記憶。

撮影と音楽に大ベテランの二人を迎えており安定のスタッフ陣って感じでしょうか。

キャスト

トム・ハンクス
エマ・トンプソン
ポール・ジアマッティ
ジェイソン・シュワルツマン
ブラッドリー・ウィットフォード
ルース・ウィルソン
B・J・ノバク
コリン・ファレル

上3名の並びを見るだけである程度はもはや面白そうな映画ですよね笑。しかもAND枠にコリン・ファレルだからキャストだけでも十分興味が枠陣営ですが、僕がすごく気になったのは、ジェイソン・シュワルツマンです。

いや、なんかアクの強い顔してるし、どっかで見たことあるな〜って思ってたんですよ。

「ダージリン急行」でした。ってかウェス・アンダーソンとマブダチですね。で、興味を持って調べたんですけど、本作の撮影監督である、ジョン・シュワルツマンの息子であり、タリア・シャイア a.k.a エイドリアンがお母様だったんですね!!!コッポラが伯父で完全なる映画一族でした。

それにしてもコッポラ一族は本当に映画に縁があるんだなぁ。

感想

これはささった。。。めちゃくちゃささりました。。。

というのも映画を見るということに対しての僕の理念と、本作のテーマがとても近しく感じたんです。

作り手の想い

本作はトラヴァース夫人を中心に描かれますが、そのトラヴァース夫人がまぁ頑固なこと頑固なこと…。

エンドロールの音声や「メリー・ポピンズ 」のメイキングを見る限り、割と忠実に描かれているみたいですけれど、赤い口紅しといて、赤に興味がなくなったから映画には赤い色一切禁止!とかお前どないやねんとか思ったりしたわけですけれども、そこまで頑固になるのは一応(そもそもの性格的な問題がありそうですけど…笑)理由があって、それはトラヴァース夫人が「メリーポピンズ」という作品に込めた思いを守り通したかったからですね。

ここで、「Saving Mr. Banks」という原題が生きてくるんですが、本作を見る限り、ディズニー側で用意した脚本では、“子供達を救いにきたメリーポピンズ”ということになっています。

でも作り手であるトラヴァース夫人の想いは“父親を救いにきたメリーポピンズ”なんです。

トラヴァース夫人が頑なに自分の意思を貫きとおさなければ、「メリー・ポピンズ 」はきっと、父親や母親の行動に煮え切らない、ちょっと楽しいミュージカルとして時代に埋もれて行ってしまったでしょう。

これって本作の限りではなく、どの映画にも言えることだと僕は思います。

映画を考察することは楽しいですし、各々の感想というものがあります。

でもただ一つ、その作品に正解があるとしたらそれは作り手が込めた想いだと僕は思っています。

だから僕は何度も同じ映画を観て、余すことなくメイキング類を見るんです。

考察できるほど頭は良くないし、人よりも物語を読み取る能力が低いってのもありますけど笑。

でもきっと、一つの作品にそんなに時間を割きたくない人が大半だと思うので、出来るだけ作り手の想いをくんで情報として発信することがこのブログの目的の一つですね。

それにしても、試写会でアニメのシーンを見て、汚いものを見るかのようなあの表情…

ほんとブレないおばちゃんですね笑。

ウォルト・ディズニーの言霊

「引き続き頼むよ。」

冒頭で引用させてもらったんですが、この言葉がまためちゃくちゃ感慨深かったのでご紹介しますね!

このセリフ、映画「メリー・ポピンズ 」の影の立役者であるシャーマン兄弟の弟であるディック・シャーマンにウォルト・ディズニーが最期にかけた言葉だそうで、この言葉を最期にウォルト・ディズニーは亡くなったそうです。

ウォルト・ディズニーが最期に残した言霊が生き続け、今も引き続き、想像力で悲しみを癒し、我々に尽きせぬ希望を与えてくれているんじゃないかな~なんて思っちゃったりします。

さて、このディック・シャーマン氏ですが、「メリーポピンズ 」と「ウォルトディズニーの約束」の両作品の特典で多くを語ってくれていてとても親しくなったような気分なんですが、その彼が語ってくれた話の中で、一番グッときた話もご紹介しようと思うのですが、

それは米ディズニーランドに初めてウォルト・ディズニーの銅像が立った時のことだそうです。

その日ディック・シャーマンは銅像の完成セレモニーで、銅像の前で”2ペンスを鳩に”を生演奏したそうです。

演奏も終わりに差し掛かったその頃、ディック・シャーマンとウォルト・ディズニーの間を一匹の鳩が飛び回っていたそうですよ。

小ネタ、裏話

いやほんとにちょっとした小ネタなんですが、「メリーポピンズ」に登場するディック・ヴァン・ダイク演じるバートというキャラクターは、ディズニー側で作り出したキャラクターなんですよ。

原作のいろんな章に登場する人物を一つにまとめた人物で、本作では描かれてないですが、これに対してもトラヴァース夫人は激怒したんじゃないかな~なんて思ってます。

あとシャーマン兄が足を撃たれた話も少し「メリーポピンズ」に少し因果があって、なぜシャーマン兄は撃たれたのかというと、彼は第二次世界大戦に参加していたんです。

戦争で負傷し、イギリスの病院で長い期間を過ごしたそうで、その間にすっかりイギリスに魅了され、その期間がなかったらシャーマン兄弟は「メリーポピンズ 」に出会ってなかったかもと言っていました。

 

さて、これで「メリー・ポピンズ:リターンズ」までの予習が完了しました!よかったら「メリー・ポピンズ」の感想も読んでいってくださいね!

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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

それではまた!

 

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