「まさにマーベル・ユニバースは宇宙だ。今までのヒーローと違い、本作の舞台は宇宙へと広がる。」
ケヴィン・ファイギ(MCUプロデューサー)。
2019年4月26日に「アベンジャーズ/エンドゲーム」に向け、当ブログではマーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU)を製作者目線で振り返って参ります!
さて今回はMCUシリーズ第4作目「マイティ・ソー」でございます!
初めてこの記事に訪れた方のために簡単に説明しておきますと、すでに発売されているDVDやブルーレイの特典映像から、ちょっと「ヘェ〜」な小ネタや裏話、掘り出し物の情報を引き出しながらシリーズ作品を振り返って「アベンジャーズ/エンドゲーム」に備えよう!という企画です。
前回の記事はこちら
さて、今回はブルーレイに収録されている約60分の特典映像、
およびケネス・ブラナー監督による音声解説を参考に「マイティ・ソー」を改めて掘り下げてみました。
この記事はブルーレイに収録されている特典映像および音声解説を参考にしています。
それではさっそく本題に入っていきましょう!
「マイティ・ソー」に感じるイギリス感
先に言っておくとぶっちゃけ、僕は本作があんまり肌に合わないです。
ただ今回コメンタリーを鑑賞していて「あ〜、だからか。」と思える一つの答えにたどり着きました。
それが本作「マイティ・ソー」に感じるイギリス感にあったんです。
その原因は監督のケネス・ブラナーにありました。
この方ケネス・ブラナーは非常に真面目な監督でして、今回のコメンタリーでも真面目さが非常によく伝わってきます。
その点でいうととても内容の濃いコメンタリーでしたよ。衣装のコンセプトとか、何を意識して演技指導をしたとか、この建物は何を意識しているとか。
でもですね、基本的にケネス・ブラナーが何を意識していたかというと、ほぼイギリスのことなんですよ。
それもシェイクスピアとか、アーサー王伝説とか、自身が監督した「ヘンリー5世」とか。
例えば非常にわかりやすい例をいうと、
ムジョルニアが誰も拾い上げれない演出は、エクスカリバーをかなり意識して撮影しているそうです。
[box05 title=”エクスカリバーとは”]アーサー王伝説に登場する、アーサー王が持つとされる剣。魔法の力が宿るとされ、ブリテン島の正当な統治者の象徴とされることもある。
[/box05]バイキングを彷彿させる北欧の背景に、英国紳士を彷彿させる演出なので、僕は強い違和感を抱いていたのです。
同じような違和感を感じていた人もいたんじゃないでしょうか。
起死回生のクリス・ヘムズワース
キャスティングって本当に面白いもので、今じゃ考えられないですが、ソー役がクリス・ヘムズワースではなかった可能性がかなり高かったようです。
というのも配役期間のかなり最初の方にクリス・ヘムズワースはオーディションを行ったのですが、当時ケネス・ブラナーの中にはソーの理想像が無かったそうです。
また当のクリス・ヘムズワースはというと、なんと風邪をひいていて台本も完成していなかったそうです。
当然クリス・ヘムズワースが印象に残ることはなく、それから3ヶ月間ほど世界中で他の俳優をオーディションしていたそうですよ。
でも誰もしっくりこなくて暗礁に乗り上げていたところ、誰かがもう一回ヘムズワースに会ってみようっと言ったのがきっかけだったそうです。
ちなみに、当初は今のようにムキムキでも無かったので、上半身裸のシーンはケネス・ブラナーの体を当てようと思ってたんだとか。
ケネス・ブラナーってそんなにいい体してたっけ…?
とまぁ、9ヶ月の猛トレーニングの成果あって、文句なしのムキムキに作り上げてきてくれました!
ケネス・ブラナーの体使われなくて良かった良かった。
スタン・リーが語る「マイティ・ソー」
さて、今回特典映像の中でスタン・リーが「マイティ・ソー」を作り上げた時の裏話を語ってくれていました。
「独自性を求めていた。伝説の神がヒーローになった話は、私が知る限りなかった。」
──スタン・リー
後にも先にも、多分ないですよね?ここまでヒーローに仕立て上げられている神は。
独自性を求めた結果が、北欧神話にたどり着く発想力とそれをマンガにしちゃおうと思う行動力がすごいですよね。
元々は、マーズやジュピター(ギリシア神話の神)を題材に考えていたそうですが、アメリカでより知名度の低い北欧神話にシフトしたそうですよ。
さらにスタン・リーの中に宿る熱い想いにとても心を打たれたのでご紹介しますね。
「原作の出来には満足していた。だが、さらに100万%も改良できる手段がある」
──スタン・リー。
「100万%」と語るところ、めちゃくちゃ声に力が入っていましたよ。前を見続けるこの情熱がアメコミ界を常に前線で引っ張ってこれた理由でしょう。
最後に超余談ですが、本作のニュージャージー州の砂漠の真ん中にポツンと存在する街ですが、ゴーストタウンを映画の状態まで作り上げていました!
映画の力ってほんとすごいですね笑。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
ぶっちゃけていうと、今回はあんまり書くことがなかった!
ケヴィン・ファイギも全然喋らないし!笑
ただし、ケネス・ブラナー監督は本当に真面目で誠実に映画作りをしているのがよ〜くわかりました。
それが吉と出るか凶と出るかは見る人次第ではありますが、これからもケネス・ブラナー監督を応援いたしましょう!
次回は第5回!「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」です!
まとめ記事はこちら
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