- ポール・セロー原作の家族を巻き込んだ逃亡劇!
- ハリソン・フォード主演の同タイトル『モスキート・コースト』として映画化もされた作品!
オススメ度 |
公開日 | 2021年 |
制作国 | アメリカ |
エピソード数 | 17話(2シーズン) |
1話平均 | 50分 |
ジャンル | スリラー サスペンス |
『モスキート・コースト』はAppleTV+がオリジナルで製作するサスペンスドラマで、当局に追われる男が家族を連れてメキシコへと逃亡する様を描いています。
原作はポール・セローで本作の制作・主演はその息子、ジャスティン・セローが務めました。
なお1986年にピーター・ウィアー監督、ハリソン・フォード主演で同タイトル『モスキート・コースト』として映画化もされています。
様々な形で発信されている『モスキート・コースト』ですが、シーズン2を未鑑賞の段階ではAppleTV+ドラマの中でワーストに近い感想でした。
何がそんなにダメかって、少なくともシーズン1ではほとんど物語が前進してくれないんです。もちろん逃亡劇なので、物理的な距離はどんどん進んでいってロケーションが変わっていく様は面白くもあります。
ただし、本当にロケーションが変わっていくだけの面白さを求めるのなら『世界の車窓から』を見た方がよっぽど有意義で、本作はあくまでも劇作品なので物語があるわけですよね。
本作において最も大事なサスペンス要素は「なぜ当局に追われているのか」・「主人公の男は過去に何をしたのか」というところなんですが、ここが1ミリも進まないんです。
シーズン2、シーズン3と構想があり、本当に重要な事実は最後の最後まで取っておきたい思惑があるのかもしれませんが(現在はシーズン2まで配信中)それにしたって物語の核になっている部分が1枚も剥けないのでは、流石にダラダラとしすぎに感じてしまいます。
サスペンスドラマとして、持っているサスペンス要素は前述した「なぜ当局に追われているのか」・「主人公の男は過去に何をしたのか」という一本のみで、ほとんど毎エピソードの中で「そろそろ真実を話したほうが・・・」「いや、まだ早い」という風なやり取りを繰り返されるんです・・・。
基本的には完成度が高く、当たりの多いAppleTV+ですが、ハズレを感じたのは今のところ本作と『アメイジング・ストーリー』と『サスピション』くらいでしょうか。
シーズン2を見たらまた感想が変わるかもしれないので、その際は追記します。
そんな『モスキート・コースト』ですが、気になる方は是非ご鑑賞ください。
配信状況は上記の通り。『モスキート・コースト』はAppleTV+が独占配信している作品なので、AppleTV+でのみ鑑賞することが可能です。全話見放題で配信しているので、お試し期間中に解約すれば無料で全話見ることも可能です。
AppleTV+は全てオリジナル作品を展開している配信サービス。見渡す限りオリジナル作品で、配信オリジナルが好きな人にとって金脈のような配信サービスです。
どのドラマや映画もハリウッドで一度は見たことがある俳優が出演しており、スティーブン・スピルバーグなどの有名監督も参加しています。ここでしか見れないような掘り出し物を探している人にとって非常にお勧めな動画配信サービスとなっています。
結論『モスキート・コースト』を観たい人はAppleTV+一択です!