オススメ度 | (4/5) |
公開日 | 2020年 |
制作国 | アメリカ |
エピソード数 | 20話(2シーズン) |
1話平均 | 50分 |
ジャンル | ミステリー サスペンス ジュブナイル |
- 実在する九歳の女性記者ヒルデ・リシアクから着想を得た二次創作的ミステリー!
- 30年前に発生した事件の真相を追うのは九歳の少女!
- 『ストレンジャー・シングス』のような子供達が力を合わせて事件に挑むジュブナイル作品!
『レポーター・ガール』は実在する九歳の女性記者ヒルデ・リシアクから着想を得た作品で、いわゆる二次創作的なミステリーがテーマのドラマです。
失業をきっかけに父の故郷へと引っ越したヒルデ・リスコが、30年前に疾走した少年の事件を追う物語となっています。
あくまでも九歳の女性記者という肩書きを借りただけなので、実話というわけでは無い点に注意が必要ですね。
九歳の少女が主人公なので当然この少女の視線で物語は進行するわけですが、だからと言って子供向けのドラマというわけではなく、扱うミステリーは“小さな田舎町で、30年間前に起きた誘拐事件によって、当時冤罪となった男性のために真実を追う”という本格的な内容です。
町民による結託のせいで冤罪となった男性、レイシストの保安官、ヒルデの父と町民の確執、真犯人はいったい誰なのか。この辺りがドラマを盛り上げるポイントですね。
とりわけレイシストの保安官は非常に陰険で、とても鑑賞者をイラつかせる人物ですが、このような登場人物にイライラが募るほど、カウンターパンチを食らわせた時は気持ちがいいものですよね。
少女の視線ということで、『ストレンジャー・シングス』などに似たジュブナイル系の作品でもある気がします。というのも、ヒルデは学校では変わり者扱いで、同じく変わり者扱いされている、いわゆる”いじめられっ子”たちと三人でウェブの新聞社クロニクルを結成し、記事の取材という形で事件の真相に迫っていきます。
ドラマ1話に対して1記事を作るような流れで、ともすると構成的には同じAppleTV+オリジナルの『真相 – Truth Be Told』に似ているかもしれません。
さらにヒルデにはちょうど思春期の姉がいて、姉やその彼氏も巻き込んで事件の真相に挑んでいくのでまさに構造的にはジュブナイル系そのものですよね。
町民が結託して一人の男性を冤罪に陥れたという意味では『ウィッカーマン』的な養分も微々たりとも含まれているのかもしれません。
『ウィッカーマン』的なホラー要素は一切ないですけどねw
ちなみにヒルデ・リスコを演じるのは『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』でムーニーを演じた天才子役のブルックリン・キンバリー・プリンスで、本作でもその天才っぷりを発揮しています。
そんな『レポーター・ガール』、是非ご鑑賞ください。
配信状況は上記の通り。『レポーター・ガール』はAppleTV+が独占配信している作品なので、AppleTV+でのみ鑑賞することが可能です。全話見放題で配信しているので、お試し期間中に解約すれば無料で全話見ることも可能です。
AppleTV+は全てオリジナル作品を展開している配信サービス。見渡す限りオリジナル作品で、配信オリジナルが好きな人にとって金脈のような配信サービスです。
どのドラマや映画もハリウッドで一度は見たことがある俳優が出演しており、スティーブン・スピルバーグなどの有名監督も参加しています。ここでしか見れないような掘り出し物を探している人にとって非常にお勧めな動画配信サービスとなっています。
結論『レポーター・ガール』を観たい人はAppleTV+一択です!