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【ネタバレあり】『X-MEN:ダークフェニックス』感想:最後って何?ただの茶番な一作

みなさんこんにちは!オレンチ です!

今となってはマーベルと言ったら、アイアンマンを筆頭に圧倒的にMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のことを連想しますよね。

しかし2000年に、アメコミの実写映画化に大きな影響を残した『X-MEN』の存在も忘れてはなりません。

「そもそも『X-MEN』の成功なくしてMCUの誕生もなかったかも。」なんて思ってみたり。

そんな『X-MEN』シリーズ最新作!

ちまたでは《これで最後》などど宣伝され騒がれていますが、そもそも《最後》という位置付けに対して甚だ疑問なんですよ…。

まま、《最後》に対する思いは後述するとして、今回もネタバレ全開で映画レビュー行ったります!!

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作品情報

まずはサクッと作品情報から!

X-MEN:ダーク・フェニックス

  • 原題  :Dark Phoenix
  • 上映時間:114分
  • 制作年 :2019年
  • 監督  :サイモン・キンバーグ

今回、監督・製作・脚本と一人三役をこなしたのがサイモン・キンバーグ。

めっちゃいい笑顔してんな。キンバーグ

初めて聞く名前だったので、ちょちょいと調べてみると今回が初監督!

元は脚本家として多くの実績を残している方で、脚本を書いた作品群の中には本作と同じテーマの『X-MEN:ファイナルディシジョン』の名も。

ただキンバーグ氏が脚本を執筆した作品群を調べていくと…

『トリプルXネクスト・レベル』、『リンカーン 秘密の書』、『X-MEN:フューチャー&パスト』、『ファンタスティック・フォー(2015)』etc…。

正直どれも好みじゃない作品ばかり。

かな〜り不安に苛まれながらの鑑賞となりそうです。

キャスト

  • ジェームズ・マカヴォイ(チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX)
  • マイケル・ファスベンダー(エリック・レーンシャー/マグニートー)
  • ジェニファー・ローレンス(レイブン/ミスティーク)
  • ソフィー・ターナー(ジーン・グレイ/ダーク・フェニックス)
  • ニコラス・ホルト(ハンク・マッコイ/ビースト)
  • タイ・シェリダン(スコット・サマーズ/サイクロップス)
  • ジェシカ・チャステイン(謎の女)

とにかく今回最も注目すべきは、我らがレディ・サンサことソフィー・ターナー!!

出会った頃のソフィー・ターナー

最近のソフィー・ターナー。バチくそ美人になったなぁ…

約10年、TVドラマ『ゲームオブスローンズ』でサンサ・スタークを演じきり、強く生きるという成長を、我々に見せてくれたソフィー・ターナーがついに映画初主演なわけです。

また今回脇としてソフィー・ターナーを支えるのが今やベテランとなったジェームズ・マカヴォイとマイケル・ファスベンダーです。

思えば二人とも実話を基にした戦争ドラマ、『バンドオブブラザーズ』などのTVシリーズにて出演しているのかいないのか、ギリギリなレベルの下積みを経て、『X-MEN:ファーストジェネレーション』にて再開。

ブレイクのきっかけは『X-MEN:ファーストジェネレーション』だと言っても過言ではないのではないでしょうか。

そして演技派と謳われるようになったジェニファー・ローレンスとジェシカ・チャステイン。

そして『レディ・プレイヤー1』からじわじわと注目を集めるタイ・シェリダン。

彼らがどんなアンサンブルを生み出すのか!?

ではでは感想・解説行ってみます。

とにかく《下手》な映画

どこを取ってもとにかく《下手》な映画でした。

のろまな人命救助

ジーンの幼少期とトラウマを説明したアバンタイトルは良しとしましょう。

しかしタイトルコール後のスペース・ミッションがあまりにも下手すぎます。

  • 原作ではX-MENが宇宙で活躍する場面が多々あるので映像化したかった。
  • ヒーロー映画に必要な人命救助として。
  • ジーン・グレイがダーク・フェニックスとなるきっかけ。
  • プロフェッサーXへの不信感の植え付け

これらがこのシーンの目的だと思います。

しかし人命救助としてみると、全くと言っていいほど盛り上がらないんですよ。

その理由として現場に急行するX-MENの半数が座ったままの状態だということ、また主観がX-MENサイドからという安全圏からの目線であることが原因です。

一刻を争う自体のはずなのに、

ほぼ座ったまま事故を起こしたスペースシャトルを眺めているショットが続くので、全く緊張感が生まれないんです。

またダーク・フェニックス誕生までのきっかけとしても運び方があまりに雑です。

ジーンをシャトル内部まで運ぶ理由がいまいちピンとこないし、助けられる側の人間も受け身すぎやしませんか。

シャトルが壊れることを防ぐのだったら安全圏からでもよかったんじゃ。

「だいたい船長一人エアロックで何やってんたんだよ」って思っちゃいます。

そもそも大統領からの要望で救助に向かっているわけですし、事故から救助までそれなりに時間があるわけですからもうちょっと助けられる側にも協調できることがあったでしょうに。

オレンチ

船長が一人エアロックで何か無駄な作業をしている真っ只中、他の乗組員は律儀にベルトまで締めて席に座っているねw

助けられる側の人間が、ジーンをその場へ導くだけの存在に感じられてしまい、まるで生を感じないんですよ。

100歩譲り「通信が途絶えた」などの理由で、助けが来ることを知らなかったとしましょう。

本作のテーマの一つになっている、プロフェッサーXへの不信感を抱かせたいがため、一刻を争う場面にモタモタした会話劇が挟まるせいでやっぱり緊張感が生まれないんです。

つまるところどう転んでもやっぱり下手くそなシーンだと思います。

森から森へ。ここはどこ?

DF-06600_R – Sophie Turner stars as Jean Grey in Twentieth Century Fox’s X-MEN: DARK PHOENIX. Photo Credit: Doane Gregory.

全体的に同じような森のシーンがめちゃくちゃ多かったですね。

しかもいずれも暗い。

制作費あんまりもらえなかったんけ?

と疑ってしまうほどの多さ。

まま同じようなシチュエーションが多いことは良いとしても、やっちゃいけないことをしでかしてます。

それはジェシカ・チャステインのヴィランが誕生するシーンのすぐ直後に起きます。

あろうことか全く別の場所にいる、対立関係にある両者の背景がほぼ同じなのです。

これでは互いの位置関係が曖昧どころか、近くにいるようにしか見えなくなってしまうのです。

両者の背景が同じならば、両者は近くにいるべきで、その後近くにいることを上手く使った展開にすべきだと僕は思います。

がしかし残念ながらそのような展開にはならず、ジーンが暴走することでシーンは切り替わってしまいました。

近くにヴィランがいたんだったらあの暴走で気付くだろうに。

プロフェッサーXのテーマって必要?

ジーン・グレイの葛藤。そして仲間と争わなければならないX-MENたちの葛藤。

それに加え、今までの作品のプロフェッサーXへの姿勢に対してもテーマを与えています。

超簡単に言うと、

「安全な場所から指示するだけでお前何にもしてないじゃん」

と言うことですよね。

多分『LOGAN/ローガン』で見せた、《ウルヴァリンの贖罪》みたいなことをやりたかったんでしょうけど、完全に空回りしてると思います。

と言うのも、プロフェッサーX本人はこのテーマに対してほぼ葛藤をしていないからです。

グチグチぐちぐちと「でも自分は悪くない」の一点張り。

いや実際正しかったのかもしれないですが、プロフェッサーXが間違っているような視点で描かれているので、単純に言い訳しているようにしか見えなくなってしまっているです。

結局最後には「オレ、悪かったかも」と理解したのかしていないのか微妙な反応のまま、責めていたハンクとも和解するようなシーンはなかったですし、

結果何をもたらしたかといえば、プロフェッサーXのカブを落としただけに他なりません。

《これが最後》ってなに?

《これが最後》って宣伝のやり方がどうしてもひっかかるんですよ。

と言うか完全に『アベンジャーズ/エンドゲーム』に引っ張られていますよね。

MCUはある段階で『エンドゲーム』を終着点に絞って政策を続けてきたので、大円団だと言うことは十分理解できるのですが、『X-MEN』シリーズの場合、

「『ダーク・フェニックス』を目的に進めてきたプロジェクトじゃないじゃん。」

って思います。

今後はディズニー傘下に入ることですし、ヒュー・ジャックマンはすでにウルヴァリン役の引退を表明しているので区切りといえば区切りなんでしょうけど、そんなことを言ったら『X-MEN:ファイナルディシジョン』の段階で一旦区切りがついているわけで。

言っちゃえば『X-MEN:ファーストジェネレーション』が再出発だったわけですよ。あの頃はエピソード0的な前日譚が流行っていたので結局のところ、時系列の改編という形で前のシリーズと合流することになりましたけども。

何が言いたかったのかよくわからなくなっちゃったんでこのくらいにして、MCUへのX-MEN参戦を大いに期待し、次回作を期待いたしましょう!w

過去作をU-NEXTで!

さてさて、本作に至るまでX-MENは全部で6作品。『ウルヴァリン:ZERO』や『デッドプール』などのスピンオフ作品を含めると11作もありますw

これらすべての作品がU-NEXTに揃っていますよ!

X-MENシリーズをU-NEXTで見る

「○」のついている作品は追加料金なしで鑑賞できます。

X-MEN
X-MEN2
X-MEN
ファイナル ディシジョン
X-MEN
ファースト・ジェネレーション
X-MEN
フューチャー&パスト
324円
X-MEN
アポカリプス
324円
ウルヴァリン
X-MEN ZERO
ウルヴァリン
SAMURAI
324円
LOGAN/ローガン 324円
デッドプール 324円
デッドプール2 432円

U-NEXTに登録するとその場で600ポイントが配布され、このポイントは1ポイント1円として利用が可能です。

つまり、料金のかかる作品も1作品までは無料で見ることができます。

ちなみに『X-MEN:ダーク・フェニックス』のおさらいならば、『X-MEN』〜『X-MENアポカリプス』までで十分だと思います。

ただし48円ほどポイントから足りないですね。

48円くらいなら課金しても良さそうですが、どうしてもな場合は登録時のクレジットカードを変えれば別アカウントとして登録できるため、実質もう600ポイント配布されますよ。

登録から31日間は無料期間なので、その間に解約すれば料金は一切かかりません。

これを気にX-MENシリーズを一気見してみてはいかがでしょうか!?

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