トム・ホランド&デイジー・リドリー主演で送るディストピアSF!
『スパイダーマン:ホームカミング』より本格的にMCUに参加し、世界中でファンを獲得したピーター・パーカーあらためトム・ホランドと、『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』でシークエルの中心となってスカイウォーカーサーガを締めくくったレイ a.k.a デイジー・リドリー主演で贈る新たなディストピア型SF『カオス・ウォーキング』の公開が本格的に迫ってきました!
今回は、
『カオス・ウォーキング』について公開・鑑賞前に知っておきたい知識を解説!
ぜひぜひ最後までご覧ください。
何はともあれ、まずは先日公式にライオンズゲートから公開された予告編をご覧ください。
『カオス・ウォーキング』は2021年4月16日に日本公開予定です!
目次
『カオス・ウォーキング』とは
『カオス・ウォーキング』とは、イギリスの作家パトリック・ネスの『混沌の叫び』を原作とするディストピア型の近未来SF作品です。
『混沌の叫び』は、
- 『心のナイフ』(2008)
- 『問う者、答える者』(2009)
- 『人という怪物』(2010)
の3作品から構成されるいわゆる三部作シリーズ。
映画『カオス・ウォーキング』を配給するライオンズゲートは、上記三部作の映画化権を獲得していますが、現時点で映画版が三部作になるかは未定です。
「近未来のとある星で、未知の感染症が流行し女性が死に絶えてしまった」という幸か不幸か、新型コロナウイルスが猛威をふるっている2020年としては、まあまあ攻めた内容になっています。
もう一つ大きな特徴として、この世界には他人や動物の心の声が聞こえてしまう”ノイズ”と呼ばれる現象が発生しています。
予告編を見る限り、トムホの顔あたりにオーラのようなものが纏われており、勝手に喋っているように見えますよね。あれが”ノイズ”です。
物語はデイジー・リドリーが演じる謎の女性、ヴァイオラ・イードが惑星に不時着したあたりから始まるようで、ヴァイオラは何か重大な秘密を握っていそうですね。
「惑星にとって唯一の女性」ということになりそうなので、何かに追われ、トムホが彼女を守るといった骨子と思って良いでしょう。
“ノイズ”のギミックがトムホの無邪気な少年らしさを演出しているようにも思える予告でしたが、コメディ要素が強いのか、ディストピアSFらしくシリアスでダークな要素が強いのかが個人的には気になるところです。
『カオス・ウォーキング』のあらすじ
未知の感染症が原因で世界中の女性が死に絶え、世界には1つの町(プレンティスタウン)しか存在しない状態にあった。その世界ではノイズという現象が発生しており、他人や動物の心の声が筒抜けになっていた。トッド・ヒューイットは養父のベンとキリアンからそう教えられてきた。そんなある日、トッドは近所の沼地にノイズが聞こえない場所があることに気が付いた。それを養父たちに伝えたところ、彼らは血相を変え「すぐにこの町から逃げろ」とトッドに言った。ノイズが原因でトッドの思考が町全体に知れ渡っていたためである。
訳も分からぬまま町を離れることになったトッドが沼地へ向かうと、そこにはヴァイオラと名乗る女性がいた。2人はプレンティスタウンの首長、デヴィッド・プレンティスが差し向けた追っ手に命を狙われることになった。亡くなった母親が持っていた地図に記されていた町、ヘイヴンに向かう決断を下したトッドだったが、プレンティスの追跡は執拗を極めるものであった。道中、トッドとヴァイオラはこの世界の真実を知っていくが、それは2人のティーンが背負うには重すぎるものであった。
『カオス・ウォーキング』の監督はダグ・リーマン
『カオス・ウォーキング』の監督はダグ・リーマン。
彼の主なフィルモグラフィは以下の通りです。
- 『ボーン・アイデンティティー』
- 『Mr.&Mrs.スミス』
- 『ジャンパー』
- 『フェア・ゲーム』
- 『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
- 『ザ・ウォール』
- 『バリー・シール/アメリカをはめた男』
- 『カオス・ウォーキング』 ←NEW
マット・デイモンに新たな俳優性を切り開いたスパイアクションの傑作『ボーンシリーズ』を解き放った功績はそれはそれは大きいものですが、SFとしては『ジャンパー』で爆死しているかなといったところ。(個人的に『ジャンパー』は好きよりの好きな作品です!)
不吉なのは『ジャンパー』の主演が『スター・ウォーズ』プリクエル三部作のメインキャスト、ヘイデン・クリステンセンを主演に起用した作品だということです。
『ジャンパー』以降、ヘイデン・クリステンセンは「ハリウッド最前線で大活躍!」とはとても言えず、話題作からはすっかり姿を消してしまいました。
同じく『スター・ウォーズ』シークエルのメインキャストで本作『カオス・ウォーキング』で主演を務めるデイジー・リドリーが同じ道を歩まないことを祈るばかりです。
『カオス・ウォーキング』のキャスト
続いて『カオス・ウォーキング』のキャストをご紹介していきます。
トム・ホランド
まずは主演トム・ホランドから。
MCUファンならもはや説明不要。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』からスパイダーマンとしてMCUに電撃参戦した今最も注目すべき俳優の1人です。
トム・ホランドは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』から引き続きスパイダーマンとしてMCUに計5作出演。
最もスパイダーマンを演じた俳優となりました。
そんなトム・ホランドですが、個人の身体能力がかなり高く、スパイダーマン役のスタントも多くこなしています。
そんなポテンシャルから今後アクション俳優としてかなり期待が高まる俳優なのです。
そして本作『カオス・ウォーキング』はスパイダーマン以外の大作アクションとして一発目の作品。
故に彼の身のこなしは本作の大きな見どころとなるでしょう。
デイジー・リドリー
本作のヒロインを務めるのは、スカイウォーカーサーガを盛大に締めくくったレイことデイジー・リドリーです。
『スター・ウォーズ』のレイ役以降、『ピーター・ラビット』(声の出演)や『オリエント急行殺人事件』などに出演していましたが、今のところ目立った感は感じられないのが個人的な感想です。
本作ではどのような一面を見せてくれるのか、かなり期待をしていますが、、、
一つ言えることは、金髪デイジーが想像以上に可愛い!
これはトムホとのロマンスにも期待が膨らみます!
マッツ・ミケルセン
みんな大好きマッツ・ミケルセンが本作のヴィランとして参戦!
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』では、足を向けて寝れないくらいの善人だったので、悪ミケルセンはなんだか久しぶりな気がします。
個人的にはクライヴ・オーウェン主演『キング・アーサー』のミステリアスミケルセンが大好きです!
ニック・ジョナス
今回トムホ、デイジーと同じくらい期待しているのが、ニック・ジョナス。
『ジュマンジ:ウェルカム・トゥ・ジャングル』および『ジュマンジ:ネクストレベル』に出演していましたが、いまいち影が薄く、イケメンを上手く発揮できていなかった気がします。
本作で残す足跡によって、さらに前線へと出てきてくれることを期待しています!
デヴィッド・オイェロウォ
『猿の惑星:創世記』でゴリラに橋から蹴落とされ、屈辱の死を遂げた、デヴィッド・オイェロウォも『カオス・ウォーキング』に参戦。
名前がタイピングしにくいので、さっさと終わらせたいのですがデヴィッド・オイェロウォはマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師を演じた『グローリー/明日への行進』がおすすめ!
最近のデヴィッド・オイェロウォは『クローバーフィールド・パラドックス』が印象的でしょうか。
本作での立ち位置はまだ不明ですが、本作にどのようなスパイスをもたらしてくれるのか、注目しておきましょう。
デミアン・ビチル
『エイリアン:コヴェナント』や『死霊館のシスター』のバーク神父などで知られる、デミアン・ビチルは「威厳がありそうで無いけど実はある」ような俳優でして、彼のおすすめはチェ・ゲバラの反省を描いたスティーブン・ソダーバーグ監督による『チェ』をご覧ください。
フィデル・カストロ役がなかなかカッコ良いですよ!
まとめ
まだまだ詳しいことがわかっていない『カオス・ウォーキング』ですが、できることなら原作通り三部作として走りきる───、あらためウォーキングしきって欲しいですね。
『カオス・ウォーキング』は2021年4月16日に日本公開予定です!