はいどうも!オレンチです!
「またスパイダーマンか…」とかなんとか思っちゃった過去俺よ─。
お前など多次元へ飛んで行ってしまえ!!
先に言っておこう。
僕は今猛烈に興奮している!!
全部が全部良いわけじゃないけど、それでも最高でした!
というわけで一足お先に『スパイダーマン:スパイダーバース』をIMAX3Dの字幕版で鑑賞してきました!
スパイダーバースのバースって何?って人がいたら下の記事から読んでもらえるとウレシス。
はい!では作品情報を絡めて、マーベルが誇るスパイダーマン最新作、『スパイダーマン:スパイダーバース』の感想行ってみます!
作品情報
スパイダーマン:スパイダーバース
原題 :Spider-Man: Into the Spider-Verse
上映時間:117分
制作年 :2018年
監督 :ボブ・ペルシケッティ
監督のボブ・ペルシケッティさん、全く知らんと思ったけどやっぱり初監督なんですな。
もっと若い人を想像してたけど中々のヒゲモジャ。
キャスト
・シャメイク・ムーア(マイルス・モラレス)
・ジェイク・ジョンソン(ピーター・B・パーカー)
・ヘイリー・スタインフェルド(グウェン・ステイシー)
・ニコラス・ケイジ(スパイダーマン・ノワール)
・リーブ・シュレイバー(キングピン)
・マハーシャラ・アリ(アーロン・デイビス)
・クリス・パイン(ピーター・パーカー)
中の人をのぞいてみるとビックリするくらい豪華な布陣!
この中で僕が特筆したいのがジェイク・ジョンソンです。
いやー、よく彼を持ってきたなと。
有名どころだと『ジュラシック・ワールド』の恐竜オタク役だったり、『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』でトム・クルーズの相棒を演じていました。
ジェイク・ジョンソンは、“巻き込まれ型サイドキック”として素晴らしい存在感を放つ役者さんです。
“巻き込まれ型サイドキック”って僕が勝手につけた呼び方なんですが、要は主人公の無理難題をボヤキながらも手伝ってくれる良き相棒で、
『サハラ/死の砂漠を脱出せよ』とか『ナショナル・トレジャー』で顕著に観れます。
オレンチ
ボヤキながらも…という資質が今回のピーター・B・パーカーにはぴったりの配役でしたね!
あらすじ
ニューヨーク・ブルックリンの名門私立校に通う中学生のマイルス・モラレス。実は彼はスパイダーマンでもあるのだが、まだその力をうまくコントロールできずにいた。そんな中、何者かによって時空が歪めらる事態が発生。それにより、全く異なる次元で活躍するさまざまなスパイダーマンたちがマイルスの世界に集まる。そこで長年スパイダーマンとして活躍するピーター・パーカーと出会ったマイルスは、ピーターの指導の下で一人前のスパイダーマンになるための特訓を開始する。(以上、映画.comより)
感想・ネタバレ
はい。ではここからネタバレを含んだ感想をつづっていこうと思うのですが、
今回は少しでも本作の良さを伝えたいということで、途中からネタバレ表現を入れていきます。
ここからネタバレするよー!と明確に注意書きを置くので、まだ観てない人はそこまで読んでもらえるとウレシス。
このライド感、最高!!
僕がなぜ『スパイダーマン:スパイダーバース』を観てここまで興奮しているのか。
それはシートベルトを締めていないと、何処かへぶっ飛んで行ってしまうんじゃないかと思えるほどのライド感を感じたからです!
ライド感ってなんやねん!思った人!
それは読んで字のごとく!ノッている感覚だ!感じろ!
冒頭からマルチバースを意識させる演出が、まるで心臓の鼓動のように波打つ感じ。
V8でマッドなマックスのオープニングとも似ているあの感じ。
完全にエンジン暖めとりますな!
始まったらあとはBGMと、アクロバットな映像の親和性に身をまかせるのみ。
エンディングまで心地よくかっ飛ばしてくれます。
まるで超オシャレなエクスストリーム系スポーツのビデオを見ているような、はたまた超オシャレなオープニング、もしくはエンディングを見ているような、終始そんな感覚でした。
オレンチ
特に今回のスパイダーマンからは、スノーボードとかスケボーとか、海に向かってアクロバットな飛び込みを楽しんでいる時とか、
そういう遊びをしているときに感じる、脳内麻薬と同じものを感じたんです。
とりわけスノーボードを楽しんでいる時とめちゃくちゃ感覚が似てたんですよ。本作のサントラを爆音で聴きながらナイターを流したらいつもの1.5倍は軽く跳べると思います笑。
本作のBGMが気に入った方は僕が滑りながらよく聞くサントラも気に入ってもらえるかと思います!
またなんだかんだでスパイダーマンはやはりコミック、アメコミなんだなぁと感じましたよ。ええ。
どんなけ無茶な動きをしても、全然わざとらしくならないんですよ。
しかもコミック的な描写が余計にエクストリームなビデオ感を出して、これがまためちゃくちゃ良いんです。
昔、アン・リー版のハルクで同じようなことをやっていましたが、やっぱり実写でやると受けいられなかったみたいですね。僕は好きでしたけど。
余談ですが、ヴィランの多さとかいろいろてんこ盛りな感じが強烈にゲーム感も出してましたね。
スパイダーマンのゲーム面白かったなぁ…。
そういやピーター・パーカーの地下室にゲーム版のスーツもありましたね!
つまるところ、ヨコノリスポーツとかスピード感じるスポーツが好きや人ほど劇場へ!!
ほとばしるコミック感!
本作の特徴をもう一つ挙げると、かなり斬新なコミック感が挙げられます。
わざとフレームレートを落としてカクカクに見せたり、スパイダーセンスを視覚化したり、よくある「BON!!」をそのまま視覚化したりと、数々の斬新演出で今まで見たことのないような映像であることは間違いないです。
フレームレートは、動画において、単位時間あたりに処理させるフレーム数(静止画像数、コマ数)である。 通常、1秒あたりの数値で表し、fps(英: frames per second=フレーム毎秒)という単位で表す。
たまにあるメタ発言なんかも面白かったですね。
「コミコンに聞けってお前が言うなw」
メタ発言とは、発言内容が本来なら発言者の関知しえないはずの領域に言及している発言のことである。
はい。ではここから下がネタバレになりまーす!
マイルスが成長するお話
スパイダーバースというわけで、マルチバースが本作最大の魅力ではあるのですが、蓋を開けてみるとテーマは完全にマイルスが成長するお話でした。
なので第一幕はほとんどマイルスただ一人に尺が振られています。
オレンチ
テーマがマイルスの成長だとすると、非常に教科書通りの作りで間違いではないのですが、スパイダーバースを見に来た僕にとってはちょっと退屈な第一幕でした。
ただしマイルスが成長する物語として見ると非常によく作り込まれています。
・第一幕でマイルスという人物を徹底的に掘り下げる。
・第二幕で試練と葛藤を与える
・第三幕で殻を破り一歩成長する
こんな構成が言えると思います。
第二幕でマイルス、つまり未熟なスパイダーマンから見たベテランスパイダーマンの姿がすごく新鮮でしたし、彼ら(スパイダーマンたち)だからこそ分かち合える悲しみの共有にもグッときました。
あとあと、スタン・リーの登場には無条件に泣きましたね。マジで。
「いずれスーツのサイズが合う時が来る」とな。なんて意味深なことを言うのだ。
特に第三幕は実にかっこよく仕上がっていて、マイルスが殻を破ってビルから飛ぶシーンなんか最高でしたね!
「口じゃなく手を見ろ」
や
「信じて飛ぶしかない。」
のような言葉の伏線も上手に回収していて気持ちよかったです。
おまけもあるぞ!
マーベル映画ではもはや当たり前!?になったおまけ映像。
今回だってちゃんとありますので、終わるまでは劇場を立たないように!
出てくるのは「スパイダーマン2099」の未来スパイダーマン!
声を担当しているのは、『スターウォーズ』でおなじみとなったオスカー・アイザックです!
終わりに
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます!
本作とは直接関係ないですが、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を裏舞台から振り返るというのもやっていますのでよかったら読んでいってください!
それではまた!