- 会社の中と外で記憶を分離<セヴェランス>された会社員を描いたSFサスペンス・スリラー!
- 「それってめちゃくちゃ怖くない・・・?」的なネタが多く、例えるなら世にも奇妙な物語のSF版!
- 本作のテーマを表現したシンメトリーな構図にも注目!
オススメ度 |
公開日 | 2022年 |
制作国 | アメリカ |
エピソード数 | 9話(1シーズン) |
1話平均 | 50分 |
ジャンル | SF サスペンス スリラー |
『セヴェランス』はAppleTV+がオリジナルで配信しているドラマで、会社の中と外で記憶を分離<セヴェランス>された会社員を描いたサスペンス・スリラーです。
主演は『LIFE!』のアダム・スコットが務め、ジョン・タトゥーロやクリストファー・ウォーケンなどの名優が脇を固めています。制作はコメディ映画に常連なベン・スティラーで、コメディ以外のプロデュース力も見せつけた一本になった気がします。
セヴェランス手術を受けた社員はルーモンインダストリーのエレベーターに乗ると、インニー(社内の人格)に切り替えられアウティ(社外の人格)は休眠状態に。設定された敷地内から出入りすることで人格が切り替わるので、インニーの人格は一生会社の外に出ることができないのです。
インニーは分離された時点で誕生するので、アウティがどんな人生を送ってきたのか知る由もなく、自分が一体どんな家族構成なのかも知りません。定時である8時間働き続け、次の日の出勤と共に人格が切り替わるので、寝ることも許されずに働き続ける人生なのです。
上記のようにちょっと冷静に考えたら「それってめちゃくちゃ怖くない・・・?」的なネタが多く、例えるなら世にも奇妙な物語のSF版といった感じ。ちょうどNETFLIXで知る人ぞ知るSFサスペンスドラマ『ブラックミラー』とテイストが似ている気がします。
またルーモン社内でのショットにはシンメトリーな構図がとても多く、シンメトリーは【クローン】や【人工的なもの】を表現する際によく使われる手法です。本作の場合、テーマが分離なのでシンメトリーの構図が何を語っているかは明白ですよね。
逆にルーモン社外では右と左で小道具が違うなどあえてアシンメトリーな構図を作り出し、人工的なものと自然的なものの対比を描いているように感じました。
というわけで『セヴェランス』、気になる方は是非ご鑑賞ください。
配信状況は上記の通り。『セヴェランス』はAppleTV+が独占配信している作品なので、AppleTV+でのみ鑑賞することが可能です。全話見放題で配信しているので、お試し期間中に解約すれば無料で全話見ることも可能です。
AppleTV+は全てオリジナル作品を展開している配信サービス。見渡す限りオリジナル作品で、配信オリジナルが好きな人にとって金脈のような配信サービスです。
どのドラマや映画もハリウッドで一度は見たことがある俳優が出演しており、スティーブン・スピルバーグなどの有名監督も参加しています。ここでしか見れないような掘り出し物を探している人にとって非常にお勧めな動画配信サービスとなっています。
結論『セヴェランス』を観たい人はAppleTV+一択です!