- サイコの香りを漂わせる少しエロティックなスリラー作品!
- この脚本って実話?創作?とある脚本をめぐったサスペンスが面白い!
- 青と赤の持つ意味にも注目!
オススメ度 |
公開日 | 2021年 |
制作国 | アメリカ |
エピソード数 | 8話(リミテッド) |
1話平均 | 50分 |
ジャンル | スリラー サスペンス エロティック |
『迷宮のアリス』は第一線を退いていた映画監督アリスと、とある若手脚本家を巡って展開されるサイコの香りを漂わせる少しエロティックなスリラー作品です。
アリスの大ファンだというとある若手脚本家。彼女の脚本はかなりアブノーマルでサイコでエロティック。それでいて心情の描写が非常にリアル。すぐさま才能を見出され、映画化されることが決定するのですが決定していた監督がまさかの失踪。
そんなおり推薦されたのがアリスで、アリスは映画監督として前線に戻ることを決意していきます。さらにアリスが監督することになった作品の主演はアリスの夫。つまり自分の夫と女性俳優のラブシーンを自分が監督することになるわけですね。
そもそも何故、もともと決まっていた監督は失踪したのか?あまりにも心情の描写がリアルだけど実話なのでは?実話ならこれって・・・。というように、どんどんドンドン疑心暗鬼のような状態に陥っていくのがめちゃくちゃ面白かったです。
本作を面白くさせるポイントは2つあって、1つは前述した通り脚本は実話なのか?という問い。もう1つは面白いほど脚本家の思うようにことが運ぶ点です。脚本家はアリスの大ファンでしたよね。何故かうまいことアリスが自分の作品を監督するようになりますよね・・・。
本作の核心を突いていると思うエピソードが第6話の『悪い読者』という話。とある登場人物が”悪い読者”の定義について語るのですが、果たしてアリスは”悪い読者”なのか?脚本が真実なのか?というサスペンスを作り上げているのかなと。
また色の使い方にもこだわりがあって、ほとんどのシーンで青が使われています。ライティングはどこもかしくも青みが勝っているし、アリスの家の家具は青で溢れています。しかし、撮影が始まると次第に赤が増えてきて・・・。
つまり青は冷静・現実の世界・アリスを表現していて、赤は情熱・作劇の世界・脚本家(ソフィー)を表しているような気がします。ぜひそんなところにも注目してみてくださいね。
そんな『迷宮のアリス』、是非ご鑑賞ください。
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結論『迷宮のアリス』を観たい人はAppleTV+一択です!