目次
- シリーズの中では様々な理由から異色な作品!
- トロッコチェイス、ゲテモノ料理などなど見どころたくさん!
- ヒロインは後の監督のパートナーということで、ヒロインの扱いにも注目!
オススメ度 |
公開日 | 1984年 |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 118分 |
ジャンル | アドベンチャー |
『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』は1984年に公開されたアドベンチャー映画で、『インディ・ジョーンズ』シリーズの2作目にあたる作品。元々三部作の構想はあったようで、最初から予定されていた作品といったところです。
あまり気にしたことがなかったのですが、最近見返してみたところ実は『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』よりも1年前の話なんですね。
2023年6月現在、公開が控えている『インディ・ジョーンズ/運命のダイアル』を除けば──運命のダイヤルは未鑑賞のため──シリーズの中で唯一、構成が異なる作品です。
というのは物語が本題へと向かう方法が能動的か受動的かの違いで、本作以外は能動的であり、本作のみ受動的になっています。例えば『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』や『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』は調査を依頼されたことでインディが能動的に物語の核へと迫っていきます。
それに比べて本作は上海での一悶着から流されるままにインドへ到着し、いつの間にか魔宮へと向かう羽目になっていくような構成になっています。
シリーズ中の他の作品と流れの違いを感じたのならもっともな理由はそこでしょう。また『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』と『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』は聖書──前者は旧約聖書、後者は新約聖書──をモチーフにしており、本作はヒンドゥー教がモチーフになっているため雰囲気の違いも感じられると思います。
このように三部作として公開年が近いにも関わらず、さまざまな違いがあるため当時だいぶ評価が割れたようで、特典映像の擁護的な発言から察するに、当時はあまり良い評価ではなかった気がします。
ただし違うのは流れと雰囲気だけで、インディアナ・ジョーンズというキャラクターはしっかりと地に足をつけているため、インディアナ・ジョーンズの違った一面を観れるという意味で僕は大好きな作品です。
もしキャラクターも違っていたら──絶対言わなそうなことを言うなど──それこそ駄作に感じてしまっていたと思います。
他にもトロッコチェイスなど、シリーズを代表するアクションや、スティーヴン・スピルバーグの意地の悪さが全面に出たゲテモノ料理など、見どころはたくさん。実は個人的にトラウマ映画でもあって、とある心臓が抜き取られているのに生きているシーンを子供の頃に観て、とてつもない恐怖を感じたことを覚えていますw
ヒロインのケイト・キャプショーは後のスピルバーグのパートナーとなる人物なのですが、実は三部作で唯一インディとヒロインのベットシーンが無く、ラストのキスシーンも一度ゾウが邪魔をするんです。結婚するのは本作の10年後なので、当時は意識していたか定かではありませんが、潜在意識の中にスピルバーグのエゴがあったのかと思うとなんとも面白いですよね。
そんなわけで『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』、是非ご鑑賞ください。
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