映画だらけのオレンチ 
- 警官仲間の汚職を知りつつも目をつぶり続けた中年男がついに立ち上がる物語
| オススメ度 | (5/5) |
| 公開日 | 1998年 |
| 制作国 | アメリカ |
| 上映時間 | 105分 |
| ジャンル | サスペンス クライム |
ニューヨークに隣接したギャリソンは、住民のほとんどがNY市警の警官という特殊な町だ。ある夜、町の警官・バビッチが黒人を誤って射殺。ギャリソンの創始者・レイは甥のバビッチをかばうため、バビッチの偽装自殺を企てる。保安官・フレディは真相を知り…。
U-NEXTより引用
『コップランド』は1998年に公開されたクライム映画で、汚職警官をテーマにした作品です。監督は『インディ・ジョーンズ』シリーズの最新作『インディ・ジョーンズ 運命のダイヤル』に抜擢されたジェームズ・マンゴールド。
主演はシルヴェスター・スタローンで、脇を固めるのはレイ・リオッタ、ハーヴェイ・カイテル、そしてロバート・デ・ニーロと、そうそうたるキャストが出演しています。
『ランボー』や『エクスペンダブルズ』など血の気の多い役を演じることが多いスタローンですが、本作では利用され、それでも良しとしている男を哀愁たっぷりに演じています。
老いたウルヴァリンを描いた『ローガン』なども同じでしたが、”哀愁”というのはジェームズ・マンゴールドの作家性の一つなのかもしれませんね。そう考えると『インディ・ジョーンズ 運命のダイヤル』が楽しみでなりません。
とある批評家が 『ロッキー』のことを「やるかやらないかを迫られた時、やることを選んだ勇気ある男の話だ。」と評しましたが、自称ビデオ考古学者という肩書きを持つコンバットRECさんが「やらない方を選んだ男の物語」と称しており、非常に的を得た秀逸な解釈だと思います。
『コップランド』の主人公フレディは、仲間の警官たちの汚職を知りつつも立ち上がることなく中年を迎えてしまった男で、もっと早く行動に移していれば違う道もあったのかもしれない。という哀愁がとても味わい深いキャラクターです。
ともすると30代〜50代くらいの人にとって、フレディと同じように「もっと早く行動に・・・」という経験があるかもしれません。いや、現実は映画のようには行かなく、長い人生を生きていればフレディと重なる一面がある人は少なくないでしょう。
故に本作のフレディは等身大で、観る人によってはとても刺さる作品かなと思います。
そんなわけで『コップランド』、超絶お勧めなので是非ご鑑賞ください。
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というわけで『コップランド』を見るなら、今のところU-NEXT一択かなと思います。
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配信状況は2023年6月17日時点のものです。
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