オススメ度 | (4/5) |
公開日 | 2019年 |
制作国 | アメリカ |
エピソード数 | 16話(2シーズン) |
1話平均 | 50分 |
ジャンル | サスペンス スリラー スパイ |
- イスラエルの諜報機関モサドをテーマにしたスパイ作品!
- 女性スパイが敵国に潜入した様を描く!
- これぞスパイ!勧善懲悪ではない、国家間のリアルな描写に注目!
『テヘラン』はイスラエルの諜報機関モサドを描いたスパイドラマで、イランに潜入した女性スパイを描いた作品です。
前提知識として知っておきたいのは、イスラエルとイランは敵対関係にあり、イランにイスラエル人は入国できないという点。イスラエル人だけで逮捕されてしまうという前提を鑑みると、本作のスパイ活動がいかに過酷なものか容易に想像ができると思います。
ただし、そんなことを知らない他国の視聴者でもイスラエル人がイランに入国するとどうなってしまうのか簡単に理解できるように冒頭のエピソードで用意されています。
スパイ作品といえばイギリスの諜報機関を描いた『007』シリーズが真っ先に頭に浮かびますが、本作はファンタジックな007とは違い、かなりリアルに”スパイ”というものを描いています。
とりわけ主人公のタマラという女性の専門分野はハッカーなので、特別戦闘能力が高いというわけではなく頭脳で窮地を脱していく様がサスペンスフルで面白いです。
物語としては作戦失敗によってテヘラン(イラン)に閉じ込められてしまったタマラが、いかに作戦を軌道に戻すかという点に注力されています。
基本的にはイスラエル目線で物語は進みますが、イスラエルから見た勧善懲悪な構造を持っているわけではなく、イラン側の人物も人間味を持たせています。むしろ物語が進んでいくとモサドの方が手段を選ばないようにも見えてくるので、そんなところもリアルかつ面白いところではないでしょうか。
タマラを追うイラン側の敏腕捜査官として登場するのがショーン・トープ演じるファラズ・カマリで、ショーン・トープはイラン生まれという点もなかなかリアルですよね。
ショーン・トープは本作のほか、AppleTV+オリジナルの『リトル・アメリカ』にも出演しており、『アイアンマン』などの大作映画にも顔を出している俳優です。
『リトル・アメリカ』日本国内ではAppleTV+オリジナルとして配信されていますが、元をだとるとイスラエル国内で放送されていたドラマという、AppleTV+内では少し変わった流れを持っています。
そのためかAppleTV+の初期設定では「英語の吹き替え」で再生されますが、おすすめはオリジナルのヘブライ語です。まれに米国以外の映画が英語吹替されていることがありますが、口と音声が合っていないのに字幕を読むという感覚がとても気持ち悪いんですよね。
またシーズン1ではとある任務のためにタマラはテヘランに潜入することになりますが、AppleTV+のあらすじ紹介には任務の詳細が書かれているため、あらすじは目を通さないことを推奨します。
というのも任務の詳細も、本作におけるサスペンスの一つなので、前もって知っていると面白さが半減してしまう可能性があるためです。
本ページのあらすじでは任務の詳細を伏せてあるのでご安心ください。
そんな『テヘラン』、是非ご鑑賞ください。
配信状況は上記の通り。『テヘラン』はAppleTV+が独占配信している作品なので、AppleTV+でのみ鑑賞することが可能です。全話見放題で配信しているので、お試し期間中に解約すれば無料で全話見ることも可能です。
AppleTV+は全てオリジナル作品を展開している配信サービス。見渡す限りオリジナル作品で、配信オリジナルが好きな人にとって金脈のような配信サービスです。
どのドラマや映画もハリウッドで一度は見たことがある俳優が出演しており、スティーブン・スピルバーグなどの有名監督も参加しています。ここでしか見れないような掘り出し物を探している人にとって非常にお勧めな動画配信サービスとなっています。
結論『テヘラン』を観たい人はAppleTV+一択です!