オススメ度 | (4/5) |
公開日 | 2019年 |
制作国 | アメリカ |
エピソード数 | 24話(3シーズン) |
1話平均 | 50分 |
ジャンル | SF ポストアポカリプス |
- 崩壊後の世界で全人類が視力を失った文明を描いたポストアポカリプス的SF作品!
- モモア史上、最強最高のモモア!戦士ババ・ヴォス!
『SEE 暗黒の世界』は『アクアマン』で一躍スタートなったジェイソン・モモア主演で贈るポストアポカリプスのSFドラマです。
ポストアポカリプスというのは週末後の世界を描いた作品で、最も有名な作品として『マッドマックス』シリーズがあります。
本作は文明が崩壊してから数百年が経過し、現代のテクノロジーは全て失った未来を描いており、現代の建物はいわば遺跡として登場します。
現代の文明や知識が失われた世界が特徴的な本作ですが、さらにもう一つ大きな特徴というのが人類全ての視力が失われているという点です。つまり何らかの原因で視力を失った未来人を描いた作品というわけですね。
彼らは過去の人々(現実世界の現代)がテクノロジーを発展させ過ぎた罰として視力を失ったと考えており、そのことを起因とする宗教や王国のような物が発展し独自の文化を気づいています。
このように崩壊した世界を土壌に、まるで古代世界の王国を描いているような世界観が、これまでに映画やドラマで体験したことがなく、新たな世界へ誘ってくれる魅力が本作にはあります。
完全に視力を失った人々によって気付かれた文明にかけた考察も魅力の一つで、村中に張り巡らされた縄を伝って村民たちは移動したり、フィンガースナップ(指パッチン)を使ってコミュニケーションを取ったり、部族独特のコミュニケーション方法があったりと、様々な考察が張り巡らされています。
それでいて過度に説明し過ぎない点も好印象でした。
極め付けが戦闘スタイルで、視力のない戦いがここまで白熱させてくれるとは思いもよりませんでした。
特に注目したいのが、ジェイソン・モモア演じるババ・ヴォスの戦闘で、様々な映画やドラマでジェイソン・モモアを見てきましたが、個人的にはモモア史上、最強最高のモモアだと思います。
間違いなくコンセプトは座頭市で、特にシーズン2から座頭市への意識に拍車がかかっていきます(鎧が完全に日本風)。とにかくまずはシーズン1の3話まで進んでいただき、ババ・ヴォスの圧倒的戦闘能力を体感していただきたいです。
シーズン1の3話における戦闘シーンでは、足元に薄い水が張っており、水の波紋はこの世界の人々が感じ取っている音を表現しているのだと思います。
とにかく強すぎるババ・ヴォス。例え目が見えていたとしても全く勝てる気がしませんw
物語のキーになってくるのは、ババ・ヴォスの双子の息子&娘で、彼らは目が見えるという点もポイントの一つ。そんな彼らが見える目でこの世界に何をもたらそうとしているのかにも注目してください。
そんな『SEE 暗黒の世界』、是非ご鑑賞ください。
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結論『SEE 暗黒の世界』を観たい人はAppleTV+一択です!