- 1910年代の大日本帝国統治下における朝鮮半島から1980年代のバブル期における日本まで、4世代にわたる在日韓国人の物語
- 日本人であるならぜひ一度は見ておきたいドラマ!
- 4世代にわたるドラマということで叙事詩的な物語!
オススメ度 |
公開日 | 2022年 |
制作国 | アメリカ |
エピソード数 | 8話(1シーズン) |
1話平均 | 60分 |
ジャンル | ドラマ 叙事詩 |
『Pachinko パチンコ』はAppleTV+がオリジナルで配信しているドラマ。1910年代の大日本帝国統治下における朝鮮半島から1980年代のバブル期における日本まで、4世代にわたる在日韓国人の物語です。
劇中でも語られていますが、労働力として日本に連れてこられ、第二次世界大戦後に無国籍となってしまった在日韓国人の──特に女性へスポットライトが当てられています。
1910年代と1980年代を交互に物語が進んでいくので、その間となる時間の流れを想像する余地があり、見せ方がとても素晴らしいと思います。特に物語が交互する進行を利用してドラマのちょうど真ん中(4話あたり)で2つの時代のロケーションが交差する演出が素晴らしかったです。
社会や人種、文化。そしてジェンダーというように、ありとあらゆる特権の構造がドラマの中で語られていていました。
自分が特権を持っていることを知らずに振りかざすと、それは加害者が気づいていない差別になります。
とりわけ日本人であるならぜひ一度は見ておきたいドラマだと思います。
例えば関東大震災で大きな被害が出たことは知っていますが、その混乱に乗じて多くの在日韓国人が無惨にも日本人の自警団に惨殺されたことはあまり知られてないでしょう。
また4世代にわたるドラマということで叙事詩的な物語にも感じることができます。そのことを象徴するかのように登場人物の名前はイサク、モーゼス、ノア、ソロモンといった具合に旧約聖書に登場する人物ばかり。
さらに上記の人物たちはユダヤ人であり、ユダヤは国を持たない民族なので、無国籍となってしまった在日韓国人を象徴しているのかもしれません。
シーズン2も決定しているようなので、ぜひぜひご覧ください。
というわけで『Pachinko パチンコ』、気になる方は是非ご鑑賞ください。
配信状況は上記の通り。『Pachinko パチンコ』はAppleTV+が独占配信している作品なので、AppleTV+でのみ鑑賞することが可能です。全話見放題で配信しているので、お試し期間中に解約すれば無料で全話見ることも可能です。
AppleTV+は全てオリジナル作品を展開している配信サービス。見渡す限りオリジナル作品で、配信オリジナルが好きな人にとって金脈のような配信サービスです。
どのドラマや映画もハリウッドで一度は見たことがある俳優が出演しており、スティーブン・スピルバーグなどの有名監督も参加しています。ここでしか見れないような掘り出し物を探している人にとって非常にお勧めな動画配信サービスとなっています。
結論『Pachinko パチンコ』を観たい人はAppleTV+一択です!