目次
- 『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』を反復した秀逸すぎる続編!
- インディアナ・ジョーンズの人となりにも深掘り!彼のルーツに迫った作品。
- 戦車 vs 乗馬!馬に乗って戦車を追いかけるインディ・ジョーンズの姿は必見中の必見!
オススメ度 | (5/5) |
公開日 | 1989年 |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 127分 |
ジャンル | アドベンチャー |
『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』は1989年に公開されたアドベンチャー映画で、『インディ・ジョーンズ』シリーズの3作目に当たる作品。いったん当初の予定にあった三部作としてはラストを飾る作品です。
前作『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』は構成をぐっと変えた作品でしたが、本作は『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』と同じ構成をとっており、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』を反復していると言えるでしょう。
反復は映画を制作する上で個人的にはとても重要な要素で、とりわけ続編となると巧みな反復は映画体験をより良いものにすると思っています。なぜなら反復を行うことで続編やシリーズを肌で感じることができるからです。
例えば本作は物語の本題に入っていく流れが『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』とほぼ同じでありながら、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』を観ていなければ理解できないようなシーンはほとんどないですよね。他にも物語を理解する上で過去作を観ている必要はなくとも、観ていればちょっとした繋がりを感じるようなシーンが随所に散りばめられていて、最高に良くできた続編だと思います。
さらに本作はインディアナ・ジョーンズの人となりにも深掘りをした作品で、彼のルーツ──そして父親も非常に重要な登場人物として登場します。
冒頭で若き日のインディアナ・ジョーンズが描かれますが、蛇が嫌いになった理由。彼がムチを使う理由。帽子のルーツ。顎の下の傷(ハリソン・フォードが過去に交通事故で負った傷を作劇に活かしたナイスな演出)などを10分程度にギュッと詰め込み、画面に釘付けになるような魅せ方をするあたりスピルバーグのセンスオブワンダーが爆発したと言っても過言ではないでしょう。
加えて父親の影も示唆するのですから、ここまでよくできたオープニングもなかなかありません。
ただ改めて見返すと、冒頭で十字架をインディが奪い返すシーンは、考古学原理主義者にお金を出して買ったお宝を盗まれた挙句、皆殺しにされたという風な見方もできるかもしれませんねw
さてそんな父親役に抜擢されたのがショーン・コネリーで、「インディ・ジョーンズの父親となるような人物は007のような人物でなくてはいけない」というふうな理由から声がかかったそうですw
当初はもっと消極的なキャラクターだったようですが、ショーン・コネリーの助言により本作のように若い子とのアバンチュールも楽しむような父親像に変化していったそうです。さすが元007ですね!
『インディ・ジョーンズ』シリーズが観客を釘付けにする要素の一つとして、非常に展開が早い点が挙げられるかと思います。それでいて次のシーンに移るとすぐに大きなアクションシーンが待っているので、全く飽きずに見ることができるんです。
とりわけ本作の中でも凄いのが戦車 vs 乗馬のシーンで、VFXでは観られない本物の興奮が濃厚に詰まっています。実際にハリソン・フォードもかなりのアクションをこなしたようで、馬に乗って戦車を追いかけるインディ・ジョーンズの姿は必見中の必見です。
そんなわけで『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』、超絶お勧めなので是非ご鑑賞ください。
配信状況は上記の通り。現在『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』を配信している動画配信サービスはU-NEXT、Disney+、Amazonプライムビデオ、Huluの計4つ。この中で最もお勧めなのがU-NEXTです。
U-NEXTは31日間のお試し期間があり入会するだけで600円分のポイントももらえます。無料期間内に解約すれば月額料金を請求されることもありません。
というわけで『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』を見るなら、今のところU-NEXT一択かなと思います。
簡単登録!
31日間無料
『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』はDVD、Blu-ray、4KUHDのフォーマットで販売されています。もし今から買うなら、最高フォーマットの4K UHDがもちろんお勧め!
BOXもお勧め!
もし配信ではなく、ディスクで欲しいというのなら、単品で買うよりも断然BOXの方がお勧めです。
シリーズまとめて手に入るというだけでなく、メイキングなどの特典映像が付いているのはBOXだけ。DVD版のBOXもBlu-ray版のBOXも4K UHD版のBOXも概ね特典映像の内容は同じですが、どうせ買うなら4K UHDがいいですね!