「キャストもスタッフも気の合う仲間と映画作りをしたい。」
──ジェームズ・ガン。
みなさんこんにちは!オレンチです。
ここまで来ていただきありがとうございます!
2019年4月26日に『アベンジャーズ/エンドゲーム』が公開に向け、当ブログではマーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU)を製作者目線で振り返って参ります。
初めてこの記事に訪れた方のために簡単に説明しておきますと、すでに発売されているDVDやブルーレイの特典映像から、ちょっと「ヘェ〜」な小ネタや裏話、掘り出し物の情報を引き出しながら、シリーズ作品を振り返って「アベンジャーズ/エンドゲーム」に備えよう!という意気込みです。
さて今回はMCU第10作目『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』です。
前回の記事はこちら
https://moviework-orenchi.com/backside-captainamerica2/
今回もブルーレイに収録されている約20分の特典映像、
および
ジェームズ・ガン監督による音声解説を参考に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を再鑑賞してみました!
この記事はブルーレイに収録されている特典映像および音声解説を参考にしています。
ではさっそく本題に入っていきましょう!
目次
なるほど!だから”楽しい”作品なのか!
この作品から滲み出る“わきあいあい”とした雰囲気は、紛れもなく本物だということが特典や音声解説からよ〜〜〜〜く読み取れます。
音声解説から飛び出す俳優たちとのエピソードの数々が多いこと多いこと。
ヨンドゥ役のマイケル・ルーカーと仲が良いことで有名ですが、ジェームズ・ガンはマイケル・ルーカーのことを
「50歳のおやじの体を持つ3歳児」
と呼びます笑。
音声解説を見ながら吹いちまった笑。
しかも音声解説を収録した後、一緒にヨーロッパ旅行に出かけるほどの仲の良さ!
特に、ザンダー星で骨董品屋の店主を煽るやりとりは、正真正銘マイケル・ルーカーそのものだそうですよ!
クリス・プラットも例外ではなく、今回の撮影で親友になった一人だとジェームズ・ガンは語ります。
その揺るぎないエピソードを一つ。
イギリスに住んでいたジェームズ・ガン&ショーン・ガン宅にクリス・プラットが遊びに来たことがあったそうです。
そもそも俳優が監督の家に遊びに来るってこと自体、すげぇ〜なと思うし、兄弟で住んでるとかどんだけ仲いいんだ!と思うんですが、
クリス・プラットはその家を気に入った挙句、隣の空き家を借りて住んでしまったそうですよ!笑
あとは夜な夜なお互いの家に集まってダベりまくっていたそうな。
クッソ楽しそうですよね笑
本作のギャグは、ほぼクリス・プラットとジェームズ・ガンが休憩時間に考えたとか。
中指を立てるシーンとか、休憩中にキャッキャッしながら考えてるとかどんだけいい職場なんだ!と思いますよね笑
また、コレクターの館でピーター・クイルがオーブを落としかけてしまうシーンがありますが、あれは本当にハプニングだそうでクリス・プラットが機転を利かしてあのような演技になったそうです。
そう思いながら見ると、なんとも笑がこみ上げてきますよ笑。
クリス・プラットのユーモアに気づいていたジェームズ・ガンは、この作品でかなりリスキーだったラストのダンスバトルシーンをクリス・プラットに託すことにしたそうです。
結果はご覧の通り最高の本作らしさでしたよね。ちなみにガモーラを誘うのはアドリブだそうです笑。
僕の思う本作らしさとは、ゆる〜〜〜い会話の直後、キリっと渋みを見せるところだと思います。というかジェームズ・ガンがそうって言っているので間違いないでしょう。
また、しきりにケヴィン・ベーコンの名前が出てきますが、ケヴィン・ベーコン自身、ジェームズ・ガンの作品、『スーパー!』に出演しています。
その付き合いあって、撮影後すぐにケヴィン・ベーコンに連絡を取って
「名前使ったよー!」
と報告を入れたそうです笑。
とうのケヴィン・ベーコンも大喜びだったとか笑。
映画における音楽の重要性
ジェームズ・ガンは映画における音楽の重要性にいち早く気づいており、撮影現場もユニークです。
というのも映画音楽というのは、撮影の後にシーンに合わせて作られるのが一般的なのですが、ジェームズ・ガンの場合ほとんどの映画音楽を先に作らせるそうです。
出来上がった音楽を、その音楽が使われるシーンで流すことで、どのようなシーンになるのか俳優に想像してもらいながら演技をしてもらうのがジェームズ・ガン流なんです。
このことは、俳優陣のほとんどが「とてもやりやすかった!」と語っていました。
“楽しい”だけじゃない!練られたプロット
ここまでいかに楽しい現場なのかを説明してきましたが、それだけではなく彼らの文化や、科学的考察にも基づいて作られています。
例えば、ラヴェジャーズは感触を大切にする団体だそうで、彼らの宇宙船にある操作できるものは全てタッチパネルでできています。
またザンダー星には太陽が3つあり、それはノバ軍の紋章にもなっています。
さらに、ピーター・クイルが宇宙で防護マスクを外しながらも生きてられるのか否か、しっかりとNASAに確認を取ったそうです。
極め付けが、主要メンバーのロケットとグルートです。
彼らはデザインよりも機能を重きに考えられています。
例えばグルートは、パッとみ”木”を連想させますが、実際のところ人間のように動ける植物をイメージして作られています。
続いてロケットですが、アライグマには胸がなく、銃を撃つには胸骨を広げる必要がありました。
刑務所に入るシーンを思い出して欲しいのですが、ロケットの背中に埋め込まれているボルトは胸骨を広げるための代物なのです。
そしてロケットについて、忘れてはならないのがショーン・ガンです。
もちろん声を当てて、ロケットに命を吹き込んだのはブラッドリー・クーパーですが、このアライグマの役作りに大いに貢献した人物が、監督の弟であるショーン・ガンその人なのです。
撮影風景はなかなかシュールではありますが、ロケットの仕草などは完全にショーン・ガンが吹き込んだものです。
ショーン・ガンのアドリブが入っているほどで、彼なくしてロックなキャラクター、ロケットは誕生しなかったでしょう。
ちょっと残念な話
ジェームズ・ガンファミリーと読んでも過言ではないほど素晴らしい環境を作ったジェームズ・ガンですが、すでにディズニーから解雇が決まっており、
俳優陣の運動も虚しく、もはや揺るぎないものになってしまいました。
Vol.3の脚本は書き終えているそうで、ジェームズ・ガンらしさにかすかな期待を持てるのではと思いきや、映画はそんなに甘くありません。
そもそも制作自体暗礁に乗り上げてしまっていますが、前作『ウィンターソルジャー』の音声解説で、ルッソ兄弟が興味深いことを語っていました。
「映画は3回生まれ変わる。脚本が出来た時。撮影している時。編集している時。」
つまり、どんなに脚本が完成されていたとしても確実に担当した監督やスタッフの作家性が出てしまうのが映画なんですね。
願わくば、やはり三部作ジェームズ・ガンで完成させて欲しいと思ってやみません。
追記:祝!ジェームズ・ガン復帰おめでとう!!
2019年3月16日の早朝。
とっても嬉しいニュースが飛び込んできました!!
なんと全世界のガーディアンズファンの願いがついに叶ったのです!!!
「ジェームズ・ガンは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.3』で帰ってくる」
クリス・プラットやブラッドリー・クーパー、ヴィン・ディーゼル、デイヴ・バウティスタなどキャスト陣9名が連名で再雇用を求める声明を発表したり、ジェームズ・ガン監督本人も公に過ちを認め謝罪し、解雇という決定を真摯に受け止めたことなどを考慮し、今回の復帰となったらしいですね。
「ファンの願いが通じた」というよりはジェームズ・ガン監督の人望が今回の復帰となったんですね!
ひとまずはこの決定に皆で喜び、Vol3を待つことにしましょう!!!!
本当に良かった!!!!
コチラもおすすめ
さて今回もここまで読んでいただきありがとうございました!
読んでいただけた方が一人でもいたなら感謝感激です!
次回はついにフェイズ2大詰め!
第11回『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』です!
https://moviework-orenchi.com/backside-ageofultron/
まとめ記事はこちら
https://moviework-orenchi.com/mcusummary/
U-NEXTで無料視聴
今すぐ無料で『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を観ませんか?
無料トライアル期間中に解約すれば月額料金は一切発生しません。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は
2020年10月17日 23:59まで配信です。
U-NEXTに登録すると600ポイントが自動的に贈呈され、コチラのポイントを利用することで『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を見ることができます。
登録は3分ほどで完了し、31日以内に解約すれば料金は一切発生いたしません。
登録は約3分で超簡単!
登録時にもらえるポイントで新作の視聴が可能!
31日以内に解約すれば料金がかからない!