「ソフトストーリー」とは映画の大きなジャンルの一つ。

全ての映画はまず「ハイコンセプト」か「ソフトストーリー」に分けることができます。

どんな映画もまずは「ハイコンセプト」なのか「ソフトストーリー」なのか割り振られたあと「SF」や「ファンタジー」、「ラブストーリー」や「ホラー」といったジャンルへと分けられていきます。

「ソフトストーリー」とはどういったものか──、簡単に伝えるなら【アート系映画】と例えることができます。興行成績はあまり気にせず何を伝えたいのか。という点にこだわった作品です。

より深く解説するなら【内的な葛藤と向き合う物語】ということができます。

【内的な葛藤】とは主人公が心の中で抱えている悩みのことで、多くの「ソフトストーリー」で明確に悩みについて語られることはなく、絶妙な仕草や表情で表現されることがほとんどです。

故に【内的な葛藤】を表現した「ソフトストーリー」の映画はある人にとっては全く理解作品であっても、ある人にとっては自分の気持ちを代弁してくれているような映画となります。

『ロッキー』

『Trying ~親になるステップ~』

『Mr.コーマン』

『タルーラ〜彼女達の事情〜』

『ラスベガスをやっつけろ』

『チェリー』

『ワンダフルライフ』

『その道の向こうに』