オススメ度 |
公開日 | 2022年 |
制作国 | アメリカ |
エピソード数 | 9話(1シーズン) |
1話平均 | 37分 |
ジャンル | アクション アメコミ |
- コメディ!アクション!法廷劇!
- 真のテーマはミソジニーについて
- 男性優位の社会に直談判する最高のエンディング!
『シー・ハルク:ザ・アトーニー』はMCUのフェーズ4に属する作品で、コメディ・アクション・法的劇と様々なジャンルがミックスされたドラマです。
MCUはフェーズ4の『ワンダヴィジョン』からドラマ作品にも手を伸ばし、以来『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』、『ロキ』『ホークアイ』など数々のドラマを生み出してきましたが、個人的にはMCUドラマの中でベスト1と言えるくらい最高なドラマでした。
前述したようにコメディ・アクション・法的劇と様々なジャンルがミックスされたドラマではあるのですが、その裏に隠された真のテーマは”ミソジニー(女性蔑視)”についてなんです。
例えばハルクが何年も修行を重ね怒りを制御する方法を身につけ”スマート・ハルク”となったのに対し、シーハルクは一瞬で怒りを制御することができます。ダラダラと怒れるシーハルクをやっていてはドラマにならないというのは表面上の理由で、真の理由は女性に生まれたというだけで、日々怒りを制御しなくてはいけない場面に直面しているからということなんですね。
怒りの制御ができないハルクを脱する方法として簡潔で見事だし、シーハルク以上に説得力を持たせられるキャラクターもいないでしょう。
さらに本作は登場人物が鑑賞者に語りかけてくる、いわゆる”第四の壁”を破ってくる演出に舵を切っていますが、この演出も最終的には”ミソジニー”のテーマへ結実していきます。
「ハルクはビルを破壊し、シーハルクは第四の壁を破壊する」なんて気の利いたセリフを語ったりもしていますが、第四の壁を破壊する理由は最終話で男性優位の社会へ直談判する布石になっているんです。
かなり奇抜な最終話ですが、悲しいかなこれくらい奇抜なことをやらないとメッセージは伝わりにくいのでしょう。普通のドラマやアクション、コメディを期待していた人だとかなり意見が分かれる最終話な気がしますが、個人的には英断だったと心から思います。
細かいネタバレは避けるので、ぜひ実際に最終話まで足を運んでいただきたいと思います。
そんな『シー・ハルク:ザ・アトーニー』、是非ご鑑賞ください。
配信状況は上記の通り。『シー・ハルク:ザ・アトーニー』はDisney+が独占配信している作品なので、Disney+でのみ鑑賞することが可能です。全話見放題で配信していますが、Disney+には無料期間がないので全て無料で鑑賞することはできません。
Disney+はDisneyが公式で運営している動画配信サービス。ディズニーアニメや実写映画はもちろんのこと、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)やスター・ウォーズ作品などが全て見放題で配信されています。
ディズニー作品やMCU、スター・ウォーズ作品が見放題で配信されているのはDisney+だけなので、これらの作品が見たい人は強くおすすめできる配信サービスです。
結論『シー・ハルク:ザ・アトーニー』を観たい人はDisney+一択です!
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