はじめまして!オレンチと申します。
今回はSF映画をざっくばらんに100作以上まとめてみました!
ポスターや動画、配信中の動画配信サービスなど、とにかく観やすさに拘っているので、暇つぶしがてらに流し見してみてください!
それでは以下目次からどうぞ!
目次
SF映画とは
SF映画とひとえに言っても、スペースオペラのような壮大な宇宙史を描いたビックバジェットな映画もあれば、ティーンエイジャーがタイムトラベルで青春を謳歌するこじんまりとした映画まで様々なタイプのSFがある。
そもそもSFとはサイエンス・フィクションの略称で、要するに”化学的な創作”。
言ってしまえば世の中の90%の映画はサイエンス・フィクションなので、ほとんどの映画はSFにカテゴライズできるといっても過言ではない。
例えばドウェイン・ジョンソンの筋肉なんてSFみたいなものなので、手の皮だけでビルからロープで降りるし、ヘリコプターの動きも腕力でちょっとだけ止めれる。(『ワイルドスピード/スーパーコンボ』を参照。)
とは言ったものの「SFとして作った映画」と「そうなってしまった・そうならざるを得なかった映画」に二分されるので、今回は「SFとして作った映画」をまとめてみた。
さらに数が多いため、以下のようなサブジャンルに独断と偏見で分類しているので、ぜひそれぞれのサブジャンルごとにお楽しみいただけたらと思う。
- スペースオペラ
- 異星人
- モンスター
- 宇宙船・惑星が舞台
- AI・ロボット
- 近未来
- ポストアポカリプス
- タイムパラドックス・タイムトラベル
- 現代が舞台
スペースオペラのSF映画
解説・おすすめポイント
とりあえずキング・オブ・SFといえば『スター・ウォーズ』ですよね。
『スター・ウォーズ』は”スカイウォーカー・サーガ”と呼ばれる全9作から構成される壮大な物語から、2つの実写スピンオフ、さらに『クローン・ウォーズ』という長編CGアニメーション作品や連続アニメーションシリーズと非常に多くの作品群を生み出している最高のSFシリーズです。
最近ではディズニープラスオリジナルドラマの『マンダロリアン』も大いに話題となりました。
さらに今後ディズニープラスで複数の実写ドラマが控えており、今後も目が離せないシリーズです。
大ジャンルとしては「SF」にカテゴライズされますが、サブジャンルとして「スペースオペラ」と呼ばれる複数の惑星で1つの文化が共有されている舞台背景が特徴的です。
長編シリーズ作品
解説・おすすめポイント
『スター・ウォーズ』シリーズと肩を並べてSF界を牽引するのが、『スター・トレック』シリーズです。
『スター・トレック』シリーズは1966年に初めて放送された『宇宙大作戦』というドラマをオリジンとし、これまで13作の劇場版と複数のテレビシリーズが公開されています。
サブジャンルは『スター・ウォーズ』と同じ「スペースオペラ」にカテゴライズされますが、『スター・ウォーズ』シリーズと異なる点は地球が世界観に梱包されている点です。
長編シリーズ作品
あらすじ・解説
トレジャーハンターのピーターはある日、強大な力を持つ石“オーブ”を入手。だが、そのせいで銀河の支配を目論む闇の存在とザンダー星の抗争に巻き込まれてしまう。そこで刑務所で知りあった仲間たちとチームを組み、宇宙の存亡を賭けた戦いに繰り出すが…。(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
『スター・ウォーズ』『スター・トレック』に次ぐ第三のスペースオペラと言っても過言ではないのが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』です。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は2010年代にスマッシュヒットを叩き出したマーベルコミックスのユニバースシリーズMCUの1作ですがスペースオペラ作品としても非常に評価が高い作品です。
とくにスペースオペラ作品は、その世界観独自の──いわゆる専門知識に面白さを左右されてしまう傾向がありますが、本作はそんなスペースオペラがライトな層でも楽しめるように作り込まれているのが注目すべきポイントです。
もちろん独自の世界観も非常に細かく作り込んでいるのですが、比重を世界観よりもキャラクターの魅力に持ってきているのが功を奏していると感じます。
本作で主演のクリス・プラットは大スターの仲間入りを果たしました。
80年代を代表する洋楽が数多く挿入されていることも特徴的で、監督のジェームズ・ガンの趣味が色濃く反映されたプレイリストムービーとしても名高い作品です。
詳細情報
- 原題:Guardians of the Galaxy
- 公開年:2014年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:122分
- 監督:ジェームズ・ガン
- 製作:ケヴィン・ファイギ
- 撮影:ベン・デイヴィス
- 脚本:ジェームズ・ガン、ニコール・パールマン
- 音楽:タイラー・ベイツ
- 出演:クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ
あらすじ・解説
強大な力を持つ黄金の惑星の指導者・アイーシャの怒りを買ったガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは、無敵艦隊の総攻撃を受けて宇宙船ミラノ号共々壊滅寸前に。間一髪、「ピーターの父親」と名乗る謎の男・エゴに助けられたガーディアンズだったが…。(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
前作の大ヒットの助けもあってか、すぐに『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.2』が公開されています。
もちろん前作同様最高に面白い作品で、前作同様プレイリストムービーとしても楽しめます。
前作よりも少々マイナーかつディープな洋楽が挿入されていますが、物語のシチュエーションやキャラクターの心境にあった曲が映画の格をひと回りもふた周りも高くしています。
個人的にMCU作品の中で最も好きな作品です。
詳細情報
- 原題:Guardians of the Galaxy Vol. 2
- 公開年:2017年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:136分
- 監督:ジェームズ・ガン
- 製作:ケヴィン・ファイギ
- 撮影:ヘンリー・ブラハム
- 脚本:ジェームズ・ガン
- 音楽:タイラー・ベイツ
- 出演:クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ
あらすじ・解説
2214年、巨大な力を持つ悪の生命体が地球に接近していることが判明。元統一宇宙連邦軍でタクシー運転手のコーベンは、車に飛び込んできた赤い髪の少女・リールーが地球存亡の鍵を握っていることを知り、地球を救うために必要な4つの石を探そうとする。(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
『LEON』のリュック・ベッソン監督が本当に取りたかったSF作品が『フィフス・エレメント』です。
こちらもサブジャンルはスペースオペラとなっており、『ダイ・ハード』のブルース・ウィルスが銀河の危機に挑みます。
悪役は同じく『LEON』での怪演で多くのファンを魅了したゲイリー・オールドマンが務め、ヒロインには『バイオハザード』などのポール・W・S・アンダーソン監督作品でお馴染みミラ・ジョヴォヴィッチが出演しています。
ファッションセンスがかなり独特で、一度見たらクセになる作品です。
詳細情報
- 原題:The Fifth Element
- 公開年:2014年
- 制作国:フランス・アメリカ合作
- 上映時間:126分
- 監督:リュック・ベッソン
- 製作:パトリス・ルドゥー
- 撮影:ティエリー・アルボガスト
- 脚本:リュック・ベッソン、ロバート・マーク・ケイメン
- 音楽:エリック・セラ
- 出演:ブルース・ウィリス、ゲイリー・オールドマン、ミラ・ジョヴォヴィッチ
あらすじ・解説
銀河パトロールのエージェント・ヴァレリアンは同僚・ローレリーヌに首ったけ。ある日彼らが向かった宇宙ステーション“千の惑星都市”が放射能に汚染されていることが判明。全種族死滅の危機を「10時間以内に救え」という無謀なミッションが2人に託される。(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
『フィフス・エレメント』のリュック・ベッソン監督が再びメガホンをぶん回した作品が本作『ヴァレリアン』です。
次世代を感じさせる作品で、主演は『アメイジング・スパイダーマン2』で苦汁を嘗めたデイン・デハーンと同じく『スーサイド・スクワッド』で苦渋を嘗めたカーラ・デルヴィーニュが出演しています。
詳細情報
- 原題:Valerian and the City of a Thousand Planets
- 公開年:2017年
- 制作国:フランス
- 上映時間:137分
- 監督:リュック・ベッソン
- 製作:ビルジニー・ベッソン=シラ
- 撮影:ティエリー・アルボガスト
- 脚本:リュック・ベッソン
- 音楽:アレクサンドル・デスプラ
- 出演:デイン・デハーン、カーラ・デルヴューニュ
『リディック』
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あらすじ・解説
賞金稼ぎに追われて旧友の住む星に向かった宇宙最強の脱獄犯リディックは、軍事力で宇宙の支配を目論む集団ネクロモンガーと遭遇する。(映画.comより)
解説・おすすめポイント
ヴィン・ディーゼル主演、アウトローが主人公の異色のスペースオペラが本作『リディック』です。
リディックとは主人公の名前で、暗闇でも見える暗視ゴーグルのような目を持っていることが特徴的です。
明るい場所では眩しすぎるため普段はサングラスの役割を果たすゴーグルを常に装着しています。
本作は『エイリアン』のようなモンスター系SFの『ピッチ・ブラック』の続編であり、「モンスター系SF」から「スペースオペラ」へとサブジャンルを跨いだ珍しい作品です。
詳細情報
- 原題:The Chronicles of Riddick
- 公開年:2004年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:115分
- 監督:デヴィッド・トゥーヒー
- 製作:ヴィン・ディーゼル、スコット・クルーフ
- 撮影:ヒュー・ジョンソン
- 脚本:デヴィッド・トゥーヒー
- 音楽:グレーム・レベル
- 出演:ヴィン・ディーゼル、カール・アーバン、タンディ・ニュートン
あらすじ・解説
働きづめの日々を送るジュピターはある日、何者かに命を狙われる。その危機を救ったのは、突然現れた謎の戦士ケイン。ケインから、自分が宇宙最大の王族の血を引くと聞かされたジュピターは、やがて王位継承と地球の運命をめぐる戦いに巻き込まれていく…。(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
『マトリックス』のウォシャウスキー姉妹が手がけ、『テッド』のミラ・クニス、『マジック・マイク』のチャニング・テイタム、『ファンタスティック・ビースト』シリーズのエディ・レッドメインで送るスペースオペラです。
地球でうだつの上がらなかった女性が、実は銀河を股にかける王族の末裔だったというシンデレラストーリーのような展開が特徴的です。
詳細情報
- 原題:Jupiter Ascending
- 公開年:2015年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:127分
- 監督:アンディ・ウォシャウスキー、ラナ・ウォシャウスキー
- 製作:グラント・ヒル
- 撮影:ジョン・トール
- 脚本:アンディ・ウォシャウスキー、ラナ・ウォシャウスキー
- 音楽:マイケル・ジアッキノ
- 出演:チャニグ・テイタム、ミラ・クニス、エディ・レッドメイン
あらすじ・解説
ある日突然地球にやってきた宇宙船団。銀河ハイウェイを建設するため、邪魔になる地球は宇宙人によって破壊されてしまう。生き残ったアーサーは、友人になりすましていた宇宙人フォード、銀河帝国大統領らと共に宇宙を放浪。数々の奇妙な出来事に遭遇する…。(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
イギリスのベストセラー小説を映画化したのが『銀河ヒッチハイクガイド』です。
かなり脱力系のスペースオペラなことが特徴的で、銀河のバイパス工事のため地球が破壊されてしまうところから物語がスタートします。
詳細情報
- 原題:The Hitchhiker’s Guide to the Galaxy
- 公開年:2005年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:109分
- 監督:ガース・ジェニングス
- 製作:ゲイリー・バーバー
- 撮影:イゴール・ジャデュー=リロ
- 脚本:ダグラス・アダムス
- 音楽:ジョビィ・タルボット
- 出演:サム・ロックゥエル、モス・デフ、マーティン・フリーマン
あらすじ・解説
22世紀、地球から遠く離れた惑星パンドラへとやってきた元海兵隊員ジェイクは、自らの分身となる“アバター”を操り、先住民ナヴィと交流するが、やがて鉱物資源を巡って勃発する人類とナヴィとの戦争に巻き込まれていく(映画.comより)
解説・おすすめポイント
SF映画の巨匠ジェームズ・キャメロンがメガホンを取ったSF超大作が『アバター』です。
『アバター』は長らく歴代最高の興行収入記録を保持し続けた同じくジェームズ・キャメロン監督による『タイタック』の記録を破った名作です。
足の不自由な男が、未来の技術によってパンドラという惑星の原住民ナヴィの体に意識だけ乗り移り、原住民とのコミュニケーションを図ると言った内容です。
惑星の環境から考察されており、パンドラという環境の惑星に適応した生物が生物学的考察に基づいて描かれているという設定が壮大な作品でもあります。
詳細情報
- 原題:Avatar
- 公開年:2009年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:162分
- 監督:ジェームズ・キャメロン
- 製作:ジェームズ・キャメロン、ジョン・ランドー
- 撮影:マウロ・フィオーレ
- 脚本:ジェームズ・キャメロン
- 音楽:ジェームズ・ホーナー
- 出演:サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ
あらすじ
20世紀初頭に謎の遺跡から発掘された巨大なリング。数十年の時を経て、考古学者・ダニエルの調査によって、それは星間移送装置「スターゲート」であることが判明。彼は米軍のオニール大佐らと共にゲイトをくぐる。その先は未知の文明を持つ惑星だった。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
“ハリウッドの破壊王”ローランド・エメリッヒが破壊王の異名をとった『インデペンデンス・デイ』よりも前に制作した、スペースオペラ味のあるSF作品です。
エジプト文明と異星人を絡め「オーパーツ」や「歴史のif」を感じることができます。
本作は人気を博し、テレビシリーズにまで発展し最初にスタートした『スターゲイトSG-1』は史上最長のSFドラマとしてギネスブックに登録されました。
詳細情報
- 原題:Stargate
- 公開年:1994年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:121分
- 監督:ローランド・エメリッヒ
- 製作:ジョエル・B・マイケルズ、オリヴァー・エバール、ディーン・デブリン
- 撮影:マイケル・J・ダシー
- 脚本:ローランド・エメリッヒ、ディーン・デヴリン
- 音楽:デビッド・アーノルド
- 出演:カート・ラッセル、ジェームズ・スペイダー
解説・おすすめポイント
オランダの奇才、みんな大好きポール・ヴァーホーヴェンが社会風刺たっぷりにロバート・A・ハインライン『宇宙の戦士』を映画化した作品で、地球に住む人類と、集合的に複数の種族を束ねた帝国主義的惑星のバグたちとの死闘描いた作品です。
第1作が1997年に公開されて以来、実写版としては3作公開されてきましたが、続編の度に予算が削減され徐々に残念な作品になっていきます。(2も3も個人的には好きです)
しかし日本のクリエイターが集結して制作された『インベイション』から再び復活を遂げたように思えます。
長編シリーズ
あらすじ
放送終了から20年を経た人気SFドラマ「ギャラクシー・クエスト」。そのファンを集めたイベントに出席した出演者の前に、奇妙な4人組が現れ、自分たちの星を守ってほしいと依頼してくる。実は彼らは、番組を本物と勘違いした宇宙人だったのだ…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
元祖SFのパロディ映画と言ってもいい傑作中の傑作で、今もファンから熱烈な指示を受けている作品です。
『スター・トレック』シリーズがベースにしかれており、スペースオペラ映画としてもカウントできるでしょう。
『エイリアン』シリーズでは男よりも男前──、むしろ人間の戦士を凌駕したシガニー・ウィーバーが本作では一変、超セクシー路線でフェロモンをスプリンクラーのように噴射しています。
これが不思議なもので、なかなかエロティズムに見えてくるのでたまりません。
助演のアラン・リックマンやサム・ロックウェルも最高です!
詳細情報
- 原題:Galaxy Quest
- 公開年:1999年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:102分
- 監督:ディーン・パリソット
- 製作:マーク・ジョンソン
- 撮影:ジャージー・ジーリンスキー
- 脚本:デビッド・ハワード、ロバート・ゴードン
- 音楽:デビッド・ニューマン
- 出演:ティム・アレン、シガニー・ウィーバー、アラン・リックマン
解説・おすすめポイント
こちらもSF映画の金字塔として光り輝くシリーズで、これまでに9作の長編映画が制作されています。
一昔前では有名な話ですが、第1作目のDVDパッケージに壮大なネタバレが写っていることでもたびたび話題に上がってくる作品でした。
今ではパッケージも改良されネタバレが隠された状態になっています。
さらに2作目の『続・猿の惑星』の脚本を担当したボール・デーンは、「3作目は絶対に作れないように衝撃的な結末にしよう」ということで度肝を抜かれる結末になっていますが、3作目の制作が決まり、脚本は再びボール・デーンに依頼されたことで自分で自分の首を絞めることになってしまった。という面白いエピソードもあります。
2011年から始まった『猿の惑星:創世記』からなる三部作は猿目線としても描かれており、三作すべてに主人公的ポジションで登場するシーザーのシーザーによる「シーザー三部作」とも呼ばれています。
長編シリーズ作品
異星人がテーマのSF映画
あらすじ・解説
突如地上に降り立った巨大な宇宙船。謎の知的生命体と意思の疎通を図るため、言語学者のルイーズは物理学者のイアンと共に、「彼ら」が何を伝えようとしているのかを探っていく。ついにその謎が解けた時、美しくも切ないラストメッセージが明らかになる。(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
異星人の地球来訪を描いた作品で、ミステリー要素の高いSF作品です。
特徴的なのは攻撃的な宇宙人ではなく、何かコミュニケーションを取ろうとしている点で、物語の主人公は言語学者となっています。
そのため物語の骨子は異星人が伝えようとしているメッセージを言語学者的考察から紐解いていくものとなっています。
ですので派手なアクションは期待できませんが、クライマックスで明かされる真実はかなり衝撃的。
言語と文化とSFを絡めた大傑作といえるでしょう。
詳細情報
- 原題:Arrival
- 公開年:2016年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:116分
- 監督:ドュニ・ヴィルヌーヴ
- 製作:ショーン・レビ
- 撮影:ブラッドフォード・ヤング
- 脚本:エリック・ハイセラー
- 原作:テッド・チャン
- 音楽:ヨハン・ヨハンソン
- 出演:エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカー
あらすじ
電波天文学者のエリーは、幼い頃から「なぜ我々はここにいるのか、我々は何者なのか」を考え続けてきた。そんな彼女のもとに、ある日宇宙からメッセージが届く。科学者として、女性として、人間として、エリーはそのメッセージに応える決心をする。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のロバート・ゼメキスが地球外の知的生命体との接触を描いたSF超大作です。
主演は『羊たちの沈黙』のジョディ・フォスターで、宇宙を舞台に人間の存在について考える、人間のための物語です。
そのため科学や宗教、恋愛や心の成長など人間が関わる様々な文化や精神が物語の中に盛り込まれており、とても魅力的な150分です。
詳細情報
- 原題:Contact
- 公開年:1997年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:150分
- 監督:ロバート・ゼメキス
- 製作:ロバート・ゼメキス、スティーブ・スターキー
- 撮影:ドン・バージェス
- 脚本:ジェームズ・V・ハート、マイケル・ゴールドバーグ
- 音楽:アラン・シルベストリ
- 出演:ジョディ・フォスター、マシューマコノヒー
あらすじ・解説
地球を侵略せんとする異星人と人類の3日間の攻防を描き、世界各地で大ヒットしたSFパニック超大作。ミニチュア・ワークをはじめとする伝統的な手法と最新のデジタル技術を組み合わせたSFXを駆使し、数千人のエキストラを動員したスペクタクル場面の迫力が圧巻。(映画.comより)
解説・おすすめポイント
90年代の代表的なSF映画で、ウィル・スミスをスターにした作品でもあります。
本作の監督ローランド・エメリッヒは「ハリウッドの破壊王」と言われており、本作ではとにかくエイリアンに破壊させまくっています。
登場人物もかなり多いのですが、1回の鑑賞で大体の登場人物は把握できるほど上手くまとまっています。
本作は自体H・G・ウェルズの『宇宙戦争』を筆頭に多くのSF作品のオマージュが随所にみられますが、大ヒットの助けもあり以降、本作をオマージュする作品が出現するようになります。
詳細情報
- 原題:Independence Day (ID4)
- 公開年:1996年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:145分
- 監督:ローランド・エメリッヒ
- 製作:ディーン・デブリン
- 撮影:カール・ウォルター・リンデンローブ
- 脚本:ディーン・デブリン、ローランド・エメリッヒ
- 音楽:デヴィッド・アーノルド
- 出演:ウィル・スミス、ジェフ・ゴールドブラム
あらすじ・概要
あの世界的メガヒット作の新章!映画史上最大の決戦を描くディザスター・スペクタクル・エンターテイメント超大作!人類がエイリアンに勝利してから20年後、再び地球を襲来したエイリアンは想像をはるかに超える進化を遂げていた!
(amazonより)
解説・おすすめポイント
96年に公開され、90年代のディケードにおける代表的な作品となった『インデペンデンス・デイ』まさかの続編が20年の時を経て登場しました。
「人類が手を合わせて異星人の侵略を食い止めて大円団!」という流れのSFは数多に存在しますが、よ〜く考えてみればエイリアン側にも意地があるので、報復に打って出ることは当たり前と言えば当たり前ですよね。
本作はそんなエイリアンの尊厳をかけた魂の復讐劇とも考えることができます。
監督は前作同様にローランド・エメリッヒ。
“ハリウッドの破壊王”が”ヤリすぎ”てしまった作品でもあり、もはや何をどう破壊しているのかロングショットで見てもわかりません!
詳細情報
- 原題:Independence Day: Resurgence
- 公開年:2016年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:120分
- 監督:ローランド・エメリッヒ
- 製作:ディーン・デヴリン
- 撮影:マルクス・フェルデナー
- 脚本:ニコラス・ライト、ジェームズ・A・ウッズ・ディーン・デブリン、ローランド・エメリッヒ
- 音楽:トーマス・ワンカー、ハロルド・クローサー
- 出演:リアム・ヘムズワース、ジェフ・ゴールドブラム、ジェシー・アッシャー
あらすじ・解説
貧困層が暮らす、ロンドンの公共団地。モーゼス率いる不良少年グループが女性から金を脅し取ろうとした瞬間、無数の隕石が飛来して凶暴なエイリアンの群れが出現する。団地が混乱するなか、モーゼスらはさまざまな手を尽くしてエイリアンを撃退していくが…。(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
エイリアンが地球侵略にやってきたという世界規模の危機に対し、舞台はロンドンの公共団地というギャップが興味を惹く作品です。
しかもエイリアンを撃退すべく立ち上がったのは、公共団地の住民を困らせていた不良少年たちということで、大規模に投入される軍隊よりも一般庶民の僕にとっては”近さ”を感じる気がします。
主演は『スター・ウォーズ』のシークエルなどで有名になり、今注目すべき俳優の1人、ジョン・ボイエガです。
詳細情報
- 原題:Attack the Block
- 公開年:2011年
- 制作国:イギリス
- 上映時間:88分
- 監督:ジョー・コーニッシュ
- 製作:ニラ・パーク、ジェームズ・ウィルソン
- 撮影:トム・タウネンド
- 脚本:ジョー・コーニッシュ
- 音楽:スティーブン・プライス
- 出演:ジョン・ボイエガ
あらすじ・解説
森に着陸した宇宙船から異星人たちが現れ、植物調査を開始。だが人間たちが接近したため宇宙船は離陸し、1人の異星人が取り残される。10歳の少年エリオットは、自宅の物置小屋でその異星人と遭遇。兄と妹と協同で匿い、交流を育むが、NASAの追跡の手が…。(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
もはや説明不要のSF映画の金字塔ですね。
『未知との遭遇』でこれまで”侵略”という脅威のイメージが強かった異星人に親交の兆しを見せ、その思いが成熟した作品が本作だと感じます。
公開当初、子供たちに銃を向けていた警官がリマスターの際、無線機に書き換えられている点からもスピルバーグの子供に対する気持ちが伝わってきます。
詳細情報
- 原題:E.T. the Extra-Terrestrial
- 公開年:1982年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:114分
- 監督:スティーヴン・スピルバーグ
- 製作:スティーヴン・スピルバーグ、キャスリーン・ケネディ
- 撮影:アレン・ダビュー
- 脚本:メリッサ・マシソン
- 音楽:ジョン・ウィリアムズ
- 出演:ドリュー・バリモア
あらすじ
2011年。謎の流星群が世界各国に降り注ぎ、そこから未知の生命体が次々と現れて侵略を開始する。同様に大混乱に陥ったロサンゼルスで、ナンツ二等軍曹が所属する米海兵隊第2大隊エコー中隊第1小隊はサンタモニカの警察署に取り残された人々の救出に向かう。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
突如として現れたエイリアンに瞬く間に地球は侵略され、ロサンゼルスを舞台にエイリアンとの死闘を描くのが『世界侵略:ロサンゼルス決戦』です。
エイリアン侵略モノとしては『インディペンデンス・デイ』や『バトルシップ』ちょっと変わり種で『マーズ・アタック!!』などが代表的ですよね。
上記に共通して言えるのは「か、勝てなそう・・・」という絶望感です。
本作がそれらを一線を画するのは、ギリで勝てそうな応戦感です。
言っちゃえば単にアメリカに攻め込んできたテロリストをエイリアンに置き換えた感じでしょうか。
要するに限りなく戦争映画に近いSFです。
海兵隊の火力をもって、侵略者とガチで闘うSFは案外面白いですよっ!
詳細情報
- 原題:Battle: Los Angeles
- 公開年:2011年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:116分
- 監督:ジョナサン・リーベスマン
- 製作:ニール・H・モリッツ、オリ・マーマー
- 撮影:ルーカス・エトリン
- 脚本:クリスオファー・バートリニー
- 音楽:ブライアン・タイラー
- 出演:アーロン・エッカート、ミシェル・ロドリゲス
あらすじ
ある日、未知のテクノロジーとパワーを持つ宇宙からの使者が地球に降り立つ。クラトゥと名乗る彼の目的は“地球を救う”ことで、「人類が滅亡すれば、地球は生き残れる」と言うが……。
(映画.comより)
解説・おすすめポイント
1951年に公開された『地球が静止する日』のリメイク作品です。
宇宙人を利用した、地球環境への注意喚起がテーマの根本にあります。
旧作では冷戦や核戦争似対しての警鐘、本作では自然環境を絡めたものになっています。
詳細情報
- 原題:The Day the Earth Stood Still
- 公開年:2008年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:106分
- 監督:スコット・デリクソン
- 製作:ポール・ハリス・ボードマン
- 撮影:デビッド・タッターサル
- 脚本:デビッド・スカルパ
- 音楽:タイラー・ベイツ
- 出演:キアヌ・リーヴス、ジェニファー・コネリー
あらすじ
ギタイと呼ばれる謎の侵略者と人類が戦う近未来。戦闘中に命を落とすケイジ少佐だが、気づくと出撃前に戻っていた。自分がタイムワープ現象に陥っていると悟った彼は、戦闘と戦死を幾度となく繰り返していくなかでギタイへの攻撃方法や弱点を見出していく。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
「トム・クルーズ主演 × 日本原作」が大きく話題になった作品で、突如現れた謎の侵略者と人類の死闘を描いています。
パワードスーツを身に纏って戦う様がとてもSF的で、戦闘描写などのビジュアルがとても楽しいのですが、最も特徴的なのは主演のトム・クルーズが何度死んでも毎回同じ日に舞い戻ってきてしまう点です。
いわばタイムループものであり、今流行りの「死にゲー」さながら何度も同じステージを挑戦する感覚を映画で味わうことができます。
いつもは先陣切って戦いに身を寄せるトム・クルーズが弱々しい役を演じている点も面白かったりします。
詳細情報
- 原題:Edge of Tomorrow
- 公開年:2014年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:113分
- 監督:ダグ・リーマン
- 製作:アーウィン・ストフ、トム・ラサリー
- 撮影:ディオン・ビーブ
- 脚本:クリストファー・マッカリー
- 音楽:クリストフ・ベック
- 原作:桜坂洋
- 出演:トム・クルーズ、エミリー・ブラント
あらすじ
オハイオ州の田舎町で暮らすエバンは、スーパーの店長として働きながら平穏な毎日を送っていた。ところがある日、スーパーの警備員が何者かに惨殺されてしまう。地域の平和を守るべく自警団の結成を呼びかけるエバンだったが、集まったのは大人になりきれないダメ男ばかりで……。
(映画.comより)
解説・おすすめポイント
田舎町のスーパーで店長を勤める成功者なのか否か非常に微妙な男が、地球に侵略してきた宇宙人と死闘を繰り広げるのが本作の骨子です。
出演はベン・スティラー、ヴィンス・ヴォーン、ジョナ・ヒルとわかる人には「その手のコメディね」と1発でわかる配役です。
ベン・スティラーが三人組や四人組でジャンル的なシチュエーションに挑む作品は、しっかりと予算をかけ、その手のジャンル映画としてもキチンと楽しめるのが特徴的だったりします。(たとえば『トロピック・サンダー』など)
そのためエイリアンのヴィジュアルが割とガチでモンスターチックだったり、派手なアクションも描写されています。
詳細情報
- 原題:The Watch
- 公開年:2012年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:102分
- 監督:アキヴァ・シェイファー
- 製作:ショーン・レビ
- 撮影:バリー・ピーターソン
- 脚本:ジャレット・スターン、セス・ローゲン、エバン・ゴールドバーグ
- 音楽:クリストフ・ベック
- 出演:ベン・スティラー、ヴィンス・ヴォーン、ジョナ・ヒル
あらすじ
SFオタクのイギリス人青年・クライブとグレアムは、コミックの祭典「コミコン」とアメリカ西部のUFOスポットを巡る旅を楽しんでいた。その道中、彼らはポールと名乗る宇宙人と遭遇する。ポールを故郷に帰すため、彼らの悪戦苦闘の日々が始まるが…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
『ショーン・オブ・ザ・デッド』や『ホット・ファズ』などエドガー・ライト作品でお馴染み、サイモン・ペッグとニック・フロストがエドガー・ライト作品を飛び出してタッグを組んだSFコメディです。
見た目はゴリゴリのグレイ型エイリアンが、非常に親しみやすいヒッピーのようなギャップが最高に笑えます。
SF映画好きならクスリときてしまうオマージュが目白押しで、キャスティングにまでオマージュを捧げた映画好きが作った映画といった印象を強く受ける作品でした。
詳細情報
- 原題:Paul
- 公開年:2011年
- 制作国:アメリカ・フランス・イギリス合作
- 上映時間:104分
- 監督:グレッグ・モットーラン
- 製作:ニラ・パーク、ティム・ビーバン
- 撮影:ローレンス・シャー
- 脚本:ニック・フロスト、サイモン・ペッグ
- 音楽:デヴィッド・アーノルド
- 出演:サイモン・ペッグ、ニック・フロスト
あらすじ
ニュージャージーで平凡に暮らすレイには、別れた妻のもとにふたりの子供がいた。子供との面会日、地中から何者かが現れて町はパニック。軍隊も歯が立たない未知の侵略者に襲われる中、レイは子供たちのもとへと駆けつけ、ふたりを守るべく奔走するのだが…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
しれっと残酷描写を印象に残りやすく映像化するスピルバーグの技術がこの上なく発揮された作品だと思います。
異星人の駆逐メカ、トライポットによって文字通り灰にされる人間とその埃で真っ白になるトム・クルーズの顔が非常に印象に残ります。
原作はSF作家のレジェンド中のレジェンドH・G・ウェルズです。
詳細情報
- 原題:War of the Worlds
- 公開年:2005年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:116分
- 監督:スティーヴン・スピルバーグ
- 製作:キャスリーン・ケネディ、コリン・ウィルソン
- 撮影:ヤヌス・カミンスキー
- 脚本:デヴィッド・コープ
- 原作:H・G・ウェルズ
- 音楽:ジョン・ウィリアムズ
- 出演:トム・クルーズ、ダコタ・ファニング
あらすじ・概要
南アフリカ上空に現れた宇宙船。しかしエイリアンは襲撃に来たのではなく、宇宙船の故障で漂着しただけだった。その28年後、エイリアンと人間が暮らす共同居住区“第9地区”はスラムと化し…!?
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
エイリアンが飛来したヨハネスブルク。
だが彼らは抵抗するでもなく、市街から離れたスラム地区”第9地区”に隔離されてしまう。
エイリアン対策課の職員であるヴィカスは、エイリアンが秘密裏に製造していた謎の液体を浴びてしまう。
以来ヴィカスの身に異変が起こり始める・・・。
オレンチ
新進気鋭のニール・ブロムカンプ監督が放つ、誰も観たことがないSFスリラー!
ヨハネスブルクの情勢を風刺した作品ではありますが、個人的に感じるのは本作の武器やビークルといったメカのビジュアルが最高にかっこいいのです!
モキュメンタリー風に作られていますが、SFアクションとしても間違いなく面白い1本です!
エイリアンを差別的に観ていたヴィカスの心情の変化にも注目です!
詳細情報
- 原題:District 9
- 監督:ニール・ブロムカンプ
- 撮影:ジュリアン・クラーク
- 脚本:ニール・ブロムカンプ、テリー・タッチェル
- 音楽:クリントン・ショーター
- 出演:シャールト・コプリー
あらすじ
2015年、地球は突如エイリアンの侵略を受ける。攻撃してきたのは、かつてのテレビゲームの人気キャラたち!?1982年にNASAが宇宙に送った友好のメッセージを宣戦布告と誤解したのだ。この危機を救えるのは、元ゲームオタクのオッサン連中だけだった!
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
NASAが宇宙に送った友好のメッセージを宣戦布告のメッセージと誤解してしまった宇宙人との死闘を描いたのが本作──、なのですがその侵略の方法が他の作品とは一線を画しています。
というのは80年代を代表するアーケードゲームの敵キャラに扮して地球に来襲するのです。
律儀にゲームのルールまで踏襲しているので、対宇宙人として駆り出されたのは、まさかのゲームオタクたち。
音響にもかなりこだわりを見せているので、ホームシアターなどの環境を整えている人はぜひブルーレイを購入orレンタルしてご鑑賞ください。
詳細情報
- 原題:Pixels
- 公開年:2015年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:105分
- 監督:クリス・コロンバス
- 製作:アダム・サンドラ、クリス・コロンバス
- 撮影:アミール・モクリ
- 脚本:ティム・ハーリヒー、ティモシー・ダウリング
- 音楽:ヘンリー・ジャックマン
- 出演:アダム・サンドラー、ピーター・ディンクレイジ
解説・おすすめポイント
『アダムス・ファミリー』などで知られるバリー・ソネンフェルド監督が開拓したアメリカの都市伝説をベースとしたSFシリーズの快作です。
本作は絶大な人気を誇り、主演のトミー・リー・ジョーンズ、ウィル・スミスの代表的な作品の一つとなりました。
地球は常にエイリアンの侵略の危機に晒されており、メン・イン・ブラックとよばれる全身黒ずくめの人々がエイリアンの侵略を防いでいたという物語です。
地球滅亡など非常に深刻な問題に直面しているにもかかわらず、まるで普段の事務処理をこなすかのようなテンションで淡々と仕事をこなす様がなんとも非人間的でソネンフェルドらしさ満載のシリーズです。
長編シリーズ作品
解説・おすすめポイント
『エイリアン』シリーズと対極として語られるのが、この『プレデター』シリーズです。
『プレデター2』のとあるシーンで、監督の遊び心でプレデターの宇宙船にエイリアンの骨がディスプレイされていたことから、物語は波及し最終的には『エイリアンVSプレデター』と映画化されるまでに至っています。
プレデター最大の特徴はどこかの部族のような容姿や装備をしており、地球にやってきた目的は狩りのためという点です。人間が森やジャングル、サバンナなどでアクティビティとして狩りを楽しむように(アクティビティとしての狩りは正直反対ですが。。)プレデターは人間を娯楽で狩ります。
このように知性や文化のある宇宙人像は今作がターニングポイントになっているという説もあり、SF映画としては非常に意義の高い作品でもあります。
今作よりも前のエイリアン映画は、それこそリドリー・スコットの『エイリアン』に登場するゼノモーフのような、どちらかというとモンスター味が強いエイリアンばかりでした。
長編シリーズ作品
あらすじ・解説
ハワイ沖。世界各国の自衛艦による大規模な軍事演習が行われる中、沖合に巨大なエイリアンの母船が出現。エイリアンは次々と未知の武器を繰り出し、激しい攻撃を仕掛けてきた。やがて母船は巨大なバリアを築き、中に3隻が閉じ込められる。(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
同名のボードゲームを題材としたユニバーサル・ピクチャーズ100周年を記念する作品で製作費はなんと2億ドル以上と非常に高額が投じられています。
そんな作品に日本人俳優の浅野忠信が出演していることは喜ばしいですよね。
詳細情報
- 原題:Battleship
- 公開年:2012年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:130分
- 監督:ピーター・バーグ
- 製作:サラ・オーブリー
- 撮影:トビアス・A・シュリッスラー
- 脚本:ジョン・ホーバー、エリック・ホーバー
- 音楽:スティーブ・ジャブロンスキー
- 出演:テイラー・キッチュ、浅野忠信
あらすじ・解説
火星人が地球にやってくる! 宇宙からの交信を受けたデイル米大統領を中心に地球全体が人類初の”未知との遭遇”に歓迎ムード。だが地上に降り立った火星人はレーザー銃を乱射。辺りは殺戮の現場に!!(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
「ミドリ人」こと脳みそむき出しの火星人が地球に襲来して大暴れな物語です。
たぶんミドリ人はいたずら感覚で地球を侵略しているようで、随所に不良中学生くらいのノリが見て取れます。
「ミドリ人」の造形にとにかくインパクト大な本作ですが、出演している俳優人が豪華なことでも有名で、ジャック・ニコルソン、アネット・ベニング、ピアース・ブロスナンやサラ・ジェシカ・パーカー、ダニー・デヴィートにマイケル・J・フォックス、ナタリー・ポートマンからジャック・ブラックに、ブラックスプロイテーションの女神パム・グリアまで映る景色の全てが世界遺産なんじゃないかと思うくらいオールスターです。
世界遺産といえば、ミドリ人流観光スポット巡りにブラックユーモアがたっぷり振りかけられているので必見です。
詳細情報
- 原題:Mars Attacks!
- 公開年:1996年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:106分
- 監督:ティム・バートン
- 製作:ティム・バートン、ラリー・J・フランコ
- 撮影:クリス・レベンゾン
- 脚本:ジョナサン・ジェムズ
- 音楽:ダニー・エルフマン
- 出演:ジャック・ニコルソン、アネット・ベニング
モンスターがテーマのSF映画
解説・おすすめポイント
1作目では少々女性らしいところもありましたが、2作目まで到達するとエイリアンクイーンに「ビッチ!!」と悪態をつくほどの男前っぷり。
3作目になると丸刈りで極悪囚人たちのリーダー的存在にまで上り詰めます。
4作目までくると人間というよりエイリアンに近い存在に・・・。
長編シリーズ作品
『プロメテウス』
あらすじ・概要
地球上の古代遺跡で人類の起源にかかわる重大な手がかりを発見した科学者チームが、その謎を解明するため宇宙船プロメテウス号に乗り、未知の惑星を訪れる。しかし、そこには人類が決して触れてはならない、驚きの真実が眠っていた……。
(映画.comより)
解説・おすすめポイント
リドリー・スコットが『エイリアン』の前日譚と人類の起源を絡めて制作した『エイリアン』シリーズに数えられる作品で、個人的なことを言わせてもらうと、”2010年代で最も興奮した予告編”でした。
というのは『エイリアン』1作目を彷彿させるタイトルの浮かび上がり方や、なんといっても歩いているスペースジョッキーの存在です。
スペースジョッキーとは『エイリアン』1作目で死骸だけ登場した謎のエイリアンにファンがつけたニックネームで、特に詳細に触れることなく今作まで明かされることはありませんでした。
別に秘密にしてたわけではなく、ただの後付け設定に他ならないのですがある種のアンサーとしてストーリーにスペースジョッキーが登場したことは、ファンにとって非常に喜ばしいことでした。
ただし今作には否定派と擁護派がいて、僕はまごうことなき擁護派ですが世間での評価が今ひとつなことも事実です。
詳細情報
- 原題:Prometheus
- 公開年:2012年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:124分
- 監督:リドリー・スコット
- 製作:リドリー・スコット
- 撮影:ダイウス・ウォルスキー
- 脚本:ジョン・スパイツ、エイモン・リンデロフ
- 音楽:マルク・ストライテンフェルト
- 出演:ノオミ・ラパス、マイケル・ファスベンダー
あらすじ・概要
火星で採取された地球外生命体を極秘調査するため、世界各国から6人の宇宙飛行士が国際宇宙ステーション(ISS)に集結。彼らは世紀の大発見である神秘的な地球外生命体の生態に驚がくする。細胞だった生命体は急速な進化を遂げて高い知能を手に入れ…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
国際宇宙ステーションを綿密に再現し、『ミッション:8ミニッツ』のジェイク・ギレンホール、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』のレベッカ・ファーガソン、『デッドプール』のライアン・レイノルズを乗り込ませて盛大に制作した超ジャンル映画的SFホラーです。
日本からは真田広之が参戦しています。
劇中登場する『死霊のしたたり』というワードが、本作のテイストを予言しています。
SFホラーとしてはかなり良くできていて、とりわけ最初の犠牲者は”映画好きほど”衝撃を受ける人物なため、この先誰が犠牲になるのか予測不可能という事態に見舞われることでしょう。
詳細情報
- 原題:Life
- 公開年:2017年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:104分
- 監督:ダニエル・エスピノーサ
- 製作:デビッド・エリソン
- 撮影:シーマス・マッガーベイ
- 脚本:レット・リース、ポール・ワーニック
- 音楽:ヨン・エクストランド
- 出演:ジェイク・ギレンホール、レベッカ・ファーガソン、ライアン・レイノルズ
あらすじ
火星の古代都市・アークへの通路が発見された近未来。火星にあるユニオン宇宙社の研究所で緊急事態が発生する。地球の特殊部隊“RRTS”のメンバーは火星へと向かうが、研究所は大量のモンスターが徘徊していた。さらに怪物たちがアークから地球へと侵入し…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
FPS(ファーストパーソンシューティング)の元祖と言われている人気TVゲーム『DOOM』を映画化した作品です。
火星に建設された基地を舞台に、未知のウイルスに感染し、凶暴化してしまった人々との死闘を描いています。
ウイルスによる凶暴化ということで、ゾンビ映画的な側面も。FPSの映画化ということで、とあるシーンでは明らかにゲームの構図を意識したシーンが印象的でした。
今をときめくドウェイン・ジョンソンが出演した最初期の映画で、演技の粗さが逆に新鮮だったりします。
詳細情報
- 原題:DOOM
- 公開年:2005年
- 制作国:アメリカ・チェコ合作
- 上映時間:104分
- 監督:アンジェイ・バートコウィアク
- 製作:ロレンツォ・ディ・ボナベンチュラ、ジョン・ウェルズ
- 撮影:トニー・ピアース=ロバーツ
- 脚本:デイブ・キャラハム、ウェズリー・ストリック
- 音楽:クリント・マンセル
- 出演:カール・アーバン、ロザンムド・パイク、ドウェイン・ジョンソン
あらすじ
事故に遭い、未知の惑星に不時着した宇宙船。3つの太陽に照らされた星で、護送中の凶悪犯を含む生存者たちはサバイバルを強いられる。探索の後、一行はかつてこの星で生活していた調査隊の基地を発見するが、同時に凶悪なエイリアンの存在も知ることに。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
「凶悪犯罪者」「未知の惑星に墜落」「モンスター」と何かと設定の要素が多い作品ですが、どれも上手にまとまっており、とくにヴィン・ディーゼル演じる凶悪犯罪者リディックが魅力あふれるキャラクターに仕上がっています。
モンスターパニック映画には「脱出困難な密室」という舞台装置が必要不可欠ですが、惑星がまるごとその機能を果たしていたりします。
のちにリディックは脚本的にも映画的にもこの惑星を飛び出し、『リディック』『リディック:ギャラクシーバトル』とシリーズに発展していきます。
詳細情報
- 原題:Pitch Black
- 公開年:2000年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:108分
- 監督:デビッド・トゥーヒー
- 製作:トム・エンゲルマン、アンソニー・ウィンリー
- 撮影:デビッド・エグビー
- 脚本:ケン・ウィート・ジム・・ウィート
- 音楽:グレーム・レベル
- 出演:ヴィン・ディーゼル、ラダ・ミッチェル
あらすじ・解説
カルト教団ネクロモンガーの指導者となったリディックだったが、司令官ヴァーコの裏切りに遭い、辺境の惑星に置き去りにされてしまう。凶暴なクリーチャーを相手にサバイバルを繰り広げるリディック。そこに、彼の首を狙う賞金稼ぎと雇い兵チームが現れる…。(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
完全なる俺得な続編です。
『ピッチブラック』では皆既日食をテーマに暗闇で大量発生するモンスターを描いたと思いきいや、大きくスペースオペラに舵を切り『リディック』で沈没寸前になっていたシリーズが満を辞しての続編を発表!
どちらかと言えば1作目に近いモンスターものっぽさを醸し出しつつ、SFバトルモノもミックスしたヴィン・ディーゼルを楽しむ映画です。
個人的には超おすすめですよ!
詳細情報
- 原題:Riddick
- 公開年:2013年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:119分
- 監督:デヴィッド・トゥーヒー
- 製作:ヴィン・ディーゼル、テッド・フィールド
- 撮影:デヴィッド・エグビー
- 脚本:デヴィッド・トゥーヒー
- 音楽:グレーム・レベル
- 出演:ヴィン・ディーゼル、ジョルディ・モリャ、ケイティー・サッコフ
あらすじ
ある夜、突然、ニューヨークに大爆音が鳴り響く。アパートでパーティをしていた若者ロブと友人たちは、何が起きているのかも分からないまま、人々がパニックに陥って危険な市内からの脱出を図る。だが、その時、彼らの目に映ったのは“巨大な何か”だった…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
『猿の惑星』のリブートシリーズなどで知られるマット・リーブス監督がPOVと怪獣映画を融合させた超話題作です。
当時、人気を博した海外TVドラマ『LOST』のJ・J・エイブラムスが制作に関わっていることでも大きな話題になりました。
POVの起源には予算の削減が大きく関わっていますが、その法則を無視しビックバジェットで制作した挑戦的作品です。
のちに世界線を共有したシリーズとして発展していくことになります。
詳細情報
- 原題:Cloverfield
- 公開年:2008年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:85分
- 監督:マット・リーブス
- 製作:J・J・エイブラムス、ブライアン・バーク
- 撮影:マイケル・ボンビレイン
- 脚本:ドリュー・ゴダード
- 出演:マイケル・スタート=デビッド、マイク・ボーゲル
解説・おすすめポイント
地球外生命体からのメッセージによって人工的に作られた少女”シル”が、自分の種を残そうと人間の男とセックス三昧するエイリアンシリーズです。
普段は絶世の美女の容姿をしているため、男どもは簡単にひっかかります。しかしシルには遺伝子を見抜く力があるので、病気持ちや種無しだとわかると去って行こうとするのですが──、これから美女と合体しようとしていた男がそう簡単に引き下がれるわけもなく、相手の正体はエリアンなのでサカった男は惨殺されていきます。
当時これが地上波でやっていたのだから驚きですよね。(何度か地上波で見ました。)
出演は意外にもベン・キングスレー、マイケル・マドセン、フォレスト・ウィテカー、若かりし頃のミシェル・ウィリアムズなど名優が出演しています。
長編シリーズ
あらすじ・概要
最新鋭の遺伝子実験が失敗したことにより、普通の動物たちが突如進化し始める。ゴリラ、オオカミ、ワニなどは急激に巨大化し街で大乱闘を展開。果たして彼らの目的とは何なのか。“巨獣”たちの暴走を食い止めるべく、人間たちが決死の覚悟で立ち向かう。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
大の大人たちがハリウッド最高峰のお金をかけて作った最高に頭の悪い(褒めてる)大怪獣映画がこちらです。
狙っているとしか思えない歩くSF筋肉、ドウェイン・ジョンソンを主演に迎え、2010年代を代表する怪獣映画になるでしょう。
本作に登場する怪獣たちは、よくある怪獣映画のように元から巨大だった生物ではなく、実際に存在する動物たちが《巨大化》&《凶暴化》してしまった姿だということが特徴的。
ドウェイン・ジョンソンは霊長類学者として、巨大化してしまった動物ゴリラのジョージを救うために生身で怪獣たちとぶつかります。
今ハリウッド中を探しても怪獣と一線交えれるのはドウェイン・ジョンソンくらいでしょう。
一昔前ならシュワやチャック・ノリスあたりがドヤ顔で登場してきそうですけどね。
詳細情報
- 原題:Rampage
- 公開年:2018年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:107分
- 監督:ブラッド・ペイトン
- 製作:ボー・フリン、ジョン・リカード
- 撮影:ジャロン・プレサント
- 脚本:ライアン・イングル、カールトン・キューズ
- 音楽:アンドリュー・ロッキングトン
- 出演:ドウェイン・ジョンソン、ナオミ・ハリス
あらすじ・解説
1982年の南極。アメリカ南極観測隊基地に1匹のイヌが逃げ込んできたきた。そのイヌをノルウェー基地の隊員が執拗に追いかけてきた。状況を把握するためマクレディやコッパー医師がノルウェー基地に訪れると、そこには無残な死体があちこちに転がっていた。(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
グロテスクなエイリアンの原点にして頂点とも言えるのが本作『遊星からの物体X』でしょう。
原作はジョン・W・キャンベル・Jr.の『影が行く』で、本作の監督は『ハロウィン』でスプラッター映画の道を血まみれに切り開いたジョン・カーペンターです。
実は『影が行く』の映画化としては2作目にあたる作品で、1951年にクリスチャン・ナイビー監督によって一度映画化されています。
ジョン・カーペンターは『影が行く』を相当映画化したかったようで、前述した代表作『ハロウィン』の中で1951年に公開された『遊星からの物体X』を背景のテレビで流してたりします。
詳細情報
- 原題:The Thing
- 公開年:1982年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:127分
- 監督:ジョン・カーペンター
- 製作:デヴィッド・フォスター、ローレンス・ターマン
- 撮影:ディーン・カンディ
- 原作:ジョン・W・キャンベル・Jr.
- 脚本:ビル・ランカスター
- 音楽:エンニオ・モリコーネ
- 出演:カート・ラッセル、キース・デヴィッド
あらすじ・解説
古生物学者ケイトは、調査に訪れた南極のノルウェー基地で、氷に閉じ込められた未知の生命体を目にする。だが、研究を進めるうちに氷の中から凶悪なエイリアンがよみがえり、隊員たちを襲い始める。しかもそれは、襲った相手になりすます能力を持っていた…。(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
ジョン・カーペンターが1982年に公開した『遊星からの物体X』の前日譚を描いた作品で、前作とリンクする点が数々と存在します。
主演は『スカイ・ハイ』や『デス・プルーフ』『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』などのメアリー・エリザベス・ウィンステッドです。
詳細情報
- 原題:The Thing
- 公開年:2011年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:103分
- 監督:マティス・ヴァン・ヘイニンゲン・Jr.
- 製作:マーク・エイブラハム、エリック・ニューマン
- 撮影:ミシェル・アブラモヴィッチ
- 原作:ジョン・W・キャンベル・Jr.
- 脚本:エリック・ハイセラー
- 音楽:マルコ・ベルトラミ
- 出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ジョエル・エドガートン
あらすじ・解説
科学者のセスは記者のベロニカに開発中の物質転送装置を公開する。生物の転送実験で失敗が続くが、やがてセスは自らの体を転送することに成功。しかもその後、彼の体には驚異的な活力が備わる。セスは、転送装置に一匹のハエが紛れ込んでいたこと、そしてそれが転送後にセスの体と遺伝子レベルで融合したことを知る。彼の肉体はみるみる変化し、ついには惨たらしい姿に……!(映画.comより)
解説・おすすめポイント
現在僕は30代で、僕と同じくらいの世代ならジェフ・ゴールドブラムといえば、『ジュラシック・パーク』のイアン・マルコム博士だったり、『インディペンデンス・デイ』のデイヴィッドなど、どちらかといえばヒロイックな姿を想像するはず。
僕はマルコム博士がドストライクで、『ダイ・ハード』のマクレーン刑事よろしく、ほんのりアウトロー味が香りながらもやる時はやる男感が大好きでした。
しかし僕よりも前の世代になるとジェフ・ゴールドブラムといえば「ハエ男」で決定です。
それもそのはず。本作を一度鑑賞すれば、間違いなくその印象に取り憑かれることでしょう。
ちなみに本作は58年に公開された『ハエ男の恐怖』のリメイク作品であり、大元を辿ればジョルジュ・ランジュランの小説『蝿』にルーツがあります。
詳細情報
- 原題:The Fly
- 公開年:1986年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:96分
- 監督:デヴィッド・クローネンバーグ
- 製作:スチュアート・コーンフェルド
- 撮影:マーク・アーウィン
- 脚本:チャールズ・エドワード・ポーグ、デヴィッド・クローネンバーグ
- 音楽:ハワード・ショア
- 出演:ジェフ・ゴールドブラム、ジーナ・デイヴィス
『ザ・フライ2』
配信中サービス
あらすじ・解説
科学者のセスは記者のベロニカに開発中の物質転送装置を公開する。生物の転送実験で失敗が続くが、やがてセスは自らの体を転送することに成功。しかもその後、彼の体には驚異的な活力が備わる。セスは、転送装置に一匹のハエが紛れ込んでいたこと、そしてそれが転送後にセスの体と遺伝子レベルで融合したことを知る。彼の肉体はみるみる変化し、ついには惨たらしい姿に……!(映画.comより)
解説・おすすめポイント
主人公の博士とその恋人くらいと、世界観の視野がこじんまりとしていた前作に対し、大きく世界を広げた続編です。
子供の頃にテレビで見たのが初見だったのですが、よくまぁこれをテレビでやれたもんだなぁとしみじみ思うと同時に、古き良き時代ってあるんだなぁと『ザ・フライ2』で感じてしまいました。
カタルシスともバッドエンドとも取れる絶妙なエンディングがなかなかクセになる作品です。
詳細情報
- 原題:The Fly II
- 公開年:1989年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:105分
- 監督:クリス・ウェイラス
- 製作:スティーヴン・チャールズ・ジャフィ
- 撮影:ロビン・ビジョン
- 脚本:ミック・ギャリス
- 音楽:クリストファー・ヤング
- 出演:エリック・ストルツ
あらすじ
アリゾナ州の砂漠に隕石が墜落した。生物学者・イラと地質学者・ハリーは、現場で採取した不思議な液体から地球上には存在しないDNAを発見する。ノーベル賞級の発見と喜ぶ2人だったが、それは急速な進化を遂げる驚異の生命体だった。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
地球に墜落した隕石に未知の微生物が付着しており、彼らは驚くべき速さで進化を進め……。というのが物語の骨子。
テイスト次第ではかなりシリアスで深刻な空気を醸し出す作品になるかもしれませんが、今作ではコメディテイストを選択しており、どんな人でも見やすい仕上がりになっています。
まるで生物学の授業をハイスピードで見ているような感覚もあるので、ちょっとした勉強になるかも?
主演は『X-ファイル』のデヴィッド・ドュカブニーです。
詳細情報
- 原題:Evolution
- 公開年:2001年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:103分
- 監督:アイバン・ライトマン
- 製作:アイバン・ライトマン
- 撮影:マイケル・チャップマン
- 脚本:デビッド・ダイアモンド
- 音楽:ジョン・パウエル
- 出演:デヴィッド・ドゥカブニー、ジュリアン・ムーアン、オーランド・ジョーンズ
宇宙船・惑星が舞台のSF映画
あらすじ
謎の物体モノリスに影響を受けた猿人は、動物の骨を武器として使うことを覚える。場面は変わり人類が月に住むようになった時代、木星探査に向かうディスカバリー号で、人工知能を備えたコンピュータHAL9000に異変が起き、ボウマン船長は危機に見舞われる…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
現代でもリバイバル上映などが繰り返し行われているSF界のレジェンド的作品が、今作『2001年宇宙の旅』です。
映画をほとんど見たことない人でもタイトルくらいは必ず聞いたことがあるのではないでしょうか?
本作の特徴はなんといっても”わかりにくさ”です。
意味深なシーンが多いのにも関わらず、ナレーションやセリフなどでの説明が一切ないため考察が考察を呼び、次第に神格化されていったという経緯があります。
元々はわかりづらいシーンのほとんどにナレーションがついていたのですが、監督のスタンリー・キューブリックが公開直前に全て削除してしまったのです。
要するに意図的に”わかりづらく”作られていて、観客に考察させることで人々の脳裏に今作の印象を強く植え付けたという策略があったそうです。
つまり世間はまんまとキューブリックの術中にハマった、インセプション映画でもあるんですね。
詳細情報
- 原題:2001: A Space Odyssey
- 公開年:1968年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:140分
- 監督:スタンリー・キューブリック
- 製作:スタンリー・キューブリック
- 撮影:ジョン・リンドレー
- 脚本:スタンリー・キューブリック、アーサー・C・クラーク
- 音楽:アラン・ハチャトゥリアン、ジェルジ・リゲティ、ヨハン・シュトラウス、リヒャルト・シュトラウス
- 出演:ケア・デュリア、ゲイリー・ロックウッド
あらすじ
宇宙船・ディスカバリー号事件から9年。設計責任者のフロイド博士らは事故調査のためソ連の宇宙船で木星へ出発。無事ディスカバリーを再始動させ木星の調査を始めるが、異常現象に遭遇。そんななか、博士はディスカバリー号の船長の亡霊に危険を告げられ…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
『2001年宇宙の旅』の続編です。
ピーター・ハイアムズの自主制作映画と言っても過言ではないほど監督・制作・脚本・撮影までを兼任しています。
ある意味で『2001年宇宙の旅』のアンサー的作品として位置しており、『2001年』とセットで鑑賞したいところです。
一応、原案のキューブリックやアーサー・C・クラークには三部作的構想があるようですが、現段階では3作目制作の目処は立っておりません。
詳細情報
- 原題:2010
- 公開年:1984年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:116分
- 監督:ピーター・ハイアムズ
- 製作:ピーター・ハイアムズ
- 撮影:ピーター・ハイアムズ
- 脚本:ピーター・ハイアムズ
- 音楽:デビッド・シャイア
- 出演:ロイ・シャイダー、ジョン・リズゴー、ヘレン・ミレン
あらすじ・概要
宇宙空間を旅するロビンソン一家。彼らの任務は、滅亡の危機にひんした地球住民のため、新天地にコロニーを建設することだった。ところが、何者かの妨害工作により、一家はトラブルメーカーのロボットと共に宇宙空間で迷子になってしまう。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
1965年〜68年3シーズンに渡って人気を博した『宇宙家族ロビンソン』の映画化作品で、宇宙で迷子になってしまった天才一家を描いています。
出演者にはウィリアム・ハートやトム・クルーズの最初の奥さんミミ・ロジャース、『レオン』などで知られるゲイリー・オールドマン、『ギリーは首ったけ』などのヘザー・グレアムなど今並べてみると全員主演級という、”ちょい前の映画あるある”がよくキャストに反映されています。
宇宙を彷徨うことになってしまった天才一家の、ただただ迷子に喘いでいる様子を描いただけでなく、ミステリ・サスペンス要素も大きな比重を占めており、タイムパラドックス系が好きな人も楽しめる内容になっています。
さらにちょっとしたモンスター要素もあるので、ミステリが苦手な人も楽しめる作品です。
近年ではNETFLIXにてドラマ版がリブートされており、2021年には最終シーズンとしてのシーズン3が配信予定です。
詳細情報
- 原題:Lost in Space
- 公開年:1998年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:131分
- 監督:スティーヴン・ホプキンス
- 製作:マーク・ダブリュ・コッチ
- 撮影:ピーター・ペリー
- 脚本:アキヴァ・ゴールズマン
- 音楽:ブルース・ブロートン
- 出演:ウィリアム・ハート、ミミ・ロジャース、ゲイリ・オールドマン
『パッセンジャー』
配信中サービス
あらすじ・解説
20XX年、乗客5000人を乗せた豪華宇宙船アヴァロン号が、新たなる居住地を目指して地球を旅立ち、目的地の惑星に到着するまでの120年の間、乗客たちは冬眠装置で眠り続けていた。しかし、エンジニアのジムと作家のオーロラだけが予定よりも90年近く早く目覚めてしまう。絶望的で孤独な状況下で生き残る方法を模索するうちに、2人は惹かれ合っていくのだが……。(映画.comより)
解説・おすすめポイント
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のクリス・プラット、『X-MEN』シリーズのジェニファー・ローレンス主演で送る、巨大宇宙船を舞台としたSF作品です。
物語の骨子は人類移住計画の最中、不運な自己によってたった1人冷凍睡眠から目覚めてしまった男の人間性を問うものとなっています。
かなり物議を醸す内容で、主人公クリス・プラットの取った行動に賛否両論のある作品です。
明るいイメージが強力なクリス・プラットが主演だったことで何とか雰囲気を中和しているように感じます。
詳細情報
- 原題:Passengers
- 公開年:2016年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:116分
- 監督:モルテン・ティルドゥム
- 製作:ニール・H・モリッツ
- 撮影:ロドリゴ・プリエト
- 脚本:ジョン・スパイツ
- 音楽:トーマンス・ニューマン
- 出演:ジェニファー・ローレンス、クリス・プラット
あらすじ・解説
西暦2174年。地球滅亡寸前、限られた資源の争奪が頂点に達する。そこで人類は、地球と同じ環境の惑星タニスへの移住を計画を始める―。選ばれし者が搭乗した宇宙船エリジウムが旅立った。やがて、2人の飛行士が冷凍睡眠から目から覚ますと、誰もいない宇宙船に乗船していることに気づく。ミッションはおろか何故いるのか、自分達が何者なのかさえも記憶のない。彼らは何か手掛かりを求めて船内を捜索し始めるのだが――!!(amazonより)
解説・おすすめポイント
ポール・W・S・アンダーソン制作!!という文字列に一抹の不安を抱える一定数の人がいるであろう本作ですが、意外にもしっかりとしたミステリ・サスペンスSFとなっています。
宇宙船内という大きな密室の中で、記憶を失った男が、アンデッドにも似たおぞましい人型モンスターと鬼ごっこをするような映画です。
まだ売れる前のノーマン・リーダスが超モブっぽく出演していたりしますが、本作で注目すべきはなんといってもヒロインのアンチュ・トラウェちゃん!
公開当時から30歳前後なんで「ちゃん」なんて歳じゃないんですが、紛うことなきドイツ美人です。
スーパーマンのリブート作『マン・オブ・スティール』のファラオ役で出番が少ないながらも美女オーラを放っていたので、記憶に残っている人もいるかと思いますが、本作は彼女の出番がガッツリと設けられた作品でもあります。
詳細情報
- 原題:Pandorum
- 公開年:2009年
- 制作国:ドイツ・アメリカ合作
- 上映時間:108分
- 監督:クリスチャン・アルバート
- 製作:ポール・W・S・アンダーソン
- 撮影:ウェディゴ・フォン・シュルツエンドーフ
- 脚本:トラヴィス・ミロイ
- 音楽:ミヒル・ブリッチ
- 出演:ベン・フォスター、デニス・クエイド
あらすじ
エネルギー資源の枯渇が深刻化した近未来。各国の科学者たちが国際宇宙ステーションに集い、エネルギー危機を解決する新技術の実験に取り組んでいた。しかし、実験中のある事故により次元のずれが生じ、不可解な現象が次々と発生。科学者たちは異次元の恐ろしい現実を目の当たりにする。
(映画.comより)
解説・おすすめポイント
2008年から始まった『クローバーフィールド』シリーズの第3弾。
宇宙ステーションを舞台に「別次元」の神秘を映像化した作品です。
個人的に宇宙船や宇宙ステーションが舞台の映画が好きということもありますが、最初から最後までサスペンスフルであり、クローバーフィールドシリーズで最も楽しめた作品です。
本作のラストにはシリーズを繋ぐ──、とある重大な出来事が発生するためシリーズのファンや前2作『クローバーフィールド/HAKAISHA』『10クローバーフィールドレーン』を視聴済みの人にとっては外せない作品ですね。
詳細情報
- 原題:The Cloverfield Paradox
- 公開年:2018年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:102分
- 監督:ジュリアス・オナー
- 製作:J・J・エイブラムス、リンジー・ウェバー
- 撮影:ダン・ミンデル
- 脚本:オーレン・ウジミル
- 音楽:ベアー・マクレアリー
- 出演:ググ・バサ=ロー、デビッド・オイェロウォ
あらすじ・解説
コールドスリープによって500人の囚人を管理している脱獄不可能な宇宙の刑務所「MS-1」。だがある事件によって囚人たちが目覚め、さらに大統領の娘が人質にされてしまう。無実の罪で収監される予定だった元CIA・スノーは、彼女の救出を依頼されるのだが…。(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
ぶっ壊し王マイケル・ベイの傑作『ザ・ロック』をそのまま宇宙ステーションへ移植したような物語で、囚人たちに占拠されてしまった監獄宇宙ステーションに単身で乗り込むのは『メメント』などのガイ・ピアーズ。
アクションノリが良さそうな面と筋肉からは意外な気もしますが、ガイ・ピアーズを主演としたアクション映画ってほとんどなく代表的なものは本作くらいなんですよね。
実際は性格俳優みたいな立ち位置のガイ・ピアーズがゴリゴリのタフガイを演じている数少ない作品だと思います。
詳細情報
- 原題:Lockout
- 公開年:2012年
- 制作国:フランス
- 上映時間:95分
- 監督:スティーヴン・セイント・レジャー、ジェームズ・マザー
- 製作:リュック・ベッソン
- 撮影:ジェームズ・マザー
- 脚本:スティーヴン・セイント・レジャー、ジェームズ・マザー
- 音楽:アレクサンドル・アザリア
- 出演:ガイ・ピアース、マギー・グレイス
あらすじ・概要
ブラッド・ピット主演で贈る衝撃のスペース・アクション超大作!宇宙に消えた父の<謎>を解かなければ、人類は滅びる――。近い未来。ロイは地球外知的生命体の探求に人生を捧げた父を見て育ち、自身も同じ道を選ぶ。しかし、その父は探索に旅立ってから16年後、地球から43億キロ離れた太陽系の彼方で行方不明となってしまう。その後、エリート宇宙飛行士として活躍するロイに、軍上層部から「君の父親は生きている」という驚くべき事実がもたらされる。さらに、父が太陽系を滅ぼしかねない通称”リマ計画”に関わっているという。父の謎を追いかけて、ロイも宇宙へと旅立つが…。
(amazonより)
解説・おすすめポイント
ブラッド・ピットとトミー・リー・ジョーンズの共演のSFで、予告編のミステリアスな雰囲気がとても魅力的だったため、2019年にはかなり話題になった作品です。
しかし予告編の雰囲気と本編の雰囲気に若干乖離があったため、世間での評価は今ひとつ。
パズルのピースがはまるような謎解き要素は少なく、派手なアクションもほとんどありません。
本作を楽しむ重要なポイントは、『闇の奥』というジョセフ・コンラッドの有名な小説にあって、要するに「古来からある英雄譚をそのまま宇宙に運んだ作品」というちょっと大人向けな作品なんですね。
詳細情報
- 原題:Ad Astra
- 公開年:2019年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:123分
- 監督:ジェームズ・グレイ
- 製作:ブラッド・ピット
- 撮影:ホイテ・ヴァン・ホイテマ
- 脚本:ジェームズ・グレイ、イーサン・グロス
- 音楽:マックス・リヒター
- 出演:ブラッド・ピット、トミー・リー・ジョーンズ
あらすじ・概要
太陽滅亡の危機を、人類は救えるのか? 50年後の未来。地球上の全ての生命の源である太陽の活動が終焉を迎えようとしていた。人類に残された最後の望みは、太陽を再生させるための核爆弾を積んだ宇宙船”イカロス2号”。そこには船長のカネダをはじめ、男女8人のエキスパートが乗り込み、命がけのミッションに挑もうとしていた。太陽からの強大な熱を巨大なシールドで回避しながら慎重に太陽へと接近していくイカロス2号。やがて一行は、7年前に同じミッションに向かったまま消息を絶ったイカロス1号の救難信号を受信するが・・・。
(amazonより)
解説・おすすめポイント
『トレインスポッティング』や『28日後…』で有名監督の仲間入りを果たしたイギリスのダニー・ボイルが宇宙を舞台に描いたSF作品です。
地球が滅亡の危機に瀕した作品は数多く作られてきましたが、”太陽”が滅亡の危機に瀕した映画は本作くらいでしょう。
まぁ結局のところ太陽が死ねば地球も死ぬわけで、本作では太陽の蘇生を行うため、太陽の近くまで宇宙船で旅立ちます。
ほとんどの舞台を宇宙船内部とした『2001年宇宙の旅』系列のSF映画で、ダニー・ボイル味を感じる雰囲気ホラーもミックスされていることも特徴的です。
詳細情報
- 原題:Sunshine
- 公開年:2007年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:108分
- 監督:ダニー・ボイル
- 製作:アンドリュー・マクドナルド
- 撮影:アルウィン・カックラー
- 脚本:アレックス・ガーランド
- 音楽:ジョン・マーフィ
- 出演:キリアン・マーフィ、真田広之、ローズ・バーン
あらすじ
資源採掘のため、3年契約で月面の基地にたった1人で派遣された宇宙飛行士サム。機器の故障で家族との通信は不可能。相棒は1体のロボットだけ。そんな孤独な生活もあと2週間に迫ったある日、作業中に事故が発生。治療室で目覚めたサムは、衝撃の事実を知る!
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
『地球に落ちてきた男』を主演したデヴィッド・ボウイの息子ダンカン・ジョーンズの初となる長編監督作品が本作『月に囚われた男』というなんとも因果を感じざるを得ない作品です。
主演はサム・ロックウェルで、ほとんどのシーンはサム・ロックウェルだけという異色な展開で物語は進みます。
詳細情報
- 原題:Moon
- 公開年:2009年
- 制作国:イギリス
- 上映時間:97分
- 監督:ダンカン・ジョーンズ
- 製作:スチュアート・フェネガン、トルーディ・スタイラー
- 撮影:ゲイリー・ショー
- 脚本:ネイサン・パーカー
- 音楽:クリント・マンセル
- 出演:サム・ロックウェル、ケヴィン・スペイシー
あらすじ
2020年、初めて火星に降り立ったマーズ1号の乗務員たちは順調に探査を続けていた。ところが突然、彼らからの交信が途絶える。地球軌道上にいたマーズ2号の乗務員たちが救出に向かうが…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
『ミッション:インポッシブル』のブライアン・デ・パルマが手がけた火星探索モノのSF作品です。
NASAが全面協力したことで、リアルな火星の映像や宇宙船の描写が見所です。
主演は『CSI:マイアミ』や『フォレスト・ガンプ/一期一会』のゲイリー・シニーズや『ショーシャンクの空に』のティム・ロビンスです。
詳細情報
- 原題:Mission to Mars
- 公開年:2000年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:114分
- 監督:ブライアン・デ・パルマ
- 製作:トム・ジェイコブソン
- 撮影:スティーブン・H・ブラム
- 脚本:ジム・トーマス、ジョン・トーマス、グレアム・ヨスト
- 音楽:エンニオ・モリコーネ
- 出演:ゲイリー・シニーズ、ティム・ロビンス
あらすじ・概要
嵐に襲われて地球へ帰還した有人火星探査計画のクルーだが、そのうちの1人・ワトニーが取り残される。NASAに死亡したと断定されるなか、ワトニーは決死のサバイバルを敢行。やがて彼から生存を知らせる通信を受け取ったNASAは、救出作戦をスタートさせる。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
火星で一人ぼっちになってしまった男のサバイバルを描くのがマッド・デイモン主演の『オデッセイ』です。
多くのシーンがマッド・デイモン1人なので、意外に地味な作品ですが、”火星という環境でたった1人で生き抜く”という科学的考察が面白い作品です。
詳細情報
- 原題:The Martian
- 監督:リドリー・スコット
- 撮影:ダリウス・ウォルスキー
- 脚本:ドリュー・ゴダード
- 音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
- 出演:マット・デイモン、ジェシカ・チャステイン
あらすじ・解説
木星の第3衛星イオにある採鉱ステーション。苛酷な環境の僻地に保安官のオニールが妻と子供を連れて赴任する。その頃、ステーション内では不可解な自殺事件が急増。女医ラザラスの協力を得て調査にあたったオニールはまもなく危険な薬物の存在と、採掘事業の管理者シェパードのたくらみを知る。しかし真実を知りすぎたオニールを始末すべく、殺し屋たちが送り込まれ……。(映画.comより)
解説・おすすめポイント
ショーン・コネリー主演で贈る、木星に一番近い植民地衛星イオを舞台に繰り広げられるSFです。
鉱山採掘場として開拓された衛星で、採掘企業が運営している施設の保安官をショーン・コネリーが演じています。
採掘場で起きた謎の死の捜査をめぐり、巨大な陰謀にひきづり込まれていくことになっていきます。
詳細情報
- 原題:Outland
- 公開年:1981年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:109分
- 監督:ピーター・ハイアムズ
- 製作:リチャード・A・ロス
- 撮影:スティーブン・ゴールドブラッド
- 脚本:ピーター・ハイアムズ
- 音楽:ジェリー・ゴールドスミス
- 出演:ショーン・コネリー
AI・ロボットがテーマのSF映画
あらすじ
近未来。愛をインプットされた少年型ロボットのデイビッドは、ヘンリーとその妻モニカに養子として迎えられる。ところが夫妻の実子が不治の病から奇跡的に蘇生し、デイビッドは居場所を失う。モニカに愛されたい彼は、人間になる方法を求めて旅に出るが…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
スティーヴン・スピルバーグが手がけた近未来版『ピノキオ』と言えば、しっくりきますね。
主演は『シックス・センス』で絶大な人気を得た、ハーレイ・ジョエル・オスメント君で、助演にはジュード・ロウを迎えています。
スピルバーグが尊敬する巨匠、スタンリー・キューブリックの意思を継いだ作品とも言われており、本作に登場する異星人は当時の技術では映像化不可能だったため、キューブリックが諦めたビジュアルです。
キューブリックは異星人の映像化を諦めたため、『2001年宇宙の旅』にはモノリスが登場しました。
本作の公開日が2001年なことにも何か意思を感じますね。
詳細情報
- 原題:A.I. Artificial Intelligence
- 公開年:2001年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:146分
- 監督:スティーヴン・スピルバーグ
- 製作:スティーヴン・スピルバーグ、キャスリーン・ケネディ
- 撮影:ヤヌス・カミンスキー
- 脚本:スティーヴン・スピルバーグ
- 音楽:ジョン・ウィリアムズ
- 出演:ハーレイ・ジョエル・オスメント、ジュード・ロウ
あらすじ・解説
家事用ロボット・NDR114号は、アンドリューと名づけられ、幼いリトル・ミスと一緒に過ごしながら人間について学び続けた。やがてリトル・ミスは成長し、結婚して子供が生まれた。アンドリューはいつしか、人間になりたいと願うようになる。(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
心を持ったロボットを名優ロビン・ウィリアムスが演じた、おじさん版『ピノキオ』であり、おじさん版『A.I.』です。
お手伝いロボットとしてとある一家にやってきたNDR114号はアンドリューと名付けられ、日々家事をして家庭を助けますが、いつしか心を持ち人間になりたいと願うようになります。
感受性や創造性が芽生えていく表現が豊かでさすがロビン・ウィリアムズといったところ。
歳を取らない悲しみも表現されているように感じました。
原作は『アイ,ロボット』などロボットをテーマにした小説でおなじみのアイザック・アシモフです。
詳細情報
- 原題:Bicentennial Man
- 公開年:1999年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:131分
- 監督:クリス・コロンバス
- 製作:ウォルフガング・ペーターゼン
- 撮影:フィル・メヒュー
- 脚本:ニコラス・カザン
- 出演:ロビン・ウィリアムズ、サム・ニール
あらすじ
巨大検索エンジンを運営する企業でプログラマーとして働くケイレブ。人前には滅多に姿を現さないCEO・ネイサンの別荘に1週間滞在する機会を得た彼は、美しい女性型ロボット・エヴァに搭載された人工知能のテストに協力することになるが…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
人工知能を搭載した人間と瓜二つのロボットと、プログラマーが山奥の別荘で過ごす時間を描いたSFスリラーです。
AIは『リリーのすべて』や『トゥームレイダー ファースト・ミッション』などのアリシア・ヴィキャンデルが務め徐々に容姿が人間に近づいていく様はとにかく美しいです。
しかしその美しさの裏には……。
アリシア・ヴィキャンデルのAIと過ごすプログラマーに『アバウト・タイム』や『グッバイ・クリストファー・ロビン』のドーナル・グリーソンです。
詳細情報
- 原題:Ex Machina
- 公開年:2015年
- 制作国:イギリス
- 上映時間:108分
- 監督:アレックス・ガーランド
- 製作:アンドリュー・マクドナルド
- 撮影:ロブ・ハーディ
- 脚本:アレックス・ガーランド
- 音楽:ベン・サリスベリー
- 出演:ドーナル・グリーソン、アリシア・ヴィキャンデル、オスカー・アイザック
あらすじ・解説
人間とロボットが共存する2035年のシカゴ。ひとりの科学者が謎の死を遂げ、刑事デルは一体のロボットに疑念を抱いて捜査を進めるが……。(映画.comより)
解説・おすすめポイント
アメリカの作家、アイザック・アシモフの『わたしはロボット』を原作とした作品で、ロボット三原則が余りにも有名な作品です。
ロボット三原則とは
- 第一条:ロボットは人間に危害を加えてはならない。またその危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
- 第二条:ロボットは人間に与えられた命令に服従しなければならない。ただし与えられた命令が、第一条に反する場合は、この限りではない。
- 第三条:ロボットは、第一条及び第二条に反する恐れのないかぎり、自己を守らなければならない。
この三原則を守って人々の生活をロボットが豊かにしている近未来が舞台ですが、殺人事件が発生し、その容疑者がロボット──、というわけです。
事件を捜査する刑事を演じたのがウィル・スミスです。
詳細情報
- 原題:I, Robot
- 公開年:2004年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:115分
- 監督:アレックス・プロヤス
- 製作:ローレンス・マーク
- 撮影:サイモン・ダガン
- 脚本:ジェフ・ビンター、アキバ・ゴールズマン
- 原作:アイザック・アシモフ
- 音楽:マルコ・ベルトラミ
- 出演:ウィル・スミス、ブリジット・モイナハン
あらすじ・解説
ロボット同士が拳を競い合う“ロボット・ボクシング”が人気を博す近未来。活躍の場を失った元プロボクサーのチャーリーの元に、前妻との息子マックスがやって来る。二人は廃棄場で見つけた旧式ロボ“ATOM”と共に再び誇りを取り戻す闘いに挑むのだが…。(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
ロボット同士のボクシングが人気となり、人間のボクシングへ人々が興味を失った近未来で翻弄する元プロボクサーを『X-MEN』のウルヴァリンでお馴染みヒュー・ジャックマンが、その元妻を『LOST』や『アントマン&ワスプ』におけるワスプ役エヴァンジェリン・リリーが演じています。
ロボットに職を奪われるという未来予知的な意味で、目線の角度を変えるとホラーにも見えてきますが、基本的には家族愛を描いた心温まるストーリーです。
ロボット同士のボクシングや、登場するロボットにかなり個性があって、いちロボットボクシングの観客としてもかなり楽しめます。
セコンドとでもいうのか、ヒュー・ジャックマン的な目線で見ると、わかる人にはわかると思いますが一昔前に人気を博したTVゲーム『モンスターファーム』に似てる気がします笑
詳細情報
- 原題:Real Steel
- 公開年:2011年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:127分
- 監督:ショーン・レビ
- 製作:ドン・マーフィ
- 撮影:マウロ・フィオーレ
- 脚本:ジョン・ゲイティンズ
- 音楽:ダニー・エルフマン
- 出演:ヒュー・ジャックマン、エヴァンジェリン・リリー
あらすじ
2016年、南アフリカのヨハネスブルグ。エンジニアのディオンは開発した人工知能搭載ロボットともども、ストリートギャングに拉致されてしまう。次第に種を超えた絆を育むようになるチャッピーとギャングたちだったが、彼をめぐる思わぬ陰謀が動き出していく。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
『第9地区』『エリジウム』のニール・ブロムカンプ監督が再びヨハネスブルグを舞台にAIの成長を描いた作品です。
主演のAI”チャッピー”の声を演じたのは繰り返しブロムカンプ作品に登場し、学生時代からブロムカンプと親交のあるシャルト・コプリーです。
チャッピーの育ての親として出演したのは南アメリカ出身のラッパーグループ「ダイ・アントワード」のニンジャとヨーランディです。
ニンジャとヨーランディは共に本名で出演しています。
チャッピーの子供っぽさとは裏腹に元々は警察用のロボットとして作られた側面があるため、身体能力がむちゃくちゃ高くアクションSFとしても文句なしに楽しめます。
ヒュー・ジャックマンが珍しくちゃんとした悪役を演じている点にも注目してみてください。
詳細情報
- 原題:Chappie
- 公開年:2015年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:120分
- 監督:ニール・ブロムカンプ
- 製作:ニール・ブロムカンプ、サイモン・キンバーグ
- 撮影:トレント・オパロック
- 脚本:ニール・ブロムカンプ、テリー・タッチェル
- 音楽:ハンス・ジマー
- 出演:シャルト・コプリー、デブ・パテル、ヒュー・ジャックマン
あらすじ・概要
深海から突然出現した巨大生命体・KAIJU。人類は人型巨大兵器・イェーガーを開発してKAIJUに抵抗するが、徐々に劣勢に立たされていく。人類の滅亡が迫る中、元パイロット・ローリーや実戦経験のない新人・森マコたちは最後の作戦に打って出る。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
突如として海から現れた謎の巨大生命体”KAIJU”が現れ、人々を襲った。
人類は対KAIJU兵器として巨大な人型ロボット”イェーガー”を開発。
今、KAIJU対イェーガーの超巨大な死闘が始まる!
冒頭からイェーガーに乗り込み、出撃するまでのシークエンス、バックに流れるBGM。
その全てが、これでもかと言うほど男心をくすぐります!
真面目に考えたらロケットなど飛び道具を多用するであろうところ、メインのイェーガーは超肉弾戦向け。
KAIJUを完膚なきまでに殴り倒す様が凄まじく、タンカーを鉄パイプのように扱うおもいっきりの良さも最高です。
詳細情報
- 原題:Pacific Rim
- 監督:ギレルモ・デル・トロ
- 撮影:ギレルモ・ナヴァロ
- 脚本:トラヴィス・ビーチャム
- 音楽:ラミン・ジャヴァディ
- 出演:チャーリー・ハナム、菊池凛子
解説・おすすめポイント
まさか幼い頃に遊んでいたオモチャがハリウッドで映画化されるなど当時は夢にも思いませんでした。
当時第一報を聞いたときは「マジ?」「どうなるの?」と思ったことをよく覚えています。
絶対チープな映画になるだろうなと懐疑的な眼差しで公開をまっていたのですが、蓋をあえて見れば僕の想像を軽く凌駕する見応え最高なロボバトルアクション映画の最高峰でした。
当然ながら超人気作となり、現時点で6作に及ぶシリーズになりました。
残念ながら『最後の騎士王』の興行収入が芳しくなく、『ロストエイジ』から続く新三部作は一旦制作がストップしてしまっています。
長編シリーズ作品
あらすじ・解説
人間そっくりのロボットを用いて、さまざまな時代を再現したテーマパークを訪れたマーティンとブレイン。彼らは西部開拓時代を模した世界で、ロボット相手に殺人を行い、女たちと楽しい夜を過ごしていた。しかし施設内では、ロボットの機能不全が増加し…。(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
“ウエストワールド”と呼ばれるテーマパークを舞台にした作品で、パーク内にいる人型ロボットは殺そうが犯そうが何をしても自由な場所です。
ロボットたちは人間に反撃できないようプログラムされているので何をしても安全……というわけにはいかず、誤作動によって1人のガンマンロボットが反撃に出るというホラー的要素の高い作品です。
反撃にでるロボットガンマンは『荒野の七人』でリーガー格を演じたユル・ブリンナーが演じており、確実に『荒野の七人』を意識してのキャスティングでしょう。
詳細情報
- 原題:WestWorld
- 公開年:1973年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:88分
- 監督:マイケル・クライトン
- 製作:ポール・N・ラザルス3世
- 撮影:ジーン・ポリト
- 脚本:マイケル・クライトン
- 音楽:フレッド・カーリン
- 出演:ユル・ブリンナー
あらすじ・概要
2019年、酸性雨が降りしきるロサンゼルス。強靭な肉体と高い知能を持ち、人間と見分けがつかない人造人間〈レプリカント〉が人間を殺して逃亡する。警察に所属するレプリカント専門の捜査官〈ブレードランナー〉であるデッカードは追跡を開始するが…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
今ではSF映画の金字塔として数えられる名作ですが、意外にも公開当時は全く人気が出なかった作品です。
なぜ本作がここまでSF映画の代名詞と慣れた理由は、VHS時代の到来が大きく関係しており、映画はVHSのおかげでグッと自宅との距離感を縮めました。そのため繰り返し映画を見る人が爆発的に増え、「細かいところまでみると面白くね?」という感想の変化が起きたのです。
今となっては『エイリアン』と肩を並べるリドリー・スコットの代表作となりましたが、現在ざっと数えるだけでも5つのバージョンがありそれぞれ、
- 初期劇場公開版
- インターナショナル版
- USテレビ放送版
- ディレクターズ・カット版
- ファイナル・カット版
となっています。
こうなっている理由を一言で言えば、”リドスコのエゴ” なわけですが、それぞれの作品を比べてみると思いのほか別物で、編集の大切さを強く感じます。
そもそもどんな映画も複数バージョン存在することが常なので、このように分けて残してくれているだけでもありがたいシリーズな気がします。
詳細情報
- 原題:Blade Runner
- 公開年:1982年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:117分
- 監督:リドリー・スコット
- 製作:マイケル・ディーリー
- 撮影:ジョーダン・クローネンウェス
- 脚本:ハンプトン・ファンチャー、デヴィッド・ウェッブ・ピープルズ
- 音楽:バンゲリス
- 出演:ハリソン・フォード、ルドガー・ハウアー
あらすじ・概要
2049年、LA市警の捜査官・ブレードランナー「K」は捜査中に、人造人間 ・レプリカントの開発に力を注ぐウォレス社の巨大な陰謀を知る。その闇を暴く鍵となるのは、かつて優秀なブレードランナーで30年前に行方不明となったデッカードだった。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
1982年に公開されたリドリー・スコット監督による『ブレードランナー』の正統な続編で、ちょうど現実の時間と同じだけ映画の中の時間も進んでいます。
本作と前作『ブレードランナー』との間には、
- 『ブレードランナー ブラックアウト 2022』
- 『ブレードランナー2036:ネクサス・ドーン』
- 『ブレードランナー2048:ノーウェア・トゥ・ラン』
という3本の短編があり、割と今作に繋がってくる重要な短編なので、本作を鑑賞するよりも前に必ず鑑賞することをお勧めします。
詳細情報
- 原題:Blade Runner 2049
- 公開年:2017年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:163分
- 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
- 製作:アンドリュー・A・コソーブ
- 撮影:ロジャー・ディーキンス
- 脚本:ハンプトン・ファンチャー、マイケル・グリーン
- 音楽:ベンジャミン・ウォルフィッシュ、ハンス・ジマー
- 出演:ライアン・ゴズリング、ハリソン・フォード、アナ・デ・アルマス
解説・おすすめポイント
『トータル・リコール』や『スターシップ・トゥルーパーズ』などのポール・ヴァーホーベンが手がけたもう一つの名作SF──、それが今作『ロボコップ』です。
『ロボコップ』は『ターミーネーター』と並んで低予算で制作されながらも人気を獲得しシリーズ化された作品で、『ロボコップ』は『ロボコップ2』『ロボコップ3』と続き、2014年にはリブート版としての『ロボコップ』が制作されています。
SF映画にはしばしば『エイリアン』のウェイランド社、『ジュラシック・パーク』のインジェン社など架空のブラック企業が登場しますが、本作に登場するオムニ社も架空ブラック企業と肩を並べる一社として数えられるでしょう。
長編シリーズ作品
解説・おすすめポイント
ジェームズ・キャメロンとアーノルド・シュワルツェネッガーを一躍有名にしたシリーズで、今でも繰り返し最新作が制作されている作品です。
本作は数々の名セリフを生み出したことでも知られており、特に有名な「I’ll be back」は『ターミネーター』シリーズの枠を飛び出し、シュワルツェネッガーの決め台詞まで成長していきます。
そのため『ターミネーター』と全然関係のない作品──、とりわけ知事から復帰した最近の作品では映画会に復帰したことの暗喩としても「I’ll be back」が使われるようになりました。
長編シリーズ作品
近未来が舞台のSF映画
あらすじ
科学技術の進歩によりすべての人間の成長が25歳で止まり、そこから先は左腕に埋め込まれた体内時計「ボディ・クロック」が示す余命時間だけ生きることができる近未来。貧困層には余命時間が23時間しかない一方で、富裕層は永遠にも近い時間を手にする格差社会が生まれていた。ある日、ひとりの男から100年の時間を譲り受けた貧困層の青年ウィルは、その時間を使って富裕層が暮らす地域に潜入。大富豪の娘シルビアと出会い、時間監視局員(タイムキーパー)の追跡を受けながらも、時間に支配された世界の謎に迫っていく。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
時間=通貨という新しい発想のユートピア型ディストピアなSF作品です。
全ての人間の成長は25歳で止まり、それ以降は買った時間分生きることができ、時間を買い続ければ永遠に生きることができ、体に埋め込まれた時計「ボディ・クロック」が0を示せばその人の寿命はそこで終わります。
時間を変える富裕層にとっては永遠に生きられるユートピア、貧困層にとっては25歳前後で死んでしまう最悪なディストピアですね。
主演はミュージシャンとも名高いジャスティン・ティンバーレイクです。
詳細情報
- 原題:In Time
- 公開年:2011年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:109分
- 監督:アンドリュー・ニコル
- 製作:エリック・ニューマン、マーク・エイブラハム
- 撮影:ザック・ステーンバーグ
- 脚本:アンドリュー・ニコル
- 音楽:クレイグ・アームストロング
- 出演:ジャスティン・テンバーレイク、アマンダ・サイフリッド
あらすじ・概要
犯罪を起こす人物を予知能力者たちに割り出させ、犯行前に拘束する犯罪予防局。そのチーフを務めるジョンは、自分が殺人を犯すと予知され、仲間たちから追われるはめに。嫌疑を晴らそうとする中、彼は自分に仕掛けられた陰謀と黒幕の存在を感じ取っていく。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
『男たちの挽歌』『フェイス/オフ』『M:i-2』などアクション映画に定評のあるジョン・ウー監督が、『ブレードランナー』『トータル・リコール』『マイノリティ・リポート』など数々の傑作SF映画の原作者として知られるフィリップ・K・ディックの短編『報酬』を映画化した作品です。
ミステリー要素が高いため、ダンスのようなアクションシーンを得意とするジョン・ウー監督とは合わないような気もしますが、そこは原作者がフィリップ・K・ディックなため問題なく楽しめます。
むしろ大味アクションがディックの物語に味付けされたおかげで万人が楽しめる娯楽作に仕上がっている気がします。
詳細情報
- 原題:Minority Report
- 公開年:2002年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:145分
- 監督:スティーヴン・スピルバーグ
- 製作:ジェラルド・R・モーレン
- 撮影:ヤヌス・カミンスキー
- 脚本:スコット・フランク、ジョン・コーエン
- 原作:フィリップ・K・ディック
- 音楽:ジョン・ウィリアムズ
- 出演:トム・クルーズ、コリン・ファレル
あらすじ・解説
海に浮かぶ緑豊富な島で憧れの地・アイランド。この島を目の前に、海へ引きずりこまれる悪夢から目覚めたリンカーンを待っていたのは、普段と変わらぬ安全で快適だけれども退屈な1日。リンカーンはある日、施設内を探索するうちに恐るべき真実を知り…。(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
『スター・ウォーズ』のユアン・マクレガー、『ブラック・ウィドウ』のスカーレット・ヨハンソンで贈る、近未来を舞台としたディストピア映画です。
富裕層の人々は怪我や病気をした時のために、自分のドナーとしてクローン作っている近未来が舞台です。
クローンたちは自分たちがクローンであることも、ドナーという存在意義も知らず、地球のほとんどが住めなくなってしまったためとある施設で生活していると思い込んでいます。
一見、文明の発達した暮らしやすい世界に見えますが、搾取されるクローン目線で描かれるため感じ方はまさしくディストピアです。
監督は”ハリウッドの壊し屋”とも言われているマイケル・ベイです。
詳細情報
- 原題:The Island
- 公開年:2005年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:136分
- 監督:マイケル・ベイ
- 製作:ウォルター・F・パークス
- 撮影:マウロ・フィオーレ
- 脚本:カスピアン・トレッドウェル=オーウェン
- 音楽:スティーブ・ジャブロンスキー
- 出演:ユアン・マクレガー、スアーレット・ヨハンソン
あらすじ・解説
アメリカの海岸領域に拡大する“エリアX”。ここに足を踏み入れた調査隊が行方不明となるが、生物学者・レナの夫だけが辛くも帰還し昏睡状態となる。夫の身に何が起きたのか。レナは調査隊に志願し現地に赴くが、そこには想像を絶する光景が広がっていた。(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
日本にはNETFLIX限定配信としてやってきた、ナタリー・ポートマン主演のSFです。
突如として不可解な現象が起こる謎の領域「エリアX」が現れ、そこの調査へ向かうのが物語の骨子です。
「エリアX」の内部は突然変異によって独自の生態系が出来上がっており、不気味な景色や生き物たちがスリルを掻き立てます。
調査隊は全員女性で編成されているのも特徴的でした。
詳細情報
- 原題:Annihilation
- 公開年:2018年
- 制作国:イギリス・アメリカ合作
- 上映時間:115分
- 監督:アレックス・ガーランド
- 製作:スコット・ルーディン、アンドリュー・マクドナルド
- 撮影:ロブ・ハーディ
- 脚本:アレックス・ガーランド
- 音楽:ベン・サリスベリー
- 出演:ナタリー・ポートマン、ジェニファー・ジェイソン・リー、テッサ・トンプソン
あらすじ・解説
西暦2415年。外界から壁で隔離された都市・ブレーニャには病気も飢えもなかったが、独裁政治により思想の自由は失われていた。反政府組織の一員・イーオンは、組織の命令で独裁者・トレバーの命を狙う。だが、この都市にはある秘密が隠されていた。(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や『アトミック・ブロンド』のシャーリーズ・セロンがピッチピチのスーツでスパイダーマンのような身のこなしを見せつけた近未来SFです。
ユートピア型ディストピア近未来の典型で、富裕層はこの上なくユートピア、貧困層にとっては声に出せないディストピアという構図が特徴的です。
詳細情報
- 原題:Aeon Flux
- 公開年:2005年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:93分
- 監督:カリン・クサマ
- 製作:デビッド・ゲイル
- 撮影:スチュアート・ドライバーグ
- 脚本:フィル・ヘイ
- 出演:シャーリーズ・セロン、マートン・ソーカス
あらすじ
優秀な遺伝子を掛けあわせて生まれた「適正者」が支配する近未来。自然出産で生まれた「不適正者」のヴィンセントは、宇宙飛行士になる夢を叶えるため、「適正者」に偽装して宇宙局「ガタカ」に入社する。だが上司が何者かに殺され、ヴィンセントに容疑が…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
自分の遺伝子によって優劣が決まる近未来を描いたユートピア型ディストピア映画です。
優勢に割り振られた人にとってはユートピアですが、劣勢に割り振られた人にとってはディストピアですよね。
本作は劣勢遺伝子の持ち主として近未来を生きる1人の男を描きます。
宇宙飛行士になるため遺伝子を偽り、優勢の人々の中で身分を隠して生活するというのが物語の骨子です。
進みすぎた文明によって人間の優劣を機械的に判断される恐怖や、現代の階級社会を風刺しているようにも感じる作品です。
詳細情報
- 原題:Gattaca
- 公開年:1997年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:106分
- 監督:アンドリュー・ニコル
- 製作:ダニー・デビート、マイケル・シャンバーグ
- 撮影:スワボミール・イジャック
- 脚本:アンドリュー・ニコル
- 音楽:マイケル・ナイマン
- 出演:イーサン・ホーク、ユマ・サーマン、ジュード・ロウ
あらすじ
富裕層はスペース・コロニーに、貧困層は汚染された地球に暮らす近未来。工場の作業事故で致死量の放射を浴びたマックスは、あらゆる病気を完治する医療機器のあるコロニーへの潜入に挑む。だが、それを察知したコロニーの防衛長官が放つ傭兵たちに襲われる。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
『第9地区』で注目を集めたニール・ブロムカンプがマット・デイモンを主演に迎え、社会風刺をたっぷり交えて制作した近未来SFです。
ブロムカンプ作品は故郷のヨハネスブルクを舞台にしている点も特徴的。
繰り返し社会風刺を娯楽性の高いSFの中に梱包して映画を制作しており、今作では富裕層と貧困層の社会格差を色濃く反映しています。
個人的にはスチームパンクとはまた違う、ミリタリーと近未来の技術が融合した独特のメカが最高でした。
『第9地区』では弱々しかったシャルと・コプリーが屈強な暗殺者を演じていることにも注目してみてください。
詳細情報
- 原題:Elysium
- 公開年:2013年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:109分
- 監督:ニール・ブロムカンプ
- 製作:ビル・ブロック、ニール・ブロムカンプ、サイモン・キンバーグ
- 撮影:トレント・オパロック
- 脚本:ニール・ブロムカンプ
- 音楽:ライアン・エイモン
- 出演:マット・デイモン、ジョディ・フォスター
あらすじ
21世紀末、新種のウィルスが世界中に広がり、感染によって超人的な能力を身につけた「ファージ」たちと、彼らの存在に危機感を抱いた人間政府との間で激しい戦いがはじまる。ウィルスに感染したために夫と子どもを政府に奪われた女性ヴァイオレットは、政府が開発したという最終兵器を奪うべく立ちあがるが、その正体が9歳の少年だと知る。
(映画.comより)
解説・おすすめポイント
ミラ・ジョヴォヴィッチ主演で送る近未来SFアクション作品です。
『バイオハザード』などでアクションスターの座をほしいままにしたミラ・ジョヴォヴィッチが人気絶頂だったことを象徴するような作品で、本作は日本のクリエイターによってアニメ化されることになります。
こう振り返るとミラ・ジョヴォヴィッチは2000年代の女性アクションスターの道を切り開いたパイオニア的側面があるかもしれませんね。
この後、シャーリーズ・セロンやスカーレット・ヨハンソンへと女性アクションスターの座が引き継がれていくことになります。
詳細情報
- 原題:Ultraviolet
- 公開年:2006年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:87分
- 監督:カート・ウィマー
- 製作:ジョン・バルデッチ、ルーカス・フォスター
- 撮影:アーサー・ウォン、ジミー・ウォン
- 脚本:カート・ウィマー
- 音楽:クラウス・バデルト
- 出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ
あらすじ
1996年。凶悪犯フェニックスを捕らえるものの、数十人の人質を死なせたために彼と共に70年の冷凍刑を下された刑事スパルタン。だが2032年、解凍されたフェニックスが逃亡してしまう。凶行を繰り返す彼を倒すべく、警察はスパルタンも解凍して追跡させるが。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
無敵のスタローン刑事が、凶悪犯スナイプスにはめられ氷漬けの刑に。
そのまま長い間氷漬けにされ、いわば一方通行のタイムトラベルとして近未来を舞台にした映画です。
ステレオタイプで暴力的な2人の過去人が、暴力は全て淘汰されたユートピア型ディストピアで大暴れする快作です。
視聴者は当然ながら過去人の目線で映画を見るため、「おりこうさん」すぎる未来の社会にカウンターパンチを食らわす様がなんとも気持ち良かったりします。
ジョン・スパルタン(シルヴェスター・スタローン)とサイモン・フェニックス(ウェズリー・スナイプス)というアニメから飛び出してきたようなネーミングもクセになりますよ。
詳細情報
- 原題:Demolition Man
- 公開年:1993年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:104分
- 監督:マルコ・ブランビラ
- 製作:ジョエル・シルバー
- 撮影:アレックス・トムソン
- 脚本:ピーター・M・レンコブ
- 音楽:エリオット・ゴールデンサール
- 出演:シルヴェスター・スタローン、ウェズリー・スナイプス、サンドラ・ブロック
あらすじ
治安が悪化し、風俗の乱れた未来社会。少年ギャング団を率いて暴虐の限りを尽くしていたアレックスはある日、仲間の裏切りによって警察に逮捕されてしまう。刑務所に送られたアレックスは、やがて凶悪犯罪者の人格を改造する治療法の実験台となるが…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
『2001年宇宙の旅』のスタンリー・キューブリックが、アンソニー・バージェスの小説を、元に反逆時アレックスの残忍な性格から模範市民へ、そして再び残忍な性格へと戻っていく様をを近未来バージョンへ仕上げた作品です。
アレックスを演じたのはマルコム・マクダウェル。
アカデミー賞では作品賞を含む4部門にノミネートされました。
詳細情報
- 原題:A Clockwork Orange
- 公開年:1971年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:137分
- 監督:スタンリー・キューブリック
- 製作:スタンリー・キューブリック
- 撮影:ジョン・オルコット
- 脚本:スタンリー・キューブリック
- 音楽:ウェンディ・カーロス
- 出演:マルコム・マクダウェル
あらすじ
人類が繁殖能力を失った西暦2027年。エネルギー省の官僚・セオは、元妻のジュリアン率いる地下組織・FISHに拉致される。彼らの目的は政府の検問を通過できる通行証。迷いながらも協力を決心したセオは、人類存亡の鍵をめぐる争いに巻き込まれていく。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』で高評価を得たアルフォンソ・キュアロン監督によるSF超大作です。
子供の産まれなくなってしまい、ジワジワと人類滅亡へと歩みを進めていく未来を描いており、作り込まれた世界観と重厚なテーマが最高の作品です。
“子供”という「希望」「未来」を司る存在がいかに重要かを再確認させてくれると思います。
長回し風の映像表現もよくできていて、とりわけ車内におけるワンショット風シーンは必見です。
詳細情報
- 原題:Children of Men
- 公開年:2006年
- 制作国:イギリス・アメリカ合作
- 上映時間:109分
- 監督:アルフォンソ・キュアロン
- 製作:マーク・エイブラハム、エリック・ニューマン、ヒラリー・ショー
- 撮影:エマニュエル・ルベツキ
- 脚本:アルフォンソ・キュアロン、ティモシー・J・セクストン
- 音楽:ジョン・タブナー
- 出演:クライヴ・オーウェン、ジュリアン・ムーア
あらすじ
平凡な建築家のダグは、毎晩行ったこともない火星での悪夢に悩まされていた。思い詰めた彼は、人工的に旅の記憶を植え付けるリコール社で「火星で活躍する諜報員」の記憶を移植しようとする。しかし移植処置の途中、彼に封印されていた記憶が蘇り…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
フィリップ・K・ディックの短編小説を『ロボコップ』『スターシップ・トゥルーパーズ』のポール・ヴァーホーヴェンが映画化した作品。
火星という地球の”おとなりの惑星”で繰り広げられるサスペンスともミステリーとも呼べるストーリーや、独特のSF描写に衝撃を受けます。
とにかく衝撃という言葉が似合う映画で、とりわけ「ロボットタクシー運転手の恐怖」「変装用おばさんヘッドの恐怖」「宇宙空間で頭爆発の恐怖」という3つの恐怖は絶対に頭からはなれないことでしょう。
詳細情報
- 原題:Total Recall
- 公開年:1990年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:113分
- 監督:ポール・ヴァーホーヴェン
- 製作:バズ・フェイトシャンズ
- 撮影:ヨスト・バカーノ
- 脚本:ロナルド・シャセット
- 音楽:ジェリー・ゴールドスミス
- 出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、レイチェル・ティコティン
あらすじ
戦争の果てに環境が荒廃した近未来。工場労働者のダグラス・クエイドは、退屈な日々の生活に嫌気がさし、記憶を売買するリコール社を訪れる。しかし、クエイドが新しい記憶を植えつけられようとしたとき、突然、警官隊が襲来。クエイドは思わぬ戦闘能力を発揮し、その場を逃げ切る。やがてクエイドは、現在の自分が、記憶を上書きされてダグラス・クエイドという人物になっているだけだということを知り、自分の記憶のどこまでが本物なのか、すべてを疑いながら戦いに巻き込まれていく。
(映画.comより)
解説・おすすめポイント
ポール・ヴァーホーヴェン監督の『トータル・リコール』をリメイクする形で制作されたのが本作です。
記憶操作や、登場人物など大きな骨子はオリジナルの『トータル・リコール』とほぼ同じですが、火星という舞台から戦争で環境が荒廃した世界と大きな変更点があります。
主演はコリン・ファレル。共演にケイト・ベッキンセールとジェシカ・ビールが出演しています。
詳細情報
- 原題:Total Recall
- 公開年:1990年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:113分
- 監督:ポール・ヴァーホーヴェン
- 製作:バズ・フェイトシャンズ
- 撮影:ヨスト・バカーノ
- 脚本:ロナルド・シャセット
- 音楽:ジェリー・ゴールドスミス
- 出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、レイチェル・ティコティン
あらすじ・概要
クローン社会の恐怖を描く近未来アクション。監督は「トゥモロー・ネバー・ダイ」のロジャー・スポティスウッド。脚本はコーマック&マリアンヌ・ウィバリー夫妻。撮影は「プレタポルテ」のピエール・ミニョ。
(映画.comより)
解説・おすすめポイント
アーノルド・シュワルツェネッガー主演でクローンの恐怖を描いた近未来SFです。
『ターミネーター』以来、意外とSF映画への出演が多いのがシュワルツェネッガーで、『プレデター』でエイリアンと戦ったり、『トータル・リコール』では火星進出を果たし、『バットマン&ロビン ミスターフリーズの逆襲』では氷漬けになったりしています。
そんなシュワが今作で挑むのは自分自身。
突如として現れた自分のクローンに翻弄されていく様を描いています。プレデターよりも火星よりもバットマンよりも──、何よりも自分自身が強敵だったことでしょう。
詳細情報
- 原題:The Sixth Day
- 公開年:2000年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:124分
- 監督:ロジャー・スポティスウッド
- 製作:マイク・メダボイ
- 撮影:ピエール・ミニョー
- 脚本:コーマック・ウィバーリー、マリアンヌ・ウィバーリー
- 音楽:トレヴァー・ラビン
- 出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、ロバート・ヂュバル、マイケル・ルーカー
あらすじ・概要
2045年。人々は理想の人生を楽しめるVR世界・オアシスに没頭していた。ある日、オアシスの創設者が亡くなり、オアシスに眠る3つの謎を解いた者に全財産とオアシスを譲るという遺言が発表される。そして、オアシスでは莫大な遺産を懸けた争奪戦が始まるが…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
アーネスト・クラインの人気小説『ゲームウォーズ』を生ける伝説スティーヴン・スピルバーグが映画化したSFアクション映画です。
世界中の人々が没頭しているVR世界・オアシスの権利をめぐって、オアシス内に仕掛けられたクエストに挑戦するのが物語の骨子で、クエストは3つのイースター・エッグ(隠し要素)を見つけることで完了します。
映画自体がイースター・エッグを探し求める物語なのに、直接物語と関係のないイースター・エッグ(例えばハロー・キティやアイアン・ジャイアント、バットマンなど)が随所に散りばめられています。
いわば本作は、人気小説とVR技術の力を借りた”イースター・エッグを映画化した作品”だと言えるんじゃないかなと思います。
物語自体は単純明快な勧善懲悪に仕上げられている分、スピルバーグがニタニタ笑いながら隠したイースター・エッグは探しやすくできています。
本当に1ショット1ショットにイースター・エッグがあるので、画面の隅々までお楽しみください。
詳細情報
- 原題:Ready Player One
- 公開年:2018年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:140分
- 監督:スティーヴン・スピルバーグ
- 製作:ドナルド・デ・ライン
- 撮影:ヤヌス・カミンスキー
- 脚本:ザック・ペン、アーネスト・クライン
- 音楽:アラン・シルベストリ
- 出演:タイ・シェリダン、オリビア・クック、ベン・ネンデルソーン
あらすじ・概要
犯罪を起こす人物を予知能力者たちに割り出させ、犯行前に拘束する犯罪予防局。そのチーフを務めるジョンは、自分が殺人を犯すと予知され、仲間たちから追われるはめに。嫌疑を晴らそうとする中、彼は自分に仕掛けられた陰謀と黒幕の存在を感じ取っていく。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
フィリップ・K・ディックによる同名の短編小説を、映画界のレジェンドであるスティーヴン・スピルバーグがたっぷりとアクションシーンを味付けして映画化した「ミステリ × SF × アクション」と言った感じで文句なしに面白いです。
主演は我らがトム・クルーズ。助演には後に『トータル・リコール』のリメイクを演じることになるコリン・ファレル。
コリン・ファレルは本作で発掘され、翌年では最も主演で映画に出演した俳優となりました。
詳細情報
- 原題:Minority Report
- 公開年:2002年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:145分
- 監督:スティーヴン・スピルバーグ
- 製作:ジェラルド・R・モーレン
- 撮影:ヤヌス・カミンスキー
- 脚本:スコット・フランク、ジョン・コーエン
- 原作:フィリップ・K・ディック
- 音楽:ジョン・ウィリアムズ
- 出演:トム・クルーズ、コリン・ファレル
『未来世紀ブラジル』
配信中サービス
あらすじ・概要
20世紀のどこかの国。ダクトが張り巡らされた街では、爆弾テロが相次いでいた。そんな中、情報省のコンピューターがテロの容疑者「タトル」を「バトル」と打ち間違え、無実の男性バトルが強制連行されてしまう。その一部始終を目撃した上階の住人ジルは誤認逮捕だと訴えるが、取り合ってもらえない。情報省に務めるサムは、抗議にやって来たジルが近頃サムの夢の中に出てくる美女そっくりなことに気づく。ある日、自宅のダクトが故障し困り果てていたサムの前に、非合法の修理屋を名乗る男タトルが現れ……。
(映画.comより)
解説・おすすめポイント
『12モンキーズ』などで知られるテリー・ギリアム監督がブラックユーモアたっぷりに奇想天外なディストピア近未来を描いたカルト的人気を誇るSF作品です。
見ればわかりますが、まじでカルトです。
テリー・ギリアムが作るカルト的世界観には一貫してギリアムの精神が心配になるような”怖い”が共存しているんですよね。本作はまさしくそんなテリー・ギリアムの作家性がスパークしたような作品です。
うだつが上がらないが歩いているような男、ジョナサン・プライスがうだつの上がらない男を好演。
ジョナサン・プライスの逞しい甲冑姿はここでしか見れないでしょう。
詳細情報
- 原題:Brazil
- 公開年:1985年
- 制作国:イギリス
- 上映時間:142分
- 監督:テリー・ギリアム
- 製作:アーノン・ミルチャン
- 撮影:ロジャー・プラット
- 脚本:テリー・ギリアム、トム・ストッパード、チャールズ・マッケオン
- 音楽:マイケル・ケイメン
- 出演:ジョナサン・プライス、ロバート・デ・ニーロ
あらすじ・解説
近未来、巨大企業ユニオン社が製造する高価な人工臓器によって、人類はかつてない長寿を得ていた。しかし人工臓器のローン返済が不可能になると、ユニオン社の「レポゼッション・メン(レポメン)」が容赦なくその臓器を回収(レポ)する。まさに彼らは合法的な殺し屋だった。(amazonより)
解説・おすすめポイント
ジュード・ロウがガチガチのアクションに挑んだ、人工臓器の発展によって人間の寿命が飛躍的に伸びた近未来を描いています。
ただその人工臓器の価格というのが問題で、貧しい人はその代金を支払うことができません。
人工臓器の料金を支払えない人々は、臓器を”借りている”状態となり支払い起源が過ぎると「レポメン」と呼ばれる取立て屋が容赦無く臓器を回収しにきて、取り立てられた人は生きるための臓器を持っていかれるのでその場で命を落とします。
さながら「レポメン」とは合法的な殺し屋であり、人工臓器は時限爆弾として機能しているユートピアの皮をかぶったディストピアというのが本作のカラーです。
主演のジュード・ロウは「レポメン」として生計を立てる人物でしたが、事故によって人工臓器を埋め込まれてしまい立場は一変、「レポメン」に終われる側に追い込まれます。
ジュード・ロウを追うのは、「レポメン」時代の相棒フォレスト・ウィテカーです。
詳細情報
- 原題:Repo Men
- 公開年:2010年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:111分
- 監督:ミゲル・サポクニック
- 製作:メアリー・パレント
- 撮影:エンリケ・シャディアック
- 脚本:エリック・ガルシア
- 出演:ジュード・ロウ、フォレスト・ウィテカー
ポストアポカリプスがテーマのSF映画
解説・おすすめポイント
キアヌ・リーヴスが銃弾を避ける姿があまりにも衝撃的で、当時あらゆるメディアにオマージュされていた記憶があります。
上記のような映像はバレットタイムと呼ばれ、本作以降、多くのSFやアクション映画の手本となりました。
派手なアクションや今生きている世界が仮想現実という斬新な設定に目が向きがちですが、実は聖書をなぞっている物語な点も面白いところです。
コロナ禍の影響で公開は先延ばしにされていますが、続編である『マトリックス4』も制作中です。
長編シリーズ作品
あらすじ・解説
大規模な戦争により、文明が崩壊した世界を西へと歩き続ける男イーライ。「ウォーカー」と呼ばれる彼は30年間、世界でたった1冊だけ残る本を運んでいた。そんな彼の前に、世界を支配するためにその本を手に入れたい独裁者カーネギーが立ちはだかる。(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
あらゆる文明が崩壊した世界が舞台の近未来SFです。
サブジャンル的には「ポストアポカリプス」と呼ばれる、あからさまに文明が崩壊した世界が特徴的です。
アクション性が高く、スピード感あふれる戦闘描写を見るだけでも楽しめます。
盲目の男が主人公なので、”座頭市感”があったりします。
詳細情報
- 原題:The Book of Eli
- 公開年:2010年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:118分
- 監督:アルバート・ヒューズ、アレン・ヒューズ
- 製作:ジョエル・シルバー
- 撮影:ドン・バージェス
- 脚本:ゲイリー・ウィッター
- 音楽:アティカス・ロス
- 出演:デンゼル・ワシントン、ゲイリー・オールドマン、ミラ・クニス
あらすじ・解説
環境破壊の末に海で覆われた未来世界。人類はアトールと呼ばれる浮遊都市の上で生き延びていた。ある日、一匹狼の男・マリナーが謎の少女・エノーラと義母のヘレンの住むアトールにやってくる。3人は凶悪な海賊集団・スモーカーズとの戦いに巻き込まれ…。(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
『マッドマックス』や『ザ・ウォーカー』と同じようにサブジャンルは「ポストアポカリプス」に該当します。
前述した2作やほとんどの「ポストアポカリプス」が砂漠のような世界が舞台となっているのに対し、本作は地球上のほとんどが水没してしまった世界を舞台にしている点が面白いところです。
主演は『ダンス・ウィズ・ウルブズ』などのケビン・コスナー。
本作のクライマックスシーンは、「ユニバーサル・スタジオ」および「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」で大人気ショーとしても見ることができます。
詳細情報
- 原題:Waterworld
- 公開年:1995年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:135分
- 監督:ケビン・レイノルズ
- 製作:チャールズ・ゴードン
- 撮影:ディーン・セムラー
- 脚本:ピーター・ボイル
- 音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
- 出演:ケビン・コスナー、デニス・ホッパー
あらすじ
2077年、地球はエイリアンの攻撃によって全壊。生き残った人類はほかの惑星へ移住したが、ジャックはひとり残って監視を続けていた。ある日彼は、墜落した宇宙船で眠る美女・ジュリアを発見する。目覚めたジュリアは、なぜかジャックの名を口にして…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
一昔前の白を基調とした未来を描いたSFっぽさを醸し出しつつ、目を凝らすと『マッドマックス』や『ザ・ウォーカー』などの地球が荒廃した後の世界を描いた「ポストアポカリプス」というサブジャンルに身を寄せる作品です。
白く鮮麗な美術とは対照的に、滅んだ文明の背景のギャップが目を引く作品です。
詳細情報
- 原題:Oblivion
- 公開年:2013年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:124分
- 監督:ジョセフ・コジンスキー
- 製作:ピーター・チャーニン、ディラン・クラーク
- 撮影:クラウディオ・ミランダ
- 脚本:ジョセフ・コジンスキー
- 音楽:アンソニー・ゴンザレス
- 出演:トム・クルーズ、オルガ・キュリレンコ
あらすじ
2035年、かつて人類を滅亡の危機に追い詰めた感染ウイルスが再び猛威を振るい始める。緊急対策を練る政府は、ウイルスに侵された街で奇跡的に生き延びている生存者の存在を知り、そこに抗ウイルス剤があると考え、そこに1人の女戦士を送り込む。
(映画.comより)
解説・おすすめポイント
『インヴィジブル』でケビン・ベーコンに裸を覗かれていたローナ・ミトラを主演に迎えたポストアポカリプス作品です。
ポストアポカリプスとはいえ、今作の荒廃した世界は限定的でウイルスに侵され隔離された地区のみ世紀末な世界観を映し出しています。
隔離された地区に住む人々のビジュアルは、『マッドマックス2』から『北斗の拳』に伝わり、『北斗の拳』から今作に落とし込んだような、まごうことなきモヒカンヒャッハーなキャラクターです。
『北斗の拳』からポストアポカリプスの魅力に取り憑かれた人にとって、敵キャラのビジュアルがこの上なく刺さる作品だと思います。
詳細情報
- 原題:Doomsday
- 公開年:2008年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:110分
- 監督:ニール・マーシャル
- 製作:スティーブン・ポール、ベネディクト・カーヴァー
- 撮影:サム・マッカーディ
- 脚本:ニール・マーシャル
- 音楽:タイラー・ベイツ
- 出演:ローナ・ミトラ、マルコム・マクダウェル
あらすじ
核戦争で荒廃した未来社会。厳しい取り締まりを行う完璧な法の番人ドレッドは、伝説のジャッジと称されていた。ところがある日、身に覚えのない殺人罪に問われたドレッドには終身刑が宣告され…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
警察と司法を兼ね備えた”ジャッジ”と呼ばれるエリート集団が治安を守っている近未来を舞台にスタローン扮する伝説のジャッジ、ドレッドが大暴れする物語です。
世間的評価はあまり良くないですが、個人的には推したい作品。
半ば暴力的に治安が維持されているため、パッと見はわかりませんが実は『マッドマックス』のようなポストアポカリプス映画としても楽しめます。
原作はジョン・ワグナーの人気コミック。2012年にはカール・アーバン主演でリメイクされています。
詳細情報
- 原題:Judge Dredd
- 公開年:1999年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:102分
- 監督:ダニー・キャノン
- 製作:チャールズ・M・リピンコット
- 撮影:エイドリアン・ビドル
- 脚本:ウゥリアム・ウィッシャー、スティーブン・E・デ・スーザ
- 音楽:アラン・シルベストリ
- 出演:シルヴェスター・スタローン、アーマンド・アサンテ、ダイアン・レイン
あらすじ
時は未来。荒廃したアメリカでは政府も国家も消え、警察官であり裁判官、そして刑執行の権限が与えられている集団“ジャッジ”が唯一秩序を守っていた。その頂点に立つ男・ドレッドは、新人・アンダーソンと共に、ママ一味が支配する高層ビルに向かうが…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
95年にシルヴェスター・スタローン主演でジョン・ワグナーの人気コミックを映画化した『ジャッジ・ドレッド』を『ロード・オブ・ザ・リング』『DOOM』『ザ・ボーイズ』などのカール・アーバン主演でリブートした作品。
なんと今作でカール・アーバンは顔出し無しで出演しています。
厳密には”鼻”と”口”はオープンになっているのですが、顔の下半身からほとばしるカール・アーバン臭は消すことができず、わかる人にはわかるビジュアルになっています。
占拠されたビルを鎮圧するために現場に赴いた数時間の出来事を描いており、『ダイハード』や『ザ・レイド』のSF版といったところ。こういった数時間の出来事を描いた作品では世界観に広がりを許さないため、SF初心者でも見やすい作りになっていることが特徴的です。
敵役には『ゲーム・オブ・スローンズ』で最高のプレイヤーを演じ切ったレナ・へディです。
詳細情報
- 原題:Dredd
- 公開年:2012年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:95分
- 監督:ピート・トラヴィス
- 製作:アンドリュー・マクドナルド
- 撮影:アンソニ・ドッド・マントル
- 脚本:アレックス・ガーランド
- 音楽:ポール・レナード=モーガン
- 出演:カール・アーバン、オリヴィア・サールビー、レナ・ヘディ
あらすじ・概要
2014年7月1日、地球温暖化を防ぐため化学薬品が撒かれた結果、地球は新たな氷河期に突入。それから17年後の2031年。人類が暮らす列車“スノーピアサー”で、上流階級の人間に奴隷のように扱われていた後方列車の人々が革命を起こす。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
韓国のスピルバーグと呼ばれ、『パラサイト 半地下の家族』で史上初のアジアからアカデミー作品賞を受賞したポン・ジュノ監督がハリウッドへ本格的に片足を突っ込んだ作品です。
荒廃した世界が舞台となるので、『マッドマックス』や『ザ・ウォーカー』と同じポストアポカリプス映画にカテゴリされますが、荒廃の仕方がまさかの氷漬け。
外気に触れると一瞬で氷漬けになるため、生き残った人々は常に走りながら世界を一周する列車の中で暮らしています。
この列車のなかに構築された社会が特徴的で、先頭の車両から順番に地位、名誉、富といった階級が徐々に下がっていき一番後ろの車両に暮らす人々はど底辺の生活の中で生きています。
つまり列車の構造そのものがカースト制を表現しており、縦社会そのものを表しているんですね。
詳細情報
- 原題:Snowpiercer
- 公開年:2013年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:125分
- 監督:ポン・ジュノ
- 製作:パク・チャヌク、イ・テフン
- 撮影:ホン・ギョンピョ
- 脚本:ポン・ジュノ、ケリー・マウターソン
- 音楽:マルコ・ベルトラミ
- 出演:クリス・エヴァンス、ソン・ガンホ、ティルダ・スィントン
タイムパラドックス・タイムトラベルがテーマの映画
解説・おすすめポイント
もはや説明不要なSF映画の金字塔。
マイケル・J・フォックス演じる高校生のマーティが過去へ未来へ、キング・オブ・タイムマシン”デロリアン”に乗り込んで縦横無尽に走り抜けるタイムパラドックスSFムービーです。
まだみたことがない人は、1作目から3作目までを1つの映画だということを念頭にいれて、一気に見ていただきたい。そんな作品です。
どの作品も自体背景が違うだけで、登場人物たちの立ち位置は変わらず、前後の時代で彼らの関係性がリンクしている──、いわば伏線を映画化したようなシリーズです。
毎回見る度に新しい発見ができる、スルメ映画でもあるため寿命間際で見ちまって後悔しないよう、できるだけ若い時に見て、死ぬまで繰り返し鑑賞しましょう!
長編シリーズ作品
あらすじ・概要
亡き父の作業場からタイムマシンを見つけ出した高校生デイビッドと仲間たち。過去に戻って宝くじを当てたり、イジメっ子への復讐を果たすが、そうした行為が暴動や飛行機の墜落事故などを招く原因となってしまう。やがて、仲間の体にも異変が生じるように…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
天才なオタク高校生がタイムマシンを完成させ、その力を高校生らしい視点で利用していくうちに取り返しのつかない状況に追いやられていく様を描いたPOVのSF映画です。
どうやらSFと青春モノは相性がいいらしく『クロニクル』も同じようなPOVでした。
というのは誰しもが子供の頃、一度は描いたことのあるような夢がサイエンスフィクションの力によってスクリーン越しに実現するからで、まさに本作はそんなティーンエイジの心を捉えた作品でしょう。
最終的にはサスペンスフルな展開に色味を変えていきますが、序盤は「もし僕がタイムマシンを手に入れたら」の映像化といった感じで、夢が実現した気持ちになることができます。
詳細情報
- 原題:Project Almanac
- 公開年:2015年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:106分
- 監督:ディーン・イズラライト
- 製作:マイケル・ベイ
- 撮影:マシュー・ロイド
- 出演:ジョニー・ウェストン、ソフィア・ブラック=デリア
あらすじ・概要
連続爆弾魔の脅威にさらされている1970年のニューヨーク。青年ジョンは訪れた場末のバーのバーテンダーに自らの身の上を打ち明けていた。するとバーテンダーも自らが時空警察であることを告白し、元恋人への復讐を望むジョンの手助けをすると言い出す。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
『スターシップ・トゥルーパーズ』の原作『宇宙の戦士』など多くのSF小説を生み出したロバート・A・ハインラインの短編『輪廻の蛇』を映画化した、オーストラリアが放つタイムトラベル系ミステリ・サスペンスSFです。
連続爆弾魔を追ってイーサン・ホークが時空を旅する様を描いています。
もちろんミステリ・サスペンスもののSFとして十二分に面白いのですが、なんといっても今作で注目すべきはサラ・スヌーク!
ネタバレを避けるために詳しいことはかけませんが、ぜひサラ・スヌークに注目しご鑑賞ください!
詳細情報
- 原題:Predestination
- 公開年:2014年
- 制作国:オーストラリア
- 上映時間:97分
- 監督:マイケル・スピエリッグ、ピーター・スペリッグ
- 製作:パディ・マクドナルド、ティム・マクガハン
- 撮影:ベン・ノット
- 脚本:マイケル・スピエリッグ、ピーター・スペリッグ
- 音楽:ピーター・スピエリッグ
- 出演:イーサン・ホーク、サラ・スヌーク、ノア・テイラー
あらすじ・概要
2044年。犯罪組織が2074年からタイムマシンで送り込んだ者を撃ち殺す処刑人“ルーパー”として生きるジョー。送られてきた新たな標的に狙いを定めるが、その人物は30年後の自分だった。逃げ出した未来の自分を追ううちに、彼は自身の思わぬ宿命を知っていく。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
『スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』で大爆死したライアン・ジョンソン監督の……というと聞こえは悪いですが、ライアン・ジョンソン監督が大きな評価を得たタイムトラベル系のSF作品です。
タイムマシンで30年後から送られてくる標的を殺すことで生計を立てていた殺し屋「ルーパー」ことジョーの前に老いた自分が現れたことがことの始まり。
ヤング・ジョーを『インセプション』のジョセフ・ゴードン=レヴィットが、オールド・ジョーをアクション映画のレジェンド、『ダイ・ハード』などのブルース・ウィリスが演じています。
詳細情報
- 原題:Looper
- 公開年:2012年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:118分
- 監督:ライアン・ジョンソン
- 製作:ラム・バークマン
- 撮影:スティーヴ・イェドリン
- 脚本:ライアン・ジョンソン
- 音楽:ネイサン・ジョンソン
- 出演:ブルース・ウィリス、ジョセフ・ゴードン=レヴィット
あらすじ
乗客全員が死亡した列車爆破事件。その犯人を捕らえるべく、政府の極秘任務として爆破前の被害者の“意識”に送り込まれたスティーヴンス大尉。彼は‹死の8分前›を何度も体験するうち、乗客のクリスティーナを救いたいと考えはじめるが…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
列車事故までの8分間を何度も描いたタイムループものです。
監督は『月に囚われた男』のダンカン・ジョーンズで、公開当時「映画好きほどだまされる」というキャッチコピーで話題になりました。
「映画好きほど」なのかどうかは置いておいて、確かに秀逸なオチであることは間違いなく、高い満足度を得ることができる作品です。
主演は『ナイトクローラー』などのジェイク・ギレンホール、助演に『ミッション:インポッシブル』のミシェル・モナハン、『ワイルド・バレット』や『死霊館』シリーズ、『ゴジラ・キング・オブ・モンスターズ』のヴェラ・ファーミガです。(ヴェラ・ファーミガ最高!)
詳細情報
- 原題:Source Code
- 公開年:2011年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:114分
- 監督:ダンカン・ジョーンズ
- 製作:マーク・ゴードン
- 撮影:ドン・バージェス
- 脚本:ベン・リプリー
- 音楽:クリス・ベーコン
- 出演:ジェイク・ギレンホール、ミシェル・モナハン、ヴェラ・ファーミガ
あらすじ・概要
ダークナイト」3部作や「インセプション」「インターステラー」など数々の話題作を送り出してきた鬼才クリストファー・ノーラン監督によるオリジナル脚本のアクションサスペンス超大作。「現在から未来に進む“時間のルール”から脱出する」というミッションを課せられた主人公が、第3次世界大戦に伴う人類滅亡の危機に立ち向かう姿を描く。
(映画.comより)
解説・おすすめポイント
『ダークナイト』や『インターステラー』で今や時代を代表する映画監督となったクリストファー・ノーラン監督の、最!新!SF作品です。
《時間が逆行する》という本作のテーマが、本作の理解を何回にしていますが、ノーランが定めた《逆行のルール》さえ押さえれば存外難しいことはなく、難解の皮さえはいでしまえば、中から出てくるのは骨太スパイ映画です!
何度も観ることで、細かい発見や新しい楽しさを見出せる作品です。
詳細情報
- 原題:TENET
- 監督:クリストファー・ノーラン
- 撮影:ホイデ・ヴァン・ホイテマ
- 脚本:クリストファー・ノーラン
- 音楽:ルドウィグ・ゴランソン
- 出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン、ロバート・パティンソン
あらすじ
タイムトラベルが可能になった2055年、大手旅行代理店タイム・サファリ社は、白亜紀で恐竜狩りをするツアーを売り出して人気を博していた。そんな中、ツアー中のちょっとしたトラブルにより、6500万年分の進化の波が現代に押し寄せ始める。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
タイムトラベルを題材にしたSFで、VFXはぶっちゃけ当時にしてもチープさを感じてしまいます。
しかしタイムトラベルによるトラブル(不覚にも韻を踏みました)の斬新な解釈は必見。
タイムパラドックスは科学的に証明できないからこそ、作家によってあらゆる解釈を生み出します。
どんな解釈でも説得力や斬新さがあれば興味を惹きつけ映画的に魅せる力を持っていると思います。
今作はそんな斬新さの力が備わっている作品です。
詳細情報
- 原題:A Sound of Thunder
- 公開年:2004年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:102分
- 監督:ピーター・ハイアムズ
- 製作:ハワード・ボールドウィン
- 撮影:ピーター・ハイアムズ
- 脚本:トーマス・ディーン・ドネリー、ジョシュア・オッペンハイマー、グレッグ・ポイリアー
- 原作:レイ・ブラッドベリ
- 音楽:ニック・グレニー=スミス
- 出演:エドワード・バーンズ、キャサリン・マコーマック、ベン・キングスレー
あらすじ
1849年、南太平洋。奴隷売買目的で航海に出た青年ユーイングは、良心の呵責に苛まれて葛藤。そんな彼を、悪徳医師グースが狙う。1936年のスコットランド。ユーイングの航海日誌を読む作曲家志望のフロビシャーは、天才作曲家の下で曲作りに苦悩していた…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
『マトリックス』のウォシャウスキー姉妹が過去、現在──、そして未来を通し6つのストーリーを1つの映画にまとめた壮大な物語です。
全く異なる物語のオムニバス映画なのに、縦の線で繋がっているというなんとも不思議な骨子が最大の特徴で、主演のトム・ハンクスを含めた多くの俳優たちは時空を超えて善人にも悪人にもその姿を変えていきます。
まさに輪廻転生をモチーフにした映画と言えるでしょう。
詳細情報
- 原題:Cloud Atlas
- 公開年:2012年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:172分
- 監督:ラナ・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー、トム・ティクバ
- 製作:グラント・ヒル
- 撮影:ジョン・トール、フランク・グリーベ
- 脚本:ラナ・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー、トム・ティクバ
- 原作:デビッド・ミッチェル
- 音楽:トム・ティクバ、ジョニー・クリメック、ラインホルト・ハイル
- 出演:トム・ハンクス、ハル・ベリー
あらすじ
1996年に発生した謎のウイルスにより全人類の約99%が死滅した未来。地下に住んでいた人間たちは原因を探るため、“12モンキーズ”という謎の言葉を手掛かりに1人の囚人を過去へ送り出す。しかし、彼が送られたのは事件が起きる6年前の世界だった。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
謎のウイルスの発生源を突き止めるため、1人の囚人が過去へタイムトラベルするのが物語の骨子となっています。
ほとんどがタイムトラベル先(視聴者目線だと現代)で物語が展開するため、SFというよりもサスペンス・ミステリ味が高いかもしれません。
次第に真相へ近づいていく感覚は一級品のサスペンス・ミステリ映画として間違いなく、見終わった後の満足感は保証します。
ブラッド・ピットの怪演っぷりも一見の価値ありです。
詳細情報
- 原題:12 Monkeys
- 公開年:1995年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:130分
- 監督:テリー・ギリアム
- 製作:チャールズ・ローベン
- 撮影:ロジャー・プラット
- 脚本:デビッド・ピープルズ、ジャネット・ピープルズ
- 音楽:ポール・バックマスター
- 出演:ブルース・ウィリス
『タイムライン』
配信中サービス
あらすじ
量子力学を用いて時間移動を可能にした装置で、考古学教授が中世の英仏百年戦争時代へ。しかし彼は帰還せず、その息子と教え子たちが同時代に彼を捜索に行き、野蛮な中世の戦闘に巻き込まれる。
(映画.comより)
解説・おすすめポイント
『スーパーマン』『マーヴェリック』『リーサル・ウェポン』など誰もが楽しめるようなテイストの作品を多く生み出した巨匠リチャード・ドナーによるタイムトラベルSFです。
主演は惜しくも若くして亡くなったポール・ウォーカーで、中世にタイムトラベルしてしまったっきり現代に戻れなくなった若者たちを描きます。
過去と現代が同時に進行する脚本を駆使したミステリー要素もあり、楽しめます。
詳細情報
- 原題:Timeline
- 公開年:2003年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:116分
- 監督:リチャード・ドナー
- 製作:リチャード・ドナー、ローレン・シュラー・ドナー
- 撮影:キャレブ・デシャネル
- 脚本:ジェフ・マグワイア、ジョーシ・ノルフィ
- 原作:マイケル・クライトン
- 音楽:ブライアン・タイラー
- 出演:ポール・ウォーカー、ジェラルド・バトラー
あらすじ
1890年代のニューヨーク。大学教授のアレクサンダーは、婚約者のエマを暴漢に殺されてしまった。彼女を救いたいがために、彼は時間を飛び超える機械・タイムマシンを発明する。彼女が死ぬ日に戻るも、エマの運命は変えられないことを知ってしまい…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
SF作家のレジェンドH・G・ウェルズ原作によるタイムトラベル系SF作品です。
主演は『メメント』や『プロメテウス』などのガイ・ピアースです。
詳細情報
- 原題:The Time Machine
- 公開年:2002年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:96分
- 監督:サイモン・ウェルズ
- 製作:ウォルター・F・パークス、デビッド・バルデス
- 撮影:ドナルド・マカルパイン
- 脚本:ジョン・ローガン
- 原作:H・G・ウェルズ
- 音楽:クラウス・バデルト
- 出演:ガイ・ピアース、ジェレミー・アイアンズ
現代が舞台のSF映画
あらすじ・解説
ある研究所で、元パイロットのタックを乗せた探査艇をミクロ化、ウサギの体内に注射する実験が行われようとしていた。だがその時、研究を狙うスパイが乱入。探査艇は通りがかりの青年に注射されてしまう。制限時間は24時間。タックは無事に脱出できるのか…?(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
宇宙に飛び立つSFもあれば、地中の奥深くへ潜っていくSFもありますが、体の中に入っていくSFはそう多くはありません。
本作はミクロに縮む宇宙船のような乗り物に乗り込み、人間の体の中を探検するサンペンスフルなSF映画です。
監督は『グレムリン』などのジョー・ダンテであるかつ、80年代独特の雰囲気のため細かいことは気にしない、コミカルな仕上がりになっています。
同じようなSF──、というより本作の先輩的なポジションに位置する『ミクロ決死圏』(66)があります。
詳細情報
- 原題:Innner Space
- 公開年:1987年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:119分
- 監督:ジョー・ダンテ
- 製作:マイケル・フィネル
- 脚本:ジェフリー・ボーム、チップ・プローザー
- 撮影:アンドリュー・ラズロ
- 音楽:ジェリー・ゴールドスミス
- 出演:デニス・クエイド、メグ・ライアン
あらすじ・解説
他人の脳にある意識を植え付ける、“インセプション”の依頼を受けたコブ。彼は、人の潜在意識に侵入できる産業スパイとして一流の腕を持っていた。自身の犯罪記録抹消と引き換えに危険なミッションに挑むことになったコブは、スペシャルチームを結集する。(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
21世紀を代表するSF映画の巨匠クリストファー・ノーラン監督による”夢を操る集団”を描いたSFです。
当時は”夢がテーマのSF”ということで、「本当に面白いのか?」と半信半疑でしたし、クリストファー・ノーランのことについても『メメント』や『ダークナイト』で認知していたくらいの監督なので、ぶっちゃけあまり期待していませんでした。
しかし蓋を開けてみたら語彙を全力で崩壊させて言葉にしますが、むちゃくちゃ面白かったです。
ノーラン作品の醍醐味は「設定の勝利」といったところでよく見ると細々したシーンに爪の甘さや荒さが見えてきたりするのですが、それらを完全に覆い隠すくらい、ノーランが定めた設定(ルール)が面白いことだと思います。
その点で言えば、本作は最&高と言わざるを得ません。
詳細情報
- 原題:Inception
- 公開年:2010年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:148分
- 監督:クリストファー・ノーラン
- 製作:エマ・トーマス、クリストファー・ノーラン
- 撮影:ウォーリー・フィスター
- 脚本:クリストファー・ノーラン
- 音楽:ハンス・ジマー
- 出演:レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙
あらすじ・解説
ある日、宇宙に地球と瓜二つの惑星が出現し、世間の注目を集める。17歳でMITに合格し、前途洋洋だった少女ローダは、夜空に浮かぶ惑星に気を取られ、その不注意が原因で交通事故を起こてしまう。妊婦と幼い子どもを死なせてしまったローダは刑務所に入り、4年の月日が流れる。刑期を終えたローダは謝罪のため被害者家族の男性ジョンを訪れるが、思わず身元を偽ってしまい、そのままジョンと交流を深めていく。一方、謎の惑星は現在の地球と同じ人間が住む「もうひとつの地球」であることが判明。ローダはその惑星に向かう第一陣のメンバーに選ばれるが……。(映画.comより)
解説・おすすめポイント
ある日突然もうひとつの地球が上空に出現し、向こう側にも自分そっくりの人物が生活しているという超SF的な舞台を背景に、非常に道徳心に問いかけるような物語が展開されるという、満を辞しておすすめしたい1本です。
物語のほとんどは前途洋々だった女性が交通事故の加害者になってしまい、自分の犯した罪に苦しんでいる葛藤と再生の兆しを描いたドラマです。
なんですが、ふとした瞬間の夜空には月から見たような地球が浮かんでいたりと、生活の一部に溶け込むようにSFが混在している不思議な雰囲気を持った作品です。
さらにもう一つの地球は、物語のテーマを支えるようにキチンと物語に絡んでくるので抜け目がありません。
地味で展開がスローな映画ですが、とにかくおすすめの作品です。
詳細情報
- 原題:Another Earth
- 公開年:2011年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:93分
- 監督:マイク・ケイヒル
- 製作:ハンター・グレイ、マイク・ケイヒル、ブリット・マーリング
- 撮影:マイク・ケイヒル
- 脚本:マイク・ケイヒル、ブリット・マーリング
- 出演:ブリット・マーリング
あらすじ
事故を起こしてシェルターで意識を取り戻したミシェルは、巨漢のハワード、腕をケガしたエメットという見知らぬ男2人と共同生活を送ることに。ハワードに恐怖を抱くミシェルはある日、シェルターからの脱出を試みるが、扉の向こうには驚きの光景が…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
2008年に公開された『クローバーフィールド/HAKAISHA』と同じ世界線を描いた作品で、前作の大規模なスケールから一変、ほとんどの時間を地下のシェルターというシチュエーションスリラーのようなテイストに変更されています。
主人公の女性は未知の生物の攻撃によって気絶してしまい、とある男に助けられ地下シェルターで目覚めます。
訳がわからないまま地上に出れない状況だと聞かされ地下シェルターで男と生活を始めますが、次第に男が狂気じみてきて……。
洗練されたっ恐怖と劇的な結末によって手に汗にぎりっぱなしの作品です。
詳細情報
- 原題:10 Cloverfield Lane
- 公開年:2016年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:104分
- 監督:ダン・トラクテンバーグ
- 製作:J・J・エイブラムス、リンジー・ウェバー
- 撮影:ジェフ・カッター
- 脚本:ジョシュ・キャンベル、マット・ストゥーケン、デイミアン・チャゼル
- 音楽:ベアー・マクレアリー
- 出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ジョン・グッドマン
あらすじ
ボストンでペースメーカー使用者32名が同時に突然死する。鳥の異常行動などの怪現象も世界各地で相次ぎ、地球物理学者のキーズ博士は、地球のコアの回転停止が原因だと突き止める。それは、地球が磁場を失い、太陽光線の直撃で焼失することを意味していた。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
『アルマゲドン』が人類の知恵を絞って宇宙へ飛び立ったのなら、今作『ザ・コア』は人類の知恵を絞って地中奥深くへと掘り進んでいきます。
なぜなら地球のコアが回転することをやめてしまい、このままでは人類滅亡待ったなしだから!
地中を掘り進んだ後は、マントルを抜けてコアまで進んでいくという”超トンデモ映画”ですが、この”トンデモ感”こそすごく映画的だなぁと個人的には思います。
なんつったって地球のコアやマントルの中なんか、映画以外に体感することはできませんからね。
詳細情報
- 原題:The Core
- 公開年:2003年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:134分
- 監督:ジョン・アミエル
- 製作:クーパー・レイン、デビッド・フォスター、ショーン・ベイリー
- 撮影:ジョン・リンドレー
- 脚本:クーパー・レイン、ジョン・ロジャース
- 音楽:クリストファー・ヤング
- 出演:アーロン・エッカート、ヒラリー・スワンク
あらすじ
平凡で退屈な日常生活を送る3人の高校生アンドリュー、マット、スティーブは、ある日、特殊な能力に目覚める。手を触れずに女子のスカートをめくったり、雲の上まで飛んでアメフトをしたり、3人は手に入れた力を使って刺激的な遊びに夢中になっていく。しかし、そんなある時、あおってきた後続車両にいら立ったアンドリューが力を使って事故にあわせたことから、3人は次第に自らの力に翻弄され、事態は予期せぬ方向へと発展していく。
(映画.comより)
解説・おすすめポイント
ひょんなことから超能力を手にした三人組の繁栄と衰退をPOV形式で描いたSF作品です。
初めはイタズラごとに超能力を使い、子供のころの夢を叶えたような男の子にとって夢あふれる映画となっていますが、次第に力に翻弄され精神的に制御できなくなっていく様がなんともリアルに描写されています。
POV形式が魅せる真実味と、絶対ありえない非現実感が見事に融合した傑作です。
主演は『アメイジングスパイダーマン2』のデイン・デハーン、今では『クリード』や『ブラックパンサー』など数々の話題作に出演するマイケル・B・ジョーダンです。
詳細情報
- 原題:Chronicle
- 公開年:2012年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:84分
- 監督:ジョシュ・トランク
- 製作:ジョン・デイビス、アダム・シュローダー
- 撮影:マシュー・ジェンセン
- 脚本:マックス・ランディス
- 音楽:アンドレア・フォン・フォースター
- 出演:デイン・デハーン、マイケル・B・ジョーダン
あらすじ
MITの学生・ニック、ジョナ、ヘイリーは、大学のPCにハッキングしてきた謎のハッカーを追ってネバダを訪れる。ある廃墟を捜索していると、何者かによって拉致され、政府の隔離施設に監禁されてしまった。逃げ出そうとするも、彼らの身体に異変が起こり…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
MITの学生が「地球外生命体と接触した」「何かに感染している」という理由で何者かに拉致監禁されてしまうソリッドシチュエーションスリラー味のかるSF作品です。
ほとんどの時間を隔離された施設で過ごすことになりますが、ラストは「そうきたか」と思わされる、これまでありそうでなかったオチがなかなか面白いです。
それにしても気味の悪い人物をローレンス・フィッシューバーンに演じさせるとなかなか味が出て良いですね。
詳細情報
- 原題:The Signal
- 公開年:2014年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:97分
- 監督:ウィリアム・ユーバンク
- 製作:ブライアン・カバナー=ジョーンズ
- 撮影:ブライアン・バーダン
- 脚本:ウィリアム・ユーバンク、カーライル・ユーバンク
- 音楽:ニマ・ファクララ
- 出演:ブレンストン・スウェイツ、ローレンス・フィッシュバーン
あらすじ
ンコム社のフリンは、自ら開発したゲームのデータを同僚のデリンジャーに盗まれてしまう。フリンは盗作の証拠をつかむため、友人の力を借りてエンコム社のコンピュータにアクセスしようとするが、物質転送機によってコンピュータ内部に送り込まれて…。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
コンピュータ・グラフィックスが初めて全面的に映画に利用された点で意義の高い作品で、さしずめ映画における産業革命の夜明け前といったところでしょう。(産業革命は本作から約10年後の『ジュラシック・パーク』で成し遂げられます)
本作よりも前の映画作品や小説などで、「現実世界から本の世界に迷い込んでしまうファンタジー(例えば『不思議の国のアリス』など)」は存在していましたが、本作は「現実から異世界へ」というテーマをファンタジーからSFへ置き換えた作品です。
主演は『キングスマン ゴールデン・サークル』などのジェフ・ブリッジスです。
詳細情報
- 原題:Tron
- 公開年:1982年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:96分
- 監督:スティーブン・リズバーガー
- 製作:ブライアン・カバナー=ジョーンズ
- 撮影:ブルース・ローガン
- 脚本:スティーブン・リズバーガー
- 音楽:ウェンディ・カーロス
- 出演:ジェフ・ブリッジス
あらすじ
デジタル業界のカリスマ、ケヴィン・フリンが失踪してから20年。消息不明の父から謎のメッセージを受けたサムは、父が創造したコンピューターの世界に偶然入り込んでしまう。ダフト・パンクが音楽を手掛ける。
(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
1982年に公開され、初のコンピュター・グラフィックスを導入したSF作品として話題にも映画史的にも大きな意義を持つ『トロン』の続編として30年越しに制作された作品です。
今作は『アバター』などに少々遅れは取ったものの2010年代のトレンド”3D”作品として公開されています。
映画の中で流れる時間も現実と同様に約30年経過してる点が特徴的です。
前作と同様にジェフ・ブリッジスが出演しており、主演にはジェフ・ブリッジスの息子役として『トロイ』や『オン・ザ・ロード』などのギャレット・ヘドランドが出演しています。
監督のジョセフ・コジンスキーは『トロン』公開当時8歳。VHSなどで本作の魅力に触れ、30年後の続編を制作したことが窺えますね。
詳細情報
- 原題:Tron
- 公開年:2010年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:125分
- 監督:ジョセフ・コジンスキー
- 製作:ショーン・ベイリー、ジェフリー・シルバー
- 撮影:クラウディオ・ミランダ
- 脚本:エディ・キッツィス、アダム・ホロウィッツ
- 音楽:ダフト・パンク
- 出演:ジェフ・ブリッジス、ギャレット・ヘドランド
『ミクロの決死圏』
配信中サービス
あらすじ・概要
アメリカ亡命の直後に襲撃され脳内出血となり、外科手術が不可能となった要人を救うため、米政府は医療チームを潜水艦ごとミクロ化し、体内に送り込んで手術する作戦を決行する。だが、脳外科医、循環器専門医、潜水艦艦長、諜報員ら5人のチームは60分以内に患部を探し出し、手術を完了しなければならなかった……。
(映画.comより)
解説・おすすめポイント
原題の『Fantastic Voyage』の名に相応しく、まさしく幻想的な船の旅を体験できる作品です。
なんつっても旅先は人間の体の中!90年代にジョー・ダンテ監督がメガホンをぶん回した『インナー・スペース』のベースになっている作品ですね。
『インナー・スペース』は事故によって人間の体の中に入ってしまったことによって、スラップスティック味のあるコメディ映画の片棒を担ぐ作品であり、体の中と外の双方で物語が展開されました。
今作は治療のために自ら体の中に潜入したことから根本的に物語の骨子が違います。
体の中を旅する目的がある分、映像の力点は体内に置かれ、『インナー・スペース』よりも体感的になっているかなと思います。
詳細情報
- 原題:Fantastic Voyage
- 公開年:1966年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:100分
- 監督:リチャード・フライシャー
- 製作:ソウル・デビッド
- 撮影:アーネスト・ラズロ
- 脚本:ハリー・クライナー、デビッド・ダンカン
- 音楽:レナード・ローゼンマン
- 出演:スティーヴン・ボイド、ラクエル・ウェルチ
あらすじ・解説
幼い頃に父が奇妙な事故死を遂げた町に戻って来たマックスは、自分ではコントロールできない謎のエネルギーを体から放つようになってしまう。その力が手に負えなくなったある日、彼の前に現れた地球外生命体・スティールがマックスと一体化し…。(U-NEXTより)
解説・おすすめポイント
小説発やコミック発、テレビアニメ発の実写化SF映画は数多く存在しますが、フィギア発となると本作くらいでしょう。
本作はアメリカで人気のアクションフィギア、「マックス・スティール」の実写化映画作品で、その道のギーグにとって歓喜な作品。『アイアンマン』のスマッシュヒットあっての映画化でしょうね。
日本版ポスターは見るからに『アイアンマン』に寄せられている気がします。
少し目を凝らすとマリア・ベロやアンディ・ガルシアなど一線で活躍する俳優も参加しています。
詳細情報
- 原題:Max Steel
- 公開年:2016年
- 制作国:アメリカ
- 上映時間:92分
- 監督:スチュワート・ヘンドラー
- 製作:ジュリア・ピスター、ビル・オダウド
- 撮影:ブレット・ポウラク
- 脚本:クリストファー・ヨスト
- 出演:ベン・ウィンチェル、マリア・ベロ、アンディ・ガルシア
公開年表
タイトル | 公開年 | サブジャンル |
『2001年宇宙の旅』 | 1968年 | 宇宙船内 |
『猿の惑星』 | 1968年 | ポストアポカリプス |
『続・猿の惑星』 | 1970年 | ポストアポカリプス |
『新・猿の惑星』 | 1971年 | タイムパラドックス |
『時計仕掛けのオレンジ』 | 1971年 | 近未来 |
『猿の惑星・征服』 | 1972年 | |
『最後の猿の惑星』 | 1973年 | ポストアポカリプス |
『ウエストワールド』 | 1973年 | ロボット |
『スターウォーズ エピソード4/新たなる希望』 | 1977年 | スペースオペラ |
『スター・トレック』 | 1979年 | スペースオペラ |
『エイリアン』 | 1979年 | モンスター |
『スターウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』 | 1980年 | スペースオペラ |
『アウトランド』 | 1981年 | 異星居住 |
『スター・トレックⅡ カーンの逆襲』 | 1982年 | スペースオペラ |
『トロン』 | 1982年 | |
『E.T.』 | 1982年 | 異星人 |
『スターウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』 | 1983年 | スペースオペラ |
『スター・トレックⅢ ミスター・スポックを探せ!』 | 1984年 | スペースオペラ |
『ターミネーター』 | 1984年 | ロボット |
『2010』 | 1984年 | |
『スター・トレックⅣ 故郷への長い道』 | 1986年 | スペースオペラ |
『エイリアン2』 | 1986年 | モンスター |
『インナー・スペース』 | 1987年 | 空想科学 |
『スター・トレックⅤ 新たなる未知へ』 | 1989年 | スペースオペラ |
『トータルリコール』 | 1990年 | |
『スター・トレックⅥ 未知の世界』 | 1991年 | スペースオペラ |
『ターミネーター2』 | 1991年 | ロボット |
『エイリアン3』 | 1992年 | モンスター |
『デモリッションマン』 | 1993年 | 近未来 |
『ジェネレーションズ』 | 1994年 | スペースオペラ |
『スターゲイト』 | 1994年 | スペースオペラ |
『スピーシーズ』 | 1995年 | モンスター |
『12モンキーズ』 | 1995年 | ミステリー |
『ウォーターワールド』 | 1995年 | ポストアポカリプス |
『コンタクト』 | 1997年 | SFドラマ |
『フィフス・エレメント』 | 1997年 | スペースオペラ |
『ガタカ』 | 1997年 | 近未来 |
『ファーストコンタクト』 | 1996年 | スペースオペラ |
『インデペンデンス・デイ』 | 1996年 | 異星人 |
『エイリアン4』 | 1997年 | モンスター |
『スターシップ・トゥルーパーズ』 | 1997年 | スペースオペラ |
『メン・イン・ブラック』 | 1997年 | 異星人 |
『スター・トレック 叛乱』 | 1998年 | スペースオペラ |
『スピーシーズ2』 | 1998年 | モンスター |
『スターウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』 | 1999年 | スペースオペラ |
『アンドリュー NDR114』 | 1999年 | SFドラマ |
『ピッチブラック』 | 2000年 | モンスター |
『ミッション・トゥ・マーズ』 | 2000年 | |
『エボリューション』 | 2001年 | モンスター |
『A.I.』 | 2001年 | SFドラマ |
『メン・イン・ブラック』 | 2002年 | 異星人 |
『ネメシス/S.T.X』 | 2002年 | スペースオペラ |
『タイムマシン』 | 2002年 | タイムパラドックス |
『スターウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』 | 2002年 | スペースオペラ |
『ターミネーター3』 | 2003年 | ロボット |
『ザ・コア』 | 2003年 | |
『タイムライン』 | 2003年 | タイムパラドックス |
『スピーシーズ3』 | 2004年 | モンスター |
『スターシップ・トゥルーパーズ2』 | 2004年 | スペースオペラ |
『サウンド・オブ・サンダー』 | 2004年 | タイムパラドックス |
『リディック』 | 2004年 | スペースオペラ |
『アイ,ロボット』 | 2004年 | 近未来 |
『アイランド』 | 2005年 | 近未来 |
『銀河ヒッチハイク・ガイド』 | 2005年 | スペースオペラ |
『スターウォーズ エピソード3/シスの復讐』 | 2005年 | スペースオペラ |
『ドゥーム』 | 2005年 | モンスター |
『宇宙戦争』 | 2005年 | 異星人 |
『イーオン・フラックス』 | 2005年 | 近未来 |
『スピーシーズ4』 | 2007年 | モンスター |
『ウルトラヴァイオレット』 | 2007年 | 近未来 |
『トランスフォーマー』 | 2007年 | ロボット |
『トゥモローワールド』 | 2006年 | 近未来 |
『スターシップ・トゥルーパーズ3』 | 2008年 | スペースオペラ |
『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』 | 2008年 | スペースオペラ |
『地球が静止する日』 | 2008年 | 異星人 |
『クローバーフィールド/HAKAISHA』 | 2008年 | POV |
『ドゥームズデイ』 | 2008年 | ポストアポカリプス |
『アバター』 | 2009年 | スペースオペラ |
『トランスフォーマー/リベンジ』 | 2009年 | ロボット |
『スター・トレック』 | 2009年 | スペースオペラ |
『第9地区』 | 2009年 | 異星人 |
『月に囚われた男』 | 2009年 | 異星居住 |
『ターミネーター4』 | 2009年 | ポストアポカリプス |
『ザ・ウォーカー』 | 2010年 | ポストアポカリプス |
『トロン:レガシー』 | 2010年 | |
『インセプション』 | 2010年 | 空想科学 |
『ミッション:8ミニッツ』 | 2011年 | タイムパラドックス |
『アナザー・プラネット』 | 2011年 | SFドラマ |
『アタック・ザ・ブロック』 | 2011年 | 異星人 |
『タイム』 | 2011年 | 近未来 |
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』 | 2011年 | ロボット |
『世界侵略:ロサンゼルス決戦』 | 2011年 | 異星人 |
『宇宙人ポール』 | 2011年 | 異星人 |
『猿の惑星:創世記』 | 2011年 | 空想科学 |
『メン・イン・ブラック3』 | 2012年 | 異星人 |
『クラウドアトラス』 | 2012年 | SFドラマ |
『トータルリコール』 | 2012年 | |
『スターシップ・トゥルーパーズ インベイション』 | 2012年 | 宇宙船内 |
『クロニクル』 | 2012年 | POV |
『プロメテウス』 | 2012年 | モンスター |
『エイリアン・バスターズ』 | 2012年 | 異星人 |
『パシフィック・リム』 | 2013年 | ロボット |
『スター・トレック イントゥ・ダークネス』 | 2013年 | スペースオペラ |
『オブリビオン』 | 2013年 | ポストアポカリプス |
『エリジウム』 | 2013年 | 近未来 |
『シグナル』 | 2014年 | サスペンス |
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』 | 2014年 | スペースオペラ |
『トランスフォーマー/ロストエイジ』 | 2014年 | ロボット |
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』 | 2014年 | タイムパラドックス |
『猿の惑星:新世紀』 | 2014年 | ポストアポカリプス |
『チャッピー』 | 2015年 | ロボット |
『ジュピター』 | 2015年 | スペースオペラ |
『エクス・マキナ』 | 2015年 | ロボット |
『スターウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』 | 2015年 | スペースオペラ |
『ターミネーター:新起動/ジェニシス』 | 2015年 | ロボット |
『ピクセル』 | 2015年 | 異星人 |
『10クローバーフィールド・レーン』 | 2016年 | |
『メッセージ』 | 2016年 | 異星人 |
『パッセンジャー』 | 2016年 | 宇宙船内 |
『スター・トレック BEYOND』 | 2016年 | スペースオペラ |
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』 | 2016年 | スペースオペラ |
『オデッセイ』 | 2016年 | 異星居住 |
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2』 | 2017年 | スペースオペラ |
『猿の惑星:聖戦記』 | 2017年 | ポストアポカリプス |
『スターウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』 | 2017年 | スペースオペラ |
『ヴァレリアン 千惑星の救世主』 | 2017年 | スペースオペラ |
『トランスフォーマー/最後の騎士王』 | 2017年 | ロボット |
『エイリアン:コヴェナント』 | 2017年 | モンスター |
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』 | 2018年 | スペースオペラ |
『アナイアレイション 全滅領域』 | 2018年 | ミステリー |
『バンブルビー』 | 2018年 | ロボット |
『スターシップ・トゥルーパーズ レッドプラネッド』 | 2018年 | スペースオペラ |
『クローバーフィールド・パラドックス』 | 2018年 | 宇宙船内 |
『メン・イン・ブラック:インターナショナル』 | 2019年 | 伊勢人 |
『スターウォーズ エピソード9/スカイウォーカーの夜明け』 | 2019年 | スペースオペラ |
『ターミネーター:ニュー・フェイト』 | 2019年 | ロボット |